25日公開の映画「ICHI」(PG-12指定)を鑑賞した。

この映画はかつて勝新太郎が演じた「座頭市」の女性版で

盲目の瞽女がひとりで旅を続けて

かつて剣術を教えてくれた男を捜して旅をしている。

そこに刀を抜けない侍と出会い、

人と接する事の境目を感じて愛を知っていくストーリーである。

見えない事で人を信じない市が人を信じていく姿を

描いたストーリーでもあり、

剣術で人をバッサリ切り裂く姿には

1人で生きていく強さの必要性を感じるストーリーでもある。
私自身座頭市をあまり観た事がないので

原作を大きく比べることなく観る事になったけれど、

江戸時代に盲目で生きなければならない時代に

どうやって生きていくのかを知る事になるが、

ある意味今と違い昔は見えないと聴こえない以上に

大変な生活を強いられた時代だ。

その中で市はひとりで旅をし、

剣術で人をバッサリ切る強さを持っていた。

ただし見えない代わりに耳の聴こえは実に良いので音で物を感じる。

その中で出会った藤平十馬との出会いで市は少しずつ境目を知り、

愛を知っていく事になる。

それはレビューで書いていきたい。

キャスト

生まれながら目が見えないが、

幼い頃から剣術と三味線を学び剣術では誰にも負けない強さを誇る。

ある人を探しにひとりで旅をしているが

十馬と出会い人と接する事を知っていく

市演じる綾瀬はるか

生まれは下総で由緒ある武術指南役だったが

ある事をキッカケに刀を抜けなくなった。

しかし市と出会い愛する人を守るために万鬼と戦う決心をする

藤平十馬演じる大沢たかお

美藤宿を仕切る白河組の2代目で万鬼党と対峙し、

宿場を守るために決戦を決意する

虎次演じる窪塚洋介

かつては幕府の指南役に推挙されるほどの

剣術の腕前を誇った武士。

しかし顔に酷い火傷を負い、

役職を追われてから万鬼党を結成し美藤宿を荒らしている。

市と対峙し、十馬とも決戦する事になる

万鬼演じる中村獅童

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

たったひとりで旅を続ける市は、

同じ盲目の女がチンピラたちに襲われていても、

助けるそぶりすら見せない。

そこへ現れたのは、藤平十馬。

市にも襲いかかろうとするチンピラたちの前に、

勢いよく立ちはだかったものの、手が震え、戦うどころか、

刀を抜くことさえできない。

返り討ちにされそうになった瞬間、男たちを斬り殺したのは、市。

か弱く見える市は、十馬の助けなどいらないくらい強かった。

迷惑顔の市に話しかけながら、十馬が後をついてくる。

誰にも関わりたくない市と、誰かに関わりたくて仕方のない十馬。

全く正反対のふたりは、やがて、

万鬼党というチンピラたちに荒らされている町にたどり着く。

またしても厄介ごとに首を突っ込もうとするおせっかいな十馬。

しかし、そんなふたりに、仮面の男・万鬼が残虐な牙を剥く。

ふたりを待ち受けていたのは、

命をかけなければ乗り越えられないほどの

あまりにも過酷な運命だった−。

結末劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてひとり旅する市には

目が見えないため境目を知らずに旅を続けていた。

人を信じる事ができなくなった理由はストーリーを追っていく事で

理解する事が可能なのでその点については

実に上手く描かれたいたと思う。

そしてそこで出会う十馬の前で剣術の強さをみせてから

話が大きく進んでいく。

市という女性は最初から1人じゃなかった。

しかしある事をキッカケに1人で生きなければならなくなった。

確かに見えないことを良いことに襲うとは

許される事じゃないだけにこれは最終的に斬られても

仕方ないという事でもある。

それはさておき十馬と出会った事で1人じゃなくなった

市は美藤宿で人探しを始める。

そこで小太郎と出会い、小太郎は市に慕って宿場を案内する。

そこでお金を失った十馬がばくちでお金を取り戻そうとするが、

これが勝てない。

しかし市が突然丁、半と言い出すのを聞いて

その通りに掛けるとどういう訳か勝ちまくりお金を作る事に成功した。

そこにこの負けを良しとしない万鬼党がお金を奪いに来るが、

ここで市は万鬼党の面々を尽く切り裂く。

そして居ついた美藤宿で市は瞽女として三味線を弾く。

まあこのシーンでは三味線を弾くことよりも

声が重要になるのだが、

歌手もしている綾瀬の声はさすがに

上手く透き通った声で魅了していた。

歌の下手な人ではまずできない役どころだ。

そんな中で十馬は宿場を仕切る白河組の頭領虎次に

万鬼党を倒すために雇われる事になった。

最初は仕方なく引き受けた十馬だったが・・・

そして市もその抗争に巻き込まれていく。

そして万鬼党が襲ってきたその時十馬は

刀を抜けずボコボコにされるが、

市が現れ見事に万鬼党を撃退する。

そしてそこで万鬼と出会うのだが、

そこで運命はさらに傾いていく。

市は万鬼に捕われるが、十馬らによって救出された。

そしてついに決着の時に白河組と万鬼党が対峙した。

果たして勝つのはどちらか?

そして十馬は万鬼に勝つことができるのか?

市は十馬から愛を感じて知る事ができるのか?

結末は劇場で観てほしいが、

実に確りしたストーリーの下描かれた作品だと思う。

心理的に観ても実にその葛藤と信じる事が

できない市の姿は見事だったし、

殺陣も元々運動神経が良いので見事に演じ切った。

脇役は演技派を多く固めた事で演じるシーンでは

見事な殺陣を演じている。

ちょっと問題児が出ているけれど、

これ位の荒々しさのある人が出なければ

この映画は成立しないとも感じる作品だ。

総評として見えない中でも愛を探す事はできるし、

守らなければならない為には戦わなければならない事を

見事なまでに描いた作品だ。

原作から比べてしまうと厳しい意見は出るかもしれないが、

ストーリーに対して納得いく作りをされているので

その点で十分補う事ができる。

見えない愛が見えた時その大切さを

心で知る姿にはとても感じるものがありました。

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