9月20日に全国公開された映画「蛇にピアス」(R-15指定)を鑑賞した。

この映画は芥川賞作家金原ひとみ原作の「蛇にピアス」を

映画化した作品で、19歳の少女がある日に

ピアスとタトゥーをする青年と出会い、

ピアスの痛みに生きる感覚を覚えて次第に

肉体改造していくストーリーである。

過激な心理画写もあるが、

痛みでしか生きる実感を感じない

今の若い世代の生きる意味を感じていく事になるかも知れない。
鑑賞してから10日以上経過しているんだけれど、

元々全国公開からこちらで公開されるまで

かなり時間が空いてようやく公開された作品、

元々心理画写からみる少女の生きる意味とは?

という感じで入ったんだけれど、

今の世の中って何を目標に生きるかで違ってくるんだけれど、

中には目標もなくただ何気なく生きている人たちも数多い。

そんな空虚な中で過激なシーンに出会うと

強い意志を持ってないと引き込まれていく。

そしてそれがピアスやタトゥーなどへ繋がっていくんだけれど、

ピアスやタトゥーをファッションでやる人もいるけれど、

中には忘れないためにする人もいる。

体に刻むという事は痛みを伴い、

その痛みで忘れない気持ちにさせる事にも繋がり、

生きる意味を見出している人もいる。

ただ個人的には茶髪はおよかピアスもタトゥーもしたくないし、

体を痛めてまでするものじゃないと思っている。

そんな空虚な少女が辿り着いた結末とは・・・

キャスト

心を満たされない少女ルイ演じる吉高由里子

少女ルイを誘いのちに同棲するが最後には予想外の結末を迎えるアマ演じる高良健吾

アマから紹介されたルイがのちにタトゥーを彫ってもらう事になるシバ演じるARATA

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

渋谷を徘徊する19歳の少女ルイは、

クラブで知り合ったアマの蛇みたいに

割れた舌(=スプリットタン)に心を奪われる。

後日、アマに連れて行かれた妖しげな店で、

全身に刺青を施し、顔じゅうにピアスのある店長のシバに、

舌ピアスをあけてもらう。

少しずつ穴を拡張しスプリットタンにするつもりだ。

その日以来、彫り師のシバに強い憧れを抱いたルイは、

自分にも最高の絵を刻みたいと思うようになる。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして街中を歩いていた

少女ルイがピアスとタトゥーのいでたちのアマと出会い

引き込まれていく姿から始まる。

18,19歳位の少女って何も目的もなく街を

徘徊している姿を良く見かける事がある。

何処へ行く訳でもない何かを探す訳でもないけれど

彷徨うしかない姿がそこにあった。

そんな何もない少女だからアマのような過激な姿の人に対して

引き込まれる衝撃を感じる事になったのかもしれない。

人ってどん底だったり、

空虚な状態だとより過激な事や何かにすがる事で

生きる意味を見出していたりする。

ルイもまた空虚の中に生きていた。

そんなルイが出会ったアマは体中ピアスで改造され、

タトゥーで生きる意味を表現していた。

秦から観たら一体何を考えているのだろうか?

という感じになるだろうが、

空虚なルイにとってそれは1つの生きる意味を

感じ知る1つのキッカケになった。

そしてルイはアマに誘われるまま一夜をともにし、

そして同棲生活を始めた。

この映画ではこういうセックスシーンや過激シーンが多いんだけれど、

体を投げ出さなければ表現できない世界観では時として必要とされる。

ルイは典型的なMで誰かに身を任して痛みを味わう事を望んでいた。

確かに痛みを感じてさらに生きている事を感じる事が

できる瞬間がセックスだったりする事も珍しくない心理だ。

そしてそこからルイはアマに導かれるままにシバを紹介され、

シバから舌にピアスの穴を開けてもらう。

舌にピアスという発想がどうしても私自身には理解に苦しむ心理だが、

体中に痛みを感じた経験をしなければならないほど

生きている事を感じれなくなっているルイやアマが

そこにいたという感じだ。

そしてアマと生活する事で今度は厄介な事に巻き込まれていく。

1つはヤクザに絡まれた一件だけれど、

確かにこれはあれだけ派手で目立つ格好をしていたら

それは絡まれても仕方ない。

それでやりあってしまったアマはヤクザをボコボコにしてしまい、

その場からルイとともに逃げ出した。

結果的にはそのヤクザは死亡するのだが、

この状況ではルイを守るためには仕方なかったシーンと

捉える事もできるが、

検証する結果を考えたら傷害致死で指名手配されるだろう。

次第に追い込まれていくルイだったが、

それでも自分の中から空虚な状況を抜け出す事ができなかった。

そしてルイはついにタトゥーを彫る決心をする。

あれだけ綺麗な体にタトゥーを入れる事そのものが

私には完全に理解不能だが、

空虚なルイにとってタトゥーを入れる事で

その痛みを感じる事でしか生きる事を感じれなくなっていた。

そしてそこから再び体をシバに預けてしまうルイがそこにいた。

そしてタトゥーが完成しようとしていたところに

アマが突然行方不明になる。

どうして行方不明になったのか?

そしてシバとアマの関係とは?

結末は劇場で観てほしいが、

とにかくルイの空虚な心理になってしまうと、

本来なら引き込まれなくて良かった世界に引き込まれてしまう。

この劇中でも実に危ないシーンばかり登場するけれど、

空虚な状況になってしまったら

それは今話題の大麻問題のように

依存してしまいかねない状況だという事だ。

依存しなければ生きる意味を知る事ができないのは

今の世の中が空虚だからかもしれない。

総評としてこの映画でルイを演じた吉高由里子さんは

ドラマ「太陽と海の教室」では北乃きいさんと谷村美月さんよりも

存在感を示していた。

それはこの映画の演技をみれば十分納得できるし、

彼女も撮影の途中で交通事故にあい生死を

彷徨った経験をするなど普通では経験できない事を

経験した事でより演技に活かされた事は

最大級に評価して良い部分だ。

オーディションで裸になれる度胸も

これからの女優人生にとってプラスに働いていくだろう。

ただこの作品において考えると空虚な状況では

痛みを感じなければ生きている意味を知る事が

できない表現をされていた事、

そして今何を目指して生きていけばよいのか

不安な現実を表現していた事が

この作品が芥川賞を獲るだけの内容だったのだと思う。

内容は過激だがそれは状況がそうさせているだけだ。

これがシュチエーションが違えば

当然違った世界を表現される。

ただ最後に言いたい。

痛みを伴うのは本当に愛してた人だけに対して痛みを感じてほしい。

そうでない痛みには空虚な自分しか残らない。

生きた証をそして子供を忘れない証を残す

安室奈美恵のような人もいるが、

それだけしても生きる強さを持てるなら痛みを

伴う事に対して完全否定はできないだろう。

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