5日Jリーグ08第15節1日目が行われ、
アルビレックス新潟は
ホーム東北電力ビッグスワンスタジアムで
2位名古屋グランパスと対戦し、
2対1でFW矢野の決勝ゴールで接戦を制し、
6勝5敗4分勝ち点22得失点差−2で
暫定8位に浮上した。
J1再開後新潟の逆襲には絶対負けられない
ホーム2連戦で見事に結果を出し、
上位戦線に殴り込みの決め7月攻勢が始まった試合だった。
アルビレックス新潟は
ホーム東北電力ビッグスワンスタジアムで
2位名古屋グランパスと対戦し、
2対1でFW矢野の決勝ゴールで接戦を制し、
6勝5敗4分勝ち点22得失点差−2で
暫定8位に浮上した。
J1再開後新潟の逆襲には絶対負けられない
ホーム2連戦で見事に結果を出し、
上位戦線に殴り込みの決め7月攻勢が始まった試合だった。
11節から15節までホーム4試合は
今季のアルビレックス新潟にとって
とても大事になるとシーズン前予想していた。
開幕6試合で3強と対決しなければならず、
ここを乗り切った後に逆襲を掛けるという予想をしていた。
ゆえに開幕4連敗で6試合勝利なしの時でも
15試合をトータルで考えれば良い
というプラス思考は私にはあった。
実際3月の最悪な状況から4月に守備が立て直り、
5月に連携が良くなった新潟は
接戦で戦えるだけの力をつけた。
30節まで3強と当たらないアドバンテージもあり、
29節までに残留を決めて
さらに上位を目指すのが今季の理想だ。
名古屋のストイコビッチ監督が就任し
昨年とは違うチームとなっていたけれど、
ナビスコ杯から中2日という差も
最終的に勝負を分けた試合でもあった。
アルビレックス新潟のフォーメーションは
4−4−2(4−2−2−2)
GK北野
DF
右SB内田 CB千代反田 CB永田 左SB松尾
MF
ボランチ 本間 千葉
右MFマルシオ 左MF松下
FW矢野 アレッサンドロ
前節左SBの中野が退場となり、
松尾も捻挫の回復具合が心配されたが、
何とか間に合いベストメンバーでの戦いとなった。
試合は前半から両チームとも
積極的にシュートを放ちゴールを目指す。
名古屋はFWヨンセンに合わせる
サイド攻撃とワンツーでの素早いパス回しで組み立てるが、
MFマギヌンの欠場でサイド攻撃しかなく、
中央はFWヨンセンをDF千代反田が
マンツーマンでマークし、
DF永田とMF千葉が回りをカバーして対応した。
これで殆どFWヨンセンには仕事をさせることなく、
FW玉田は殆ど存在を感じなかった。
新潟もサイド攻撃より中央から積極的に展開し、
シュートを放つが最後の決め手を
欠いて前半は0対0で折り返した。
後半になると運動量が落ち始めてきた
名古屋に対して中央からチャンスを掴み始める。
FKからMFマルシオが、FWアレッサンドロが、
MF松下が狙うが枠を捉えきれない。
試合が動いたのは後半12分
中盤で奪ったDF内田のクロスにFW2人が劣りになり、
フリーのMF松下がヘディングで決めて
待望の先制点を上げる。
ここで名古屋はMF深いに代えて
FW杉本を投入し攻撃に転じる。
10分間は新潟が主導権を握っていたが、
25分を越えたところから名古屋が主導権を握り始め、
後半28分に殆ど存在のなかった
FW玉田に代えてFW巻を投入し空中戦勝負に出る。
そしてその直後の後半29分に
名古屋はCKからDF増川のヘディングが
決まって同点にされた。
その直後新潟も反撃に出るが
FWアレッサンドロが外してしまう。
しかしここで名古屋はまたも動き、
最後のカードをFWヨンセンに代えて
DF米山を投入し引き分け狙いに入った。
私としてはここで守備に来るより
攻撃に来た方が怖かっただけに
最も恐れるFWヨンセンを下げたのは
ある意味名古屋の失敗だったし、
何よりこれによりDF千代反田が
普段のポジションで守備をする事ができるようになった。
後ろに脅威のなくなった新潟は攻勢に転じ、
後半38分にスローインから
FW矢野のシュートがディフェンダーに当たって
GK楢崎が逆を突かれてボールはゴールに
吸い込まれ勝ち越しに成功した。
