Jリーグでは2010年へ向けて春夏シーズン制から

秋春シーズン制への移行が議題として上がっている。

日本サッカー協会の犬飼基昭会長は秋春シーズン制への

移行を強く推し進めているが、

雪国を中心にしたチームは開催が困難という事で反対を表明している。

挙句の果てには犬飼会長が雪国のクラブオーナーを

素人呼ばわりするなど混迷を極めている。

この秋春制について少し触れたい。
個人的に秋春制については新潟から考えると開催は困難だし、

その次期だけアウエーで戦い、

暖かい時期だけホーム集中開催という手はある。

完全に反対かと問われると正直なところ

シーズンの調整さえすれば可能な部分もある。

ただ春秋制は確かに代表スケジュールを考えると厳しい側面はある。

12月を完全オフに近い形で組まなければならないので

やはり今のように天皇杯があるようなら厳しいのも事実だ。

ただ新潟に住んでいる私からしたら

秋春制は困難を極める事は間違いない。

観戦するにしても1,2月にホーム開催すれば

雪の中で試合をしなければならず

雪の中で観戦した経験のある私には

とてもじゃないが凍え死にそうなほどの寒さで観戦しなければならない。

さらに雪降ることで交通網が殆ど麻痺状態となり

観戦したくてもいけない人が続出する事は確実だ。

雪の中で渋滞に巻き込まれて見なさい

最悪昼まで会社に辿り着けないですから・・・

犬飼会長は浦和出身で日本リーグ時代を知っている方ですから

可能だと思うでしょうが、

当時の日本リーグは関東や関西などを中心とした

雪の積もらない地域のチームしかなかった。

しかし今は全国各地にチームが存在し、

Jリーグ構想でも47都道府県にJチームを目指しているなら

確実にこの構想に無理がある。

仮な話だがもし47都道府県のうち

雪で試合開催が困難な地域のチームに対して

Jリーグが8、9割負担を条件にドームスタジアム建設並びに

ドーム練習場の確保をしてくれるなら十分可能だろう。

しかしそれだけの予算を採算すると

1兆とは言わないがそれだけの費用と維持費を踏まえたら

莫大な予算が必要だ。

国家予算の数割近い費用が必要な訳だ。

各県でスタジアムの維持に苦労している県も多い中で

それだけの費用を用意できる訳がまずない。

個人的にはまず犬飼会長には新潟もしくは

札幌などに3年間住んで頂き雪国の苦労をしてから

再び秋春制について提唱してほしい。

やはり実際に経験しなければならないでしょう。

新潟が来季より中野社長が専務理事に就任するだけに

経験者の意見ほど重みがあるものだ。

新潟の立場からしたら賛成しかねる。

ドイツのように1月をシーズン中断期間に設けて

ホーム戦の期間を2月などは避けるなど

の手段を講じれば可能かもしれない。

それでも練習場所の確保が難しくその補てんも必要だけれどね。

8月開幕→12月中旬から2月まで雪国はホーム戦を開催しない。

その代わり8月序盤や3月以降ホーム戦集中開催できるメリットはある。

考え方次第だが可能ではあるがメリットは代表戦だけであり、

サポーターの気持ちを考えると

やはりサポーターあってのチームだという事を認識してほしいところです。

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