6日Jリーグ08最終節が行われ、

アルビレックス新潟は

ホーム東北電力ビッグスワンスタジアムで

アジア王者ガンバ大阪と対戦し

3対2で後半ロスタイムにDF内田のミドルシュートが決まり

劇的な幕切れでJ1残留を決めて

11勝14敗9分勝ち点42得失点差−14で

13位で2008シーズンを終えた。

アルビレックス新潟にとって自力残留には勝つしかなかった試合に

チームは1つになり新潟魂、アイシテルニイガタの想いで

J1残留を勝ち取った劇的な幕切れだった。
新潟にとって最終節での残留争いは初めてだったけれど、

その最後の試合で新潟は1つになり

それぞれの想いを乗せたDF内田のシュートが

ゴールに突き刺さった瞬間ビックスワンは

これまでにない歓喜が沸き上がった。

J1に上がって5年色々な激闘を繰り広げた闘いの中で

この試合は最高の試合だった。

この試合を向かえる前MF千葉がHPで熱いメッセージを配信し、

サポーターは浦和が掲げたよりはるかに長い130mの横断幕を作成し、

試合前に披露されたんだけれど、

あのメッセージを見て燃えない奴は男じゃない!

という位熱いメッセージだった。

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今季ここまでリーグ最下位の得点力で苦戦してきた訳だけれど、

この試合では全員の想いが1つになり最後まで走りそして勝ち取った。

アルビレックス新潟のフォーメーションは

4−4−2(4−2−2−2)

GK北野

DF

右SB内田 CB千代反田 CB永田 左SB松尾

MF

ボランチ 本間 寺川 

右MFマルシオ 左MF松下

FW矢野 アレッサンドロ

累積警告のMF千葉に代わってMF寺川が入り、

ほぼベストメンバーで戦った。

試合は前半開始早々からシュートを狙っていく積極性で

アジア王者ガンバ大阪ゴールを狙う。

試合は早く動き前半10分MFマルシオが

右サイドを突破しセンタリングしたボールを

MF本間がグラウンダーで決めて待望の先制点を上げる。

最近少なかったサイド突破からのシュートがこの試合ではよく観られた。

そして1点を先制してからも新潟は積極的に

プレスを掛けてガンバ大阪に対して自由にサッカーを展開させない。

ガンバ大阪のサッカーは攻撃的パスサッカーなのだが、

上手くスペースを狭くしてパスカットで

奪うシーンがこの試合では実に多かった。

新潟の場合強引に攻めて来るチームの方が苦手にしており、

ガンバ大阪に苦戦しないのはその点が大きいのかもしれない。

そして前半31分に右サイドのCKのこぼれ球を拾った

MF松下がクロスを上げたが、

これがGKの頭を超えてそのままゴールに吸い込まれ

貴重な2点目を上げる。

この試合ではゴールへの執念が大きかった事と、

今日の主審はあの問題児家本政明主審だったんだけれど、

この試合では家本主審の笛が新潟に味方するシーンが多かった。

しかしガンバ大阪もこのまま引き下がる訳がなく

その1分後裏に抜け出したMF寺田のゴールで

1点差としたが前半は1点リードで折り返した。

前半は本当に闘志がみなぎりいい展開だった。

後半になるとガンバはFW播戸を投入して2トップに変更する。

後半開始からそれぞれ一進一退を続けたが

後半16分にカウンターからFWルーカスに決められ

同点にされ新潟は入れ替え戦のピンチに立たされる。

この時点で他会場は同点だった訳で

1つ間違えば新潟は入れ替え戦行きだ。

そしてここでアクシデント発生!

DF千代反田が捻挫でDF海本に交代するピンチ!

でもさすがベテランこの状況で入っても冷静に対応した。

時間は次第に過ぎていく。

後半セットプレーでリスタートしてゴールしたが

これはやり直しで無得点・・・

後半ロスタイムにFW矢野のシュートは阻まれ

絶体絶命のピンチ!

ここで新潟は左サイドでFKを獲得し

キッカー松下がクロスを上げるがはね返された所にDF内田が拾い、

そして全ての想いを乗せたミドルシュートが

ゴールに突き刺さり後半ロスタイムに劇的なゴールで勝ち越した。

そして最後のピンチを防ぎ新潟は自力でJ1残留を勝ち取った。

最後の最後は本当に凄い攻防だった。

アジア王者簡単にゴールを割らせない。

それでも最後は新潟魂が勝りゴールをこじ開ける事ができた。

全ての想いがこのゴールに集約された。

そして今までなかなか出せなかった力を

この最終節に全ての力を出して残留を勝ち取った事は

これからの来年以降の戦いにも繋がってくるはずだし

横断幕を掲げて闘った言葉全てがこの試合の全てだった。

本当に厳しかったけれど、

これで新潟はさらに1つになったと感じた試合でもあった。

浦和のメッセージではとても愛を感じないけれど、

新潟のメッセージは誰が読んでも愛を感じるメッセージだった。

1つにならなければ勝ち取れないものがある。

それがあのメッセージの全てだった。

今シーズン開幕4連敗から始まり7節で

今季初勝利を手にしてから軌道に乗ったけれど、

8月の4連敗が1番チームとして堪えた。

あそこで1つでも勝利しておけば

ここまで苦しむ事はなかったと思うけれど、

今季の新潟が低迷した最大の原因はいうまでもなく得点力不足だ。

開幕からマルシオが欠場し司令塔を失った新潟は

マルシオ復帰まで勝つことができなかった。

そして終盤は慢性的な得点力不足・・・

5試合連続無得点試合はJ1に昇格して

初めてととにかく今季1試合最高得点が

3得点3試合と殆ど1点差ゲームを展開してきた。

来季は当然得点力アップが課題な訳だけれど、

攻撃面ではやはりマルシオともう1人攻撃的MFで

得点力ある選手かボランチで展開力ある選手が必要だし、

FWもアレッサンドロと矢野以外のFWが1人必要だ。

サイドバックも右サイドの内田の控えに苦しんだ

来季は右サイドの控えが必要だ。

得点力アップさらに攻撃力アップをしなければ

また来季苦しい戦いが続く事になる。

それでも最後は苦しかったが

これからJ1で戦い続ける上で貴重な経験をした。

残る厳しさを知り、次はタイトルを獲る苦しさを味わう事になるだろう。

今季の総括は後ほど記事にするけれど

来季こそ上位そしてタイトルを目指していこう!

来季も新潟魂とアイシテルニイガタを胸に心を1つにして闘おう!

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