これは殆どオウンゴールに近い形だったけれど、
公式記録は矢野のゴールとなった。
カードを使い切っていた
名古屋にもう反撃する力は残っておらず、
最後のFW巻のヘディングが枠を外れて
新潟は引き分けを挟んで4連勝とした。
とにかく両チームとも積極性のある攻撃を展開し、
試合内容的には飽きない試合だった。
現在上位の名古屋も近年は中位が定位置となっており、
監督は代わったもののホームでの対戦では
相性の良い新潟にとっては怖さを感じなかった。
この試合ではFWヨンセンを封じる事に終始し、
名古屋の弱い中央を徹底的に仕掛ける戦術が
見事に後半名古屋攻略に繋がった。
新潟も守備ではDF松尾が間に合った事で
懸念された左SBの人選で
混乱する事がなかったのも大きい。
確かにサイドからクロスを何度も上げられ、
CKだけで9本与えたが、
高さでは千代反田がマンツーマンにつく事で対応し、
永田と千葉がカバーする事で万能に対応した。
攻撃源を封じた事で名古屋のサイド攻撃に
怖さを感じなかった。
この試合でのストイコビッチ監督の采配は
確かに積極的だったが、
FW杉本を投入した意図が攻撃だったとしても
戦術面でどういう攻めに転じるのか
イメージが沸かなかったし、
FWヨンセンを下げた事で脅威を無くしてしまった事が
この試合の名古屋の敗因なのかもしれない。
新潟は最後まで交代なしだったが、
私なら矢野の勝ち越しゴールを決めた直後に
警告を受けたマルシオと松下を交代しても
良かったのではと感じる。
確かにベストメンバーで戦うのは理想だが、
運動量の豊富な選手の投入も
もう少し考えても良いのではと感じる。
課題もあったけれど、
これで新潟は勝ち点22となり
いよいよ混戦のリーグ戦に殴り込みをかけた。
昨年の鹿島もこの時期から上昇してきただけに、
対戦カードに恵まれている新潟にとって
この絶好の機会に下位チームから
確実に勝ち点を獲得しリーグ戦を混戦に持ち込みたい。
一事は絶望的だった上位進出も
ホームの連勝で見事に復活した。
とはいえ当面の目標は得失点の借金を早期に返済する事だ。
上位進出するためには得失点がマイナスでは
不利なだけに7月中に返済を目指してほしい。
そして次は久しぶりのアウエーでの戦いだが、
前回のナビスコ杯のお返しを確りしてほしいと思うし、
アウエーで勝ち点3を取って戻ってきてほしい。
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今季のアルビレックス新潟にとって
とても大事になるとシーズン前予想していた。
開幕6試合で3強と対決しなければならず、
ここを乗り切った後に逆襲を掛けるという予想をしていた。
ゆえに開幕4連敗で6試合勝利なしの時でも
15試合をトータルで考えれば良い
というプラス思考は私にはあった。
実際3月の最悪な状況から4月に守備が立て直り、
5月に連携が良くなった新潟は
接戦で戦えるだけの力をつけた。
30節まで3強と当たらないアドバンテージもあり、
29節までに残留を決めて
さらに上位を目指すのが今季の理想だ。
名古屋のストイコビッチ監督が就任し
昨年とは違うチームとなっていたけれど、
ナビスコ杯から中2日という差も
最終的に勝負を分けた試合でもあった。
アルビレックス新潟のフォーメーションは
4−4−2(4−2−2−2)
GK北野
DF
右SB内田 CB千代反田 CB永田 左SB松尾
MF
ボランチ 本間 千葉
右MFマルシオ 左MF松下
FW矢野 アレッサンドロ
前節左SBの中野が退場となり、
松尾も捻挫の回復具合が心配されたが、
何とか間に合いベストメンバーでの戦いとなった。
試合は前半から両チームとも
積極的にシュートを放ちゴールを目指す。
名古屋はFWヨンセンに合わせる
サイド攻撃とワンツーでの素早いパス回しで組み立てるが、
MFマギヌンの欠場でサイド攻撃しかなく、
中央はFWヨンセンをDF千代反田が
マンツーマンでマークし、
DF永田とMF千葉が回りをカバーして対応した。
これで殆どFWヨンセンには仕事をさせることなく、
