27日Jリーグ08第19節最終日が行われ、

アルビレックス新潟は

ホーム東北電力ビッグスワンスタジアムで

17位コンサドーレ札幌と対戦し、

2対1でMFマルシオの秒殺ゴールと

FWアレッサンドロのゴッサンゴールで勝利し

8勝6敗5分勝ち点29得失点差−3で

8位に浮上した。

試合前は激しい雷雨が振りスリッピーなグラウンドで始まったが

開始早々のゴールで常に新潟が主導権を握り続けた試合だった。
試合前のイベントで新潟総踊り中に激しい雷雨で

試合開始前どうなるかと思ったけれどわずか30分で晴れた。

そして試合開始前には犬飼会長へ新潟サポーターが

抗議メッセージを掲げた。

先日犬飼会長がJリーグを2010年シーズンより

春秋制から秋春制にするという発言に対してのものだが、

確かに雪国新潟にとっては秋春制って雪との戦いになるし、

何より冬場の練習場確保が非常に難しい。

そうでなくても1,2月は1度雪が降れば

溶けるまで時間を要するだけに

観戦する方は下手すると氷点下の中で戦い、

下手をすれば吹雪の中で試合をする事になる。

私も3月に雪の中で観戦したが

あれは観る方もやる方も厳しいですよ。

ドイツブンデスリーグでは1月に冬季中断期間を設けている

リーグもあるので開幕8月に早め1月から2月中旬頃まで

中断するのなら可能かもしれない。

これを考慮してもらわないと

1月に試合なんて厳しいでは済まされない。

犬飼会長も1度雪の中で試合を観戦されてから

再度秋春制について語ってほしいと思います。

という事で試合に戻ると、

新潟にとっては降格争いをする

チームには負けられない1戦だったが、

前半開始早々のゴールで新潟は

常に主導権を握り続ける事に成功した。

アルビレックス新潟のフォーメーションは

4−5−1(4−2−3−1)

GK北野

DF

右SB内田 CB千代反田 CB永田 左SB松尾

MF

ボランチ 本間 千葉

右MFマルシオ トップ下田中 左MF松下

FWアレッサンドロ

FW矢野の出場停止によりFW登録で先発した


田中をトップ下にして中盤の支配率を上げて臨んだ。

試合は開始早々新潟が左サイドに展開し、

MF田中の低いクロスをMFマルシオの

わずか53秒でのゴールで新潟が先制する。

その後新潟は積極的にミドルレンジからシュートを放ち

札幌ゴールを襲う。

久しぶりに新潟の良さが出たという感じだし、

MF田中を入れた事で高さで勝負できない分

ミドルシュートで勝負する戦術が功を奏した格好だ。

一方札幌はダビィとクライトンの個人技に頼る

カウンターサッカーを展開、

こういうサッカーはとにかく2人さえマークしてしまえば

何もできないので新潟としては前回の対戦で

ダビィとやりあった千代反田がダビィに密着マークし、

クライトンと共に数的優位を作って対抗し

前半はほぼ完璧に抑えた。

前半は積極的な姿勢が出て終了した。

後半になっても新潟は中盤の支配力を活かして

サイド、中央から徹底的に仕掛ける。

しかし守りを固めた札幌ゴールを

なかなか割れない間に札幌にチャンスを与えてしまい、

後半26分にCKから1番警戒していた

FWダビィに決められ同点にされた。

しかし新潟はそこからすぐに反撃を開始し、

後半29分CKのこぼれ球をMFマルシオが

シュートしたボールがポストに当たり

そこをFWアレッサンドロが決めて勝ち越しに成功する。

その後多少札幌に押されたものの

最後まで守り抜き下位相手に確り勝ち点3を手にした。

とにかくここで負けるわけにはいかなかった試合だった。

上位も下位も大きな差が無い中で

降格候補と言われる札幌には

確実に勝ち点3を獲らなければ

横浜の二の舞になるだけに

札幌に勝ち点6を確保できたのは非常に大きい。

勝った試合8試合中7試合が1点差という事で

厳しい試合を続けているのも

最後まで粘り強く戦える要素でもある。

この試合ではやる事がハッキリしていただけに

矢野がいる時には高さでも勝負という

中途半端な攻めもあったけれど、

この試合では低いボールで勝負するという

徹底した意識が最後まであった。

前線の高さがアレッサンドロの176が

最高では高さで勝負するのは厳しい訳で、

低いボールで勝負するためには

というポイントがこの試合ではハッキリした

戦術として開始早々から機能した。

守備面では札幌相手なら

とにかくダビィとクライトンさえマークすれば

あとは怖さを感じない相手だったので、

確り2人をマークして1点は

失ったものの最後まで集中して守り抜いた。

問題はこれからの戦いだけれど、

この試合では今度はMFマルシオが累積警告で出場停止だ。

それ以外にもMF松下、千葉、DF千代反田が

リーチをかけておりできるだけ1人以上の出場停止者を

出したくないところでもある。

既に1度出場停止になっている選手にいるだけに

その選手は余計警告に注意してプレーしてほしいところだ。

出場停止のバックアップメンバーもある程度

対応できるポジションとそうでないポジションが

あるだけにこれからは出場停止者のカバーが必要になる。

次節は幸い2週間空くだけに

MFアウグストが間に合えばマルシオの穴埋めは十分可能だ。

次節は東京Vと新潟が苦手にする相手だけに

最低限勝ち点1以上を

奪ってホームに戻ってきてほしいと思う。

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