14日北京五輪野球の予選リーグ日本対台湾戦が行われ、

6対1で日本が苦しみながらも接戦を制し

IFU磐石リレーで逃げ切った。

試合は日本先発涌井投手、台湾先発許文雄の投げ合いで始まり、

3回まで日本はヒットすら打てず苦戦を強いられ、

先発涌井投手も初回に1死2,3塁のピンチを凌いだが

4回に6番ショウ智賢にタイムリーを浴びて

先制点を許してしまった。

しかし5回に日本は7番阿部捕手のホームランで

同点に追いつくと、6回には2死2塁から

5番稲葉選手のタイムリーで勝ち越しに成功した。

7回から日本は2番手岩瀬投手、3番手藤川投手が抑え、

9回に日本が1死満塁から9番中島選手の2点タイムリー、

1番西岡選手のタイムリー、2番青木選手の内野ゴロで

4点を追加し最後は抑えの上原投手が3人で締めて

北京五輪初勝利を上げた。

これで日本は1勝1敗のタイに戻し

ようやく落ち着いて戦えそうだ。
3回まで打線が沈黙した時点で嫌な感じがしたけれど、

それを振り払ったのは阿部捕手のホームランだった。

正直昨日のキューバ戦では国際大会の重圧で

クリーンナップが抑え込まれた事で敗戦したが、

ここではやはり経験ある選手が活躍する事で

チームのムードを和らげた。

阿部捕手は2度目の五輪でこの緊迫感は

経験済みなので新井、森野、稲葉選手が

五輪のムードに飲み込まれそうなところに

阿部捕手がホームランでムードをやわらげられた事が

6回の稲葉選手のタイムリーに繋がった。

投手陣も先発涌井投手が2度の大ピンチを

1失点で抑えたのがこの試合最大の勝因でもあるし、

初回を乗り切った事でプランが大きく狂わなかった。

初回から失点してしまうと苦しい展開になっただけに

良く踏ん張った。

そして星野ジャパンの勝利の方程式である

岩瀬、藤川、上原のIFUのリレーはやはり強力だった。

先発は6回までリードすれば彼らがいる事で

ある程度飛ばす事ができる。

もちろん長く投げるのに越した事はないが、

目処が見える事で投手陣に信頼感を確実にしたリレーでもあった。

とくに不安視されていた上原投手だったが、

国際大会では口酸っぱく言っているが

経験というものが絶対的に必要だ。

10年間の国際試合において上原投手の実績は

文句なしの成績だし、国際大会の上原投手は

絶対的な信頼感がある。

この試合でもペナントレースとは

全くの別人の投球にはペナントレースの

あの投球は何だったんだ?

と思うほど絶対的な安定感があった。

切れさえ戻れば上原投手に不安はない。

そして打線も終盤大きな追加点を上げたけれど、

8,9番にG・G佐藤、中島選手を使うのは

ちょっと勿体ないかな?

私なら3番に調子の良い中島選手を起用したら

もっと得点力も上がると思うのだが、

星野監督の選手起用は3番まで走力と中距離打者で固め、

下位打線に長打を打てる選手で固める傾向を

解っているのでおそらく次も

3番は森野選手なのかな?とも感じる。

いずれにしても4番新井選手のブレーキが

気になるだけに復調の兆しがないようなら

思い切って代える勇気も持ってほしいと思います。

次はオランダ戦という事で格下相手に

確り勝利しておきたいところです。

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