2008年12月31日に放送された

第59回NHK紅白歌合戦を視聴した。

今回は世代交代の多かった紅白となったけれど、

出場歌手を減らした事で曲を

ジックリ楽しめる紅白にもなったし、

全体的には最後まで飽きる事の

なかった紅白となりました。
今回はミスチルの初出場だけで

十分過ぎるほどのメンバーが登場し、

ハロープロジェクトがいなくなった事で

歌の質は昨年以上に上がった。

もちろんお笑い枠もあったものの

それは人気で勝ち取った紅白なので

これは異論はないところだ。

という事で毎年恒例の個人的に注目する

歌手のレビューをしたいと思います。

浜崎あゆみ

一時は出場が危ぶまれたけれど

右手首をガッチリ固定して出場してきました。

今年は「Mirrorcle World」を歌ったけれど、

本来なら実績的にもあゆが紅組のトリを務める

時代が来てほしいと個人的には思っております。

GIRL NEXT DOOR

avexの総力を挙げたアーティストでしたので、

avexの力によって出場したという印象ですが、

個人的にはあまり印象に残らなかったんですよね。

来年以降コンスタントにヒット曲を飛ばせるのか?

そこが注目ですね。

藤岡藤巻と大橋のぞみ

スタジオジブリ作品として出場した

藤岡藤巻と大橋のぞみですが、

事実上日本テレビ関連作品として考えれば

NHKも時代が変わったな

という瞬間だったのかもしれません。

あれだけ他局の作品を前面にして

演出した今年の紅白を象徴するシーンでした。

各歌手がジブリ作品を歌ったのは実に良かったです。

東方神起

今日韓で絶大な人気を誇る彼らですが、

韓国でも紅白に出場する事は障害もなく、

隣の国としてさらに距離が縮まっていけば

と思うんですけれどね。

良い曲に国境はありませんから・・・

Aqua Timez

仲間由紀恵主演のドラマ「ごくせん」の

主題歌だった訳ですが、

この時だけはヤンクミになり切った仲間さんでした。

よくよく考えるとここに出場している歌手で

教え子だった人多いんですよね。

歌の方は2年ぶりとなりましたが、

今年1年を象徴する1曲だった事は間違いありませんし

来年以降も素晴らしい曲を出してほしいと思います。

木山裕策

サラリーマン歌手として話題を集めた木山裕策さんですが、

今でもサラリーマン歌手として活動する姿には

多くの方々に伝わったのではないかと思います。

夢は諦めなければ叶うという事を教えてくれた1曲でした。

いきものがかり

ヒット曲を連発しながら出場できなかった

いきものがかりですが、

今年は文句なしの出場となりました。

デビュー曲「SAKURA」は本当に春の定番ソングとして

定着しているだけにその曲は多くの人を魅了しました。

キマグレン

CMソングではすっかり定着した感じですが、

今でも湘南で活動する姿には地元の大切さを

教えてくれたアーティストなのかもしれませんね。

WaT

すっかり常連となったWaTですが、

個人の活躍もさすがですが、

歌わせても良い曲を歌うデュオとして

これからも紅白の常連であってほしいですね。

ポルノグラフィティ

こちらもすっかり常連となったポルノグラフィティですが、

毎年コンスタントにヒット曲を連発し、

確り年末には地元因島へ恩返しという感じで

出場している彼らですが、

曲もこれがポルノと言える曲を

毎年聴けるのは嬉しい限りです。

大塚愛

5年連続となりましたが、

今年はバラードで勝負した大塚愛ですが、

バラードの愛は実に想いを伝えるバラードとして

伝わったのではないかと思います。

平井堅

今回は映画「あの空をおぼえてる」の

主題歌を熱唱した訳ですが、

バラードといえば平井堅というだけ

見事にバラードで魅了してくれました。

Perfume

念願の紅白出場となったPerfumeですが、

ブレイクのキッカケとなったポリリズムを

ロボットダンスで見事なまでに魅了してくれました。

ジェロ

今年演歌界に革命を起こしたジェロですが、

それを裏付けるのは何と言っても歌唱力、

日本人でも歌うのが難しい日本の心を見事に掴んでいました。

元々日本人の血を引いているだけに国を超えても

日本の心は受け継がれるのだと感じる瞬間でした。

SPEED

9年ぶりの出場となりましたが、

大人になった彼女たちのステージは

すっかり大人の魅力満載でした。

来年からどんな展開をしてくれるのか楽しみですね。

TOKIO

ジャニーズ枠で出場しているTOKIOですが、

もうSMAP同様全員30代となりバンドとしての

貫禄も十分な彼らのステージは毎年楽しみですけれどね。

青山テルマ

今年大ブレイクしたクォーターですが、

