9日キリンチャレンジカップ2008日本対UAE戦が

東北電力ビッグスワンで行われ、

1対1で圧倒的支配力で支配しながら

尽く決定機を外す場面が目立ち

ウズベキスタン戦へ不安を残す内容となった。

試合は前半からMF中村俊輔を中心に攻めるが

FKのチャンスもGKのセーブで得点できず、

CKのチャンスも活かせない。

右サイドからDF内田のクロスもFWが決められず

前半は0対0で終了した。

後半になると日本はDF寺田に代えてDF高木を投入し、

後半開始早々からFKのチャンスに

MF中村俊輔のキックはGKに阻まれ、

フリーのチャンスもFWが外す。

試合が動いたのは後半27分右サイドからのクロスに

途中出場のMF香川の代表平成生まれ初ゴールで先制した。

しかし日本は後半32分左サイドを

FWアルハマディがハーフラインから

個人技で突破し30メートル以上の独走ドリブルから

シュートを放ちこれが決まってしまい日本は

わずか1度の大ピンチで失点してしまった。

この後日本は圧倒的に攻めたが途中出場のFW巻が

完全フリーを外すなど決める事ができず

85分以上支配した試合はたった1発に沈むドローとなった。

これで日本は15日のウズベキスタン戦へ不安を残す内容となった。
2年ぶりとなった代表観戦だけれど、

代表人気が落ちているのか3万1千人と

普段なら年間指定で埋まるバックスタンドがガラガラという状況、

アルビ戦でも3万5千前後埋まる事を踏まえると

地方でも代表戦は苦戦という感じだ。

それでも欧州組の中村俊輔、稲本、長谷部が

合流したチームは欧州組の重要性を大きく感じる試合となったし、

DF闘莉王不在の時のオプションを試す上では十分な試合だった。

ウズベキスタン戦へ向けてのポイントを中心に試合を振り返りたい。

日本代表のフォーメーションは4−2−3−1

GK楢崎

DF

右SB内田 CB寺田 CB中澤 左SB長友

MF

ボランチ 稲本 長谷部

右MF中村俊輔 トップ下岡崎 左MF大久保

FW 玉田

ACL出場の遠藤、闘莉王、出場停止の松井を

欠いたものの稲本が初先発するなど欧州組が試合の中心となった。

試合は前半から日本が圧倒的な支配力でUAEを圧倒する。

前半開始早々にFKのチャンスを作り

MF中村俊輔が狙うがGKに阻まれた。

今の日本にとってはいかにゴール前で

ファウルを獲得するかがポイントでもある。

それからはDF内田、長友のオーバーラップが

積極的に目立ちサイド攻撃を展開する。

オーバーラップしたカバーは稲本、長谷部がカバーに入り

確りサイドを抑え、中央も稲本が確りUAEの攻撃を防ぐ

ディフェンスを展開する。

さすがドイツで揉まれているだけあって

2人が入る事で守備は格段に安定した。

2人がボランチに君臨している時点では

UAEには殆どチャンスはなかった。

前半はこのまま0対0で折り返した。

後半になっても日本は圧倒的に試合を支配するが、

チャンスを活かせないまま流れが変わったのは

後半20分にMF稲本から中村憲剛に代わった事で

ボランチの守備が不安定になる。

そこからUAEはカウンターが次第に利いてき始め

ピンチのにおいがしてきたが、

後半27分にMF香川のゴールで先制点を上げた。

しかし後半32分にFWアルハマディの独走ドリブルで

ゴールを割られる痛恨の失点で振り出しに戻り、

その後日本も反撃に転じるが決定機を尽く外し試合終了した。

試合を振り返ると組は違えども同じ最終予選を戦う

UAE相手に決めるところを決めなければ

1発に沈むという事を痛感した試合になった。

しかし最大の収穫としてはボランチに稲本と長谷部の

ドイツコンビが入る事で守備が格段安定する事も良くわかったが、

逆に稲本が抜けたボランチは相手に対して

隙を与える事も良くわかった。

CBに入った寺田、高木は闘莉王が抜けても

対応できる事をわかっただけに

これは日本にとっては収穫だった。

サイドバックの内田、長友のサイド攻撃も光り、

収穫が全くなかった訳じゃない。

しかし攻撃面の起用に関しては中村俊輔以外では

物足りなさを感じたのも事実であり、

同じ起用するなら最初から攻撃的MFで

中村憲剛を起用するのがベストと感じた。

遠藤、松井、小野がいない時にはMF香川も

起用する事を念頭においても良いだろうし、

オランダでプレーする本田も候補に上げて良いだろう。

1トップの場合はここ数試合玉田を起用しているが

ここには身長の高い選手を起用して

起点を作るのがベストと感じる。

収穫はあったが決定機を決められない弱さを露呈した。

この教訓を確り次のウズベキスタン戦で

露呈しないようにしてほしいと思う。

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