19日公開の映画「崖の上のポニョ」を鑑賞した。

この映画は宮崎駿監督4年ぶりの新作で、

海に住む魚のポニョが海を冒険中に

少年に助けられて人間を好きになるが、

ポニョの育て親に再び連れ戻されるが

再び兄弟の助けを得て少年に会いに向かうストーリーである。

宮崎監督4年ぶりの作品という事で

公開前から大きな期待をされていた作品であり、

現代における生きる意味と愛する意味を

確り伝えたストーリーとなっている。
待望の宮崎監督作品という事で

前回のハウルの動く城から4年の月日を経て

公開された今回の作品だけれど、

この作品を解り易く説明すれば

愛する人を受け入れられるか?

という問いを問いかけている。

この作品での愛する人というのはポニョになるんだけれど、

それを受け入れる人は5歳の少年宗介となる。

単純に説明するとそうなるのだが、

人生を長く生きてくるとそう簡単に

受け入れられない事も少なくないし、

なかなか認められないという事も少なくない。

そんなご時世において信じる事を

説いた作品と解釈したらよいのかもしれない。

キャスト

ポニョの声を演じる奈良柚莉愛

宗介の声を演じる土井洋輝

リサの声を演じる山口智子

耕一の声を演じる長嶋一茂

フジモトの声を演じる所ジョージ

グランマンマーレの声を演じる天海祐希

ポニョのいもうと達の声を演じる矢野顕子

トキの声を演じる吉行和子

ヨシエの声を演じる奈良岡朋子

カヨの声を演じる左時枝

婦人の声を演じる柊瑠美

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

海を臨む崖の一軒家に住む5歳の少年・宗介は、

瓶に入り込んで動けなくなっていた

さかなの子・ポニョを助けた。

一緒に過ごすうちにお互いのことを好きになる2人だが、

ポニョの父親・フジモトによって

ポニョは海へ連れ戻されてしまう。

それでも宗介を想い、人間になりたいと願うポニョは、

妹たちの力を借りてフジモトの蓄えた魔法の力を盗み出し、

再び宗介の元を目指すが……。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてファンタジーとして

実に心に響いてくる作品を久しぶりに

みたというのが率直な感想だ。

一件解り難いと感じるかもしれないが、

状況を置き換えると身近に感じることを

この作品から感じる事ができるものだ。

ポニョは解り易く説明すると魚なんだけれど、

その親は元々人間だったフジモトに育てられた

人間に育てられた魚なのだ。

これは育て方という面に影響してくるんだけれど、

これを動物に例えるとわかりやすいが、

犬や猫って本来野生で生活している動物だ。

しかし今は人間と一緒に暮らしている家も珍しくないし、

人によっては犬や猫を家族同様に扱っている人も多い。

動物も人間と一緒に暮らしていると

人間の行動を粒さに観察しているので

その行動で誰が帰って来たか、

どんな行動をするのかを実はよく知っていたりする。

もちろん飼い主の躾けも影響する訳で、

確り躾けをした犬や猫は本当におりこうに

躾けられた事を守るけれど、

躾けていないと勝手に行動するものである。

ポニョも元人間のフジモトに育てられた事で

人間への抵抗は少なかったりしたのはその為でもある。

ただフジモトの育て方はとにかく人間は野蛮だ、

身勝手だという事を教えて人間から

距離を置くように仕向ける。

しかしポニョは命を救ってくれた

5歳の少年宗介と出会う事でフジモトが言っていた事に

違いがあると感じた。

出会った宗介をポニョは好きになり、

その中から恋心が芽生える。

それは会った当初はポニョにも

宗介にもわからないものだった。

これをよしとしないフジモトはポニョを強制的に連れ戻す。

連れ戻されたポニョだったが、

宗介の血を舐めた事で人間へ変化し始めていた。

フジモトはポニョを抑えようと懸命だったが、

ポニョを助けるために

ポニョのいもうとたちがポニョを助ける。

その頃宗介とリサは福祉施設と保育園から

帰宅しようとしていたが荒しで海は大荒れで、

津波が押し寄せてくる。

そこをリサと宗介は強行突破で自宅へ戻ろうとするが

何故か津波が押し寄せてくる。

その中に海を走る少女がいた。

命からがら自宅についたリサと宗介は

自宅の前に1人の少女がいた。

それは人間になったポニョだった。

ポニョを自宅に入れたリサと宗介は

ポニョを暖かく迎える。

そしてポニョが寝付いた頃にリサは

福祉施設へ再び向かうのだった。

2人になったポニョと宗介は目が覚めると

一面海となっていた。

そこからポニョの魔法でリサを探しに向かうが、

果たしてポニョと宗介はこの先

どういう結末を迎える事になるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいが、

とにかくこのストーリーは

あなたはポニョを受け入れられますか?

そしてあなたはポニョを守れますか?

最後にポニョを信じてあげる事はできますか?

というのが宮崎監督が伝えたかった

テーマなのだと私は感じた。

まずキーワード1の受け入れるという事だけれど、

これはあなた自身どこまで受け入れる事ができますか?

という問いをポニョから問いかけられている。

正直これは人それぞれにおいて基準が

違うので何でもウエルカムな人もいれば、

いやこういうのは受け入れられないという人もいるだろう。

それには理由がある訳で、

その理由によっては正当な理由だったり、

不当な理由だったりする。

でも良く考えれば何故受け入れられないのか?

という問いに?

がついた時その理由を理解しようとしているだろうか?

これは子供だろうが大人だろうが関係ないことで、

受け入れるという事は何かを背負う事だという事を

まずポニョを受け入れる事で伝えている。

キーワード2守るという事、

これは言うまでもなく何かを守るものが

ある時にはそれ相当に理由がある訳で、

その理由は一体何だろうか?

と?がついた時その理由を理解しようとしているだろうか?

愛する人を守るのに理由は要らないという答えもあるが、

それはその人にとってかけがえのない

大切で必要な人だからこそなのではないか?

そうでなければ守る理由なんてあるだろうか?

守るという事にはあなたにとって

必要なものだからという事を説いている

意図をこの作品から感じた。

最後のキーワード3信じてあげる事ができますか?

という事は最近ってどこかで信じていない事が

あるのではないだろうか?

これは特に親子関係や友人関係に共通する事だけれど、

相手を信じなければその間に信頼関係なんて生まれる訳がない。

信じてあげる事で背中を押したり、

信じた人の後押しになるものだ。

親の立場から見れば子供は何時までたっても子供だが、

近年家庭が上手くいかない親子がいるけれど、

親は確り子供を信じてあげているだろうか?

もちろんその逆もあるけれど、

親は子供を確り信じて送り出さなければ

子供は何時までも自分自身を信じて

行動する事ができないのではないだろうか?

そしてこれは友人関係や恋人関係でもそうだけれど、

信じ合えるからこそ色々な事をやれるし、

色々な事を乗り越えていける

そういう事をストーリーでは伝えていたと私は感じた。

総評としてこの作品は今の世の中に欠けている事を

ポニョと宗介の触れあいを通じて

宮崎監督が伝えたかったメッセージなのだと思う。

それを感じるできるかは観た人次第かもしれないが、

それを感じることができたのなら

これからの人生において変わっていく

キッカケになる可能性を感じたファンタジーでした。

この夏この作品を鑑賞してキッカケを

多くの人に掴んでほしいと思います。

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