思えば今年のアルビレックス新潟は苦しいスタートを切った。

開幕４連敗に６節まで勝利なしというＪ１に昇格して

これほど苦しい序盤を送った事もなかったし、

何より今年は得点力リーグ最下位という事も初めてだ。

そして最終節まで残留が決まらないという事態には

アルビレックス新潟史上最大の危機を迎えている。

今シーズンの反省はリーグ戦終了後にするが、

今残留するためには自力では勝つ以外に道はない。

引き分けも負けも一緒なので勝つ以外は考えない方が良い。

ただ新潟が他チームと違うのは監督を更迭せず、

戦力外通告も最終節終了後と戦力外通告の話は

どのメディアからもない。

そして何よりサポーターとチームが一体になっている事だ。

これが１番残留へ向けて１番大きい事なのだ。

千葉、東京Ｖ、磐田は監督も戦力外通告など

どれか１つはなされており意思統一がハッキリしていない現状がある。

つまり心は１つじゃない状態だ。

そのチームから比べれば新潟は１つになっている。

残留する為に相手はアジア王者ガンバ大阪だが、

唯一の救いは既にリーグ戦では７位が最高位であり、

ＡＣＬも優勝もない。

既にトヨタカップと天皇杯に総力を尽くしている状態だ。

１０００万か０かなのでトヨタカップと天皇杯制覇を

目指している事を踏まえたら無理をしてくる状況じゃない事は

他の３チームとの違いだ。

そしてホームに限っては通算３勝１敗１分と

昇格した年の１敗を除けば相性は悪くない。

戦力的にも得点力がバレーがいた前半戦より低下しており

遠藤を抑える事が大きな鍵だ。

そして加地と山崎の出場停止は新潟にとっては大きい。

新潟はボランチの千葉が出場停止だが

ＦＷアレッサンドロとＤＦ永田が出場停止が

解けるので得点力がディフェンスは大丈夫だ。

そしてボランチに入るのはＭＦ寺川だが

ここで心強いのは寺川が２００３年の大分時代に

残留争いを経験している事だ。

あの時は大分が仙台に勝利して残留を勝ち取ったけれど、

こういう経験者が出場する事はチームにとって大きい。

Ｊ１に昇格してから５年あの当時を知るメンバーは

もうＧＫ野澤、北野、ＭＦ本間だけとなった。

５年を迎えて最大に危機ではあるけれど、

チームが１つになっている今残留への気持ちは１つだ。

選手も４万人のサポーターも監督もコーチもスタッフも心は１つ！

そして全員の力で残留を勝ち取ろう！



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