先日レンタルで10月1日に発売された

「天国からのラブレター」を借りてきました。

このDVDは2007年9月14日に公開された映画で、

原作は光市母子殺害事件の被害者である

本村洋さんが妻の本村弥生との出会いから

1999年4月14日までの日々を綴った

「天国からのラブレター」が原作で、

殺害された妻弥生さんと娘さんの幸せな日々が綴られている。

社会的にも注目された事件でもあり、

幸せな日々を奪った死刑囚に対する抗議的な意味での出版、

映画化となった原作だが、

実話だけにこの幸せを奪う権利などない事を

客観的に感じる事になるだろう。
原作そのものは何処にでもある日常のストーリーなんだけれど、

これが光市母子殺害事件の被害者であるがゆえに

意味合いが通常のストーリーと違う。

私は原作者と同年代なので

この事件が起きた時には衝撃的だったが、

それ以上にその後の本村さんの行動が

さらにこの事件に対する考え方と裁判のあり方、

そして裁判制度に対する考え方を変えていく事になる訳だが、

それ以上に感じる事はこの幸せな家族が

何者かに殺されなければならなかった理由など

何処にもないという事だ。

それを感じてもらうために出版され、

奥山和由氏により映画化もされた。

それはレビューで語りたい。

キャスト

本村洋演じる須賀貴匡

本村弥生演じる中村ゆり

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリーは1994年に本村洋さんと

宮地弥生さんの出会いから始まり、

やがて遠距離恋愛の中で弥生さんの妊娠により

2人は学生結婚をして就職後にわずか7ヶ月の

短い家族生活の日々と弥生さんと娘の死後の心境が綴られている。

今回のレビューだけれど、

この映画は本当なら劇場で鑑賞したかった作品だったけれど

私の地元では上映されなかったので今日まで観る事ができなかった。

実際にこの映画を観てストーリーそのものは

ありふれた恋愛結婚の1つであり、

特に大きな紆余曲折があるストーリーじゃないので

2人の葛藤など語る部分はないんだけれど、

普通に幸せな恋愛であり、幸せな家族生活だった事を

感じることができる作品だ。

その中で突然襲った当時18歳の少年による理由なき

殺人事件で本村さんの幸せな生活が9年にも及ぶ

被害者の原告としての闘いの始まりとなる。

本村さんは元々最初から裁判に対する知識に優れていた訳ではなく、

この事件を通じて裁判に対する矛盾を感じて

裁判に対する疑問をぶつけて主張していった。

それは天国にいる弥生さんと娘のために・・・

確かにその後の犯人の行動や言動を聞く限り

とても更生するとは思えない発言の言葉が伝わってきており、

こういう20歳以上なら大きな理由がない限り

日本の最高刑に当たる死刑判決が妥当な事件に対して

当時の広島地方裁判所は無期懲役の実刑判決が下されている。

その後本村さんがこの判決に対して納得できず

最高裁に審議差し戻しの上告をし、

これを最高裁は支持し差し戻し審議となり、

ここで21人による悪魔の弁護団が結成され

死刑判決阻止のため常軌を逸した弁護を展開する。

この弁護団はただ単に死刑判決廃止のために

この少年を利用しただけであり、

この少年が更生する根拠など何処にもなく、

それを証明する弁護すらあった訳じゃない。

その審議が続く中でこの作品は公開されたわけだけれど、

実際にこの映画が死刑判決へ導いたかは私にはわかりかねるが、

私なら客観的にこの幸せな家族が突然幸せを

奪われる権利など何処にもないという事と

私利私欲のために殺害した当時18歳の少年に対して

最高刑の死刑を回避する理由は何処にもないという事を

私なら裁判制度でこのような場面があったなら

死刑判決を下すだろう。

常識があるならこの事例において死刑を回避する

理由を説明できる要素はないという事だ。

そんな事を作品を観ながらささやかでも幸せに暮らした

本村洋さんと弥生さんの日々を観た。

総評としてこの事件がなかったならこの原作は

世に出る事はなく本村さん家族の中のストーリーで

終わったはずだった。

しかし事件が運命を変えた。

確かに原作の中には不適切な部分があるのは

色々言われるかもしれないが、

生きた中での事であり、物事の許容範囲内であるなら

咎めるには至らない。

幸せだった生活の中で幸せな生活を壊してはならない事を

訴えた作品として観たらこの作品の意味合いを

知る事になると思います。

実話に勝るストーリーなしと感じた作品でした。

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