冬の曲として実に季節に

ピッタリな曲だったので魅了されました。

来年以降どうなのかな?とは思いますが、

彼女の出場を観るとそれだけで

国を超えているのだと感じました。

水谷豊

歌手としては初出場となった水谷さんですが、

今年は相棒の劇場版が大ヒットした事で

歌手活動を再開した訳でしたが、

昔を知っている人なら相当懐かしく感じたと思いますし、

久し振り過ぎた事で相当顔が引きづっていたのが

印象的なステージとなりました。

絢香

今年で3年連続のステージとなりましたが、

今回もおかえりというミディアムテンポの曲で

魅了してくれたのは印象的でした。

帰る場所の大切さを歌った曲は多くの人たちに

伝わったのではないかと思います。

倖田來未

私は殆ど最近彼女の曲を聴いていないんですが、

衣装で魅了する姿は確かに印象に

残るのかもしれないんだけれど、

曲で印象に残る曲が近年ないだけに

来年以降は曲で印象に残る曲を歌ってほしいものです。

アンジェラ・アキ

今回の「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」が

中学の卒業ソングとして話題を集めた彼女ですが、

その曲は実にに15歳だから

伝わる1曲だと感じることができました。

森山直太朗

「生きてることが辛いなら」の歌詞が物議を醸したんですが、

それをNHKが放送する事は相当勇気ある行動だったと思います。

実際に最初から最後まで聴いてみると

物議を醸すほどの曲じゃないし、

やはり曲は最初から最後まで

聴かなければわからないという事ですね。

aiko

最近はすっかり常連となったaikoですが、

乙女心を歌わせたら彼女の右に出る人は少ないだけに、

今年も見事にその乙女心を歌ってくれました。

羞恥心 with Pabo

NHKプロデューサーがフジテレビに直接交渉して

出演が実現したおバカトリオですが、

今や民放の垣根を越える時代になったのだと思うし、

曲として人気があるなら私自身OKだと思うんですよね。

結局おバカオールスターズ集結という感じでしたが、

この枠は来年以降どこから

出てくるのかある意味注目しております。

平原綾香

故緒形拳を偲ぶという感じで歌われた

平原綾香の「ノクターン」ですが、

緒形拳を偲ぶに実に相応しい1曲だったと思います。

コブクロ

今年も渋いナンバーで世代を超えて受け入れられたコブクロ、

世代を超えて受け入れられる彼らの曲は

実に落ち着いて聴く事ができるんですよね。

小林幸子

今年も衣装枠で見事な衣装で驚かされた訳ですが、

今年も1億以上の豪華衣装にただただ圧倒されました。

EXILE

今年は札幌でカウントダウンライブからの

出演だった訳だけれど、

今年1年の活躍を象徴する彼らのステージでした。

一青窈

カンボジアのボランティア活動で創られた曲ですが、

その曲は慈善活動の中で生まれた1つの名曲として

彼女の代表曲になっていくのだと思います。

中島美嘉

バラードの中島美嘉を最初から最後まで堪能しました。

バラードを歌わせたら日本でも屈指の存在である

中島美嘉の歌声は欠かせないものに

なっている事を感じました。

Mr.Children

今年最大の目玉にして

最高のアーティストの登場を待っていました。

今回の紅白はミスチルのためにあった紅白だったと

言っても過言でないほど、

ミスチルのために最高のステージを用意し、

全ての条件を飲んだNHKの姿勢が伝わった事を

感じたステージでした。

GIFTは完全フルバージョンという

紅白史上でも数少ないケースでしたが、

今年最後だからこそ歌い切る必要性を感じた

彼らの歌にこれからの紅白のカギを

握っているのだと思いました。

SMAP

もう16回の出場を数える彼らの出演ですが、

今年は色々なコラボでメンバー1人1人が

ここまでの出演で登場するなど

紅白の演出には欠かす事のできない

アーティストなのだと思いました。

氷川きよし

初の大トリを任せられた氷川きよしですが、

世代交代を象徴する氷川きよしの熱唱は

これからの紅白新時代を象徴するシーンでした。

以上各出場歌手の短評紅白レビューでした。

この1年を象徴するアーティストの象徴をした

1年でもありましたが、

これから世代交代というキーワードも

握った紅白だったと思います。

対戦成績は3年連続で白組が勝利し紅組との勝敗差を

大きく引き離しました。

私は勝敗よりも1年を締めくくるのは

やはり紅白なのだと感じた2008年の年末でした。

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