FW玉田は殆ど存在を感じなかった。
新潟もサイド攻撃より中央から積極的に展開し、
シュートを放つが最後の決め手を
欠いて前半は0対0で折り返した。
後半になると運動量が落ち始めてきた
名古屋に対して中央からチャンスを掴み始める。
FKからMFマルシオが、FWアレッサンドロが、
MF松下が狙うが枠を捉えきれない。
試合が動いたのは後半12分
中盤で奪ったDF内田のクロスにFW2人が劣りになり、
フリーのMF松下がヘディングで決めて
待望の先制点を上げる。
ここで名古屋はMF深いに代えて
FW杉本を投入し攻撃に転じる。
10分間は新潟が主導権を握っていたが、
25分を越えたところから名古屋が主導権を握り始め、
後半28分に殆ど存在のなかった
FW玉田に代えてFW巻を投入し空中戦勝負に出る。
そしてその直後の後半29分に
名古屋はCKからDF増川のヘディングが
決まって同点にされた。
その直後新潟も反撃に出るが
FWアレッサンドロが外してしまう。
しかしここで名古屋はまたも動き、
最後のカードをFWヨンセンに代えて
DF米山を投入し引き分け狙いに入った。
私としてはここで守備に来るより
攻撃に来た方が怖かっただけに
最も恐れるFWヨンセンを下げたのは
ある意味名古屋の失敗だったし、
何よりこれによりDF千代反田が
普段のポジションで守備をする事ができるようになった。
後ろに脅威のなくなった新潟は攻勢に転じ、
後半38分にスローインから
FW矢野のシュートがディフェンダーに当たって
GK楢崎が逆を突かれてボールはゴールに
吸い込まれ勝ち越しに成功した。
これは殆どオウンゴールに近い形だったけれど、
公式記録は矢野のゴールとなった。
カードを使い切っていた
名古屋にもう反撃する力は残っておらず、
最後のFW巻のヘディングが枠を外れて
新潟は引き分けを挟んで4連勝とした。
とにかく両チームとも積極性のある攻撃を展開し、
試合内容的には飽きない試合だった。
現在上位の名古屋も近年は中位が定位置となっており、
監督は代わったもののホームでの対戦では
相性の良い新潟にとっては怖さを感じなかった。
この試合ではFWヨンセンを封じる事に終始し、
名古屋の弱い中央を徹底的に仕掛ける戦術が
見事に後半名古屋攻略に繋がった。
新潟も守備ではDF松尾が間に合った事で
懸念された左SBの人選で
混乱する事がなかったのも大きい。
確かにサイドからクロスを何度も上げられ、
CKだけで9本与えたが、
高さでは千代反田がマンツーマンにつく事で対応し、
永田と千葉がカバーする事で万能に対応した。
攻撃源を封じた事で名古屋のサイド攻撃に
怖さを感じなかった。
この試合でのストイコビッチ監督の采配は
確かに積極的だったが、
FW杉本を投入した意図が攻撃だったとしても
戦術面でどういう攻めに転じるのか
イメージが沸かなかったし、
FWヨンセンを下げた事で脅威を無くしてしまった事が
この試合の名古屋の敗因なのかもしれない。
新潟は最後まで交代なしだったが、
私なら矢野の勝ち越しゴールを決めた直後に
警告を受けたマルシオと松下を交代しても
良かったのではと感じる。
確かにベストメンバーで戦うのは理想だが、
運動量の豊富な選手の投入も
もう少し考えても良いのではと感じる。
課題もあったけれど、
これで新潟は勝ち点22となり
いよいよ混戦のリーグ戦に殴り込みをかけた。
昨年の鹿島もこの時期から上昇してきただけに、
対戦カードに恵まれている新潟にとって
この絶好の機会に下位チームから
確実に勝ち点を獲得しリーグ戦を混戦に持ち込みたい。
一事は絶望的だった上位進出も
ホームの連勝で見事に復活した。
とはいえ当面の目標は得失点の借金を早期に返済する事だ。
上位進出するためには得失点がマイナスでは
不利なだけに7月中に返済を目指してほしい。
そして次は久しぶりのアウエーでの戦いだが、
前回のナビスコ杯のお返しを確りしてほしいと思うし、
アウエーで勝ち点3を取って戻ってきてほしい。
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