29日Jリーグ08第33節1日目が行われ、

優勝争い首位の鹿島アントラーズは

残留争い15位のジュビロ磐田と対戦し、

後半ロスタイムにDF岩政のヘッドで

劇的勝利を上げて勝ち点を60にしたが、

3位川崎フロンターレがヴィッセル神戸に4対0で圧勝し

勝ち点57とし優勝争いは最終節へ持ち越しとなった。

一方残留争いでは勝ち点37の15位ジュビロ磐田、

16位東京ヴェルディ、勝ち点35の17位ジェフ千葉が

揃って敗れ自動降格争いはこの3チームに絞られてた。

これで最終節では最大3チームが優勝争い

ACL出場権が最大3チームプラスα、

残留争いが最大5チームによる争いとなった。
鹿島と磐田の試合は昔は両チームが毎年優勝争いを演じたものだけれど、

今は完全に立場が逆転した状態での対戦だったが

最後まで目が離せない試合だった。

とにかく最後の最後で鹿島の優勝したいという気持ちが

磐田の残留したい気持ちを上回った事が最大の勝因だろう。

小笠原、中田浩二、ダニーロを欠いた鹿島だけれど

それでも控えが充実している事でこの窮地を乗り切った。

総合力と戦術面では1番確りしたチームであるだけに

2連覇はほぼ濃厚に近い。

最終節で最下位札幌ということそのものが相当恵まれているが、

昨年の浦和の例があるものの浦和は最後に失速した

反面鹿島は最終節へ向けて勝利を確り取っている事で

余程の事がない限り鹿島の2連覇は固いだろう。

一方ACL争いでは今季より3位以内と天皇杯覇者が出場できる事で

3位以内の争いが熾烈だ。

ただ現在4位以上で天皇杯勝ち残っているのが

名古屋だけなので名古屋が3位以内に入り

天皇杯を制した場合は4位に出場権が転がってくる。

4位もただの4位じゃなく補欠の4位となるだけに

名古屋に天皇杯を頑張ってもらう反面

4位争いも名古屋が札幌に敗れる(有り得ないと思うが)と

最終節で3位名古屋、4位大分との対決があり

両チームがドローの場合浦和、東京に逆転3位の可能性が残されている。

こちらも最終節から目が離せない。

一方残留争いだが、14位新潟はこの時点で

自動降格がなくなり30日の試合で勝利すれば無条件残留だが、

引き分けた場合は13位大宮が敗れた場合のみ残留が決まる。

大宮が引き分け以上の場合は最終節に入れ替え戦争いとなる。

一方自動降格争いは磐田、東京V、千葉の3チームに絞られた。

磐田は最終節に大宮との対戦となり大宮が残留を決めていなければ

自力で逆転残留が決まるが敗れた場合は降格、

ドローでも東京Vが勝利すると入れ替え戦へ回る。

一方東京Vは川崎との対戦で主力不在で苦戦が予想される。

敗れた場合千葉が勝利した場合降格、

ドローで入れ替え戦、勝利でも磐田が勝利し33、34節で

大宮と新潟が勝ち点40以下の場合は

得失点差で残留だが条件に満たないと勝利しても入れ替え戦だ。

千葉は勝利が絶対条件となり磐田と東京Vの敗戦で残留、

どちらか敗れた場合のみ入れ替え戦、

どちらもドローの場合は得失点差で降格となる。

かなり条件が複雑になっているが、

磐田は16位以下が敗れれば4失点以上しない限り残留、

その時点で新潟、大宮の残留も決まる。

東京Vは勝っても入れ替え戦の可能性あり、

千葉は勝たなければならないというのが1番わかり易い説明だろう。

劇的な最終節になる事が間違いないだけに

目が離せない最終節となりそうだ。

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