12日国立競技場で北京五輪代表候補の

U―23日本代表対U―23カメルーン代表戦が行われ、

0対0で強豪カメルーン相手に

スコアレスドローの結果に終わった。

試合は前半から速攻カウンターのカメルーンに対して

日本が組織的守備で対抗しカメルーンの

身体能力を組織でカバーした。

前半9分に日本が右サイドからのMF梅崎のクロスを

FW森本が合わせるが枠外となり、

その後も積極的にシュートを放つが

得点できず前半を折り返す。

後半になると日本が中盤を支配するが

カメルーンの堅い守備をなかなか崩せない。

試合終了間際に決定的なチャンスが

あったもののFKはMF水野のキックは

ポストに当り試合終了となった。

これで反町ジャパンの最終メンバー最後の試合は

ある程度戦える手応えを得たが課題も出た試合となった。
反町ジャパン発足から組織的な守備で

守り抜いてきただけに守備については

強豪と当たってもある程度は持ち堪えられるだけの

力はある事は証明できた。

しかし攻撃面では軸となるFWがいない事で

2列目からの攻撃が最重要となる事も改めて感じた試合となった。

反町ジャパンのフォーメーションは4−5−1(4−2−3−1)

GK西川

右SB田中 CB水本 CB森重 左SB吉田

MF

ボランチ梶山 本田拓

右MF梅崎 トップ下谷口 左MF本田圭

FW森本

森本の1トップに3枚の攻撃的MFを並べた

欧州でも主流のシステムで試合に臨んだ。

前半日本は身体能力に勝る

カメルーンのカウンターに苦しむが、

数的優位を作り積極的にプレスを掛ける事で相手を封じる。

日本もワンタッチ、ツータッチで早いパス回しで

オシムサッカーの継承した反町ジャパンは次第に中盤を支配し、

サイドから切り崩す。

前半9分には右サイドから

MF梅崎のクロスをFW森本が合わせるが枠外・・・

その後も日本はチャンスを演出し、

積極的に選手がアピールするが

得点できず前半を終了した。

後半になるとカメルーンのカウンターに

苦しむ場面もあったが終始日本が中盤を支配!

しかし最終ラインをなかなか突破できない。

FWを森本から李、トップ下を谷口からエクスデロ、

右サイドに梅崎から水野へと

次々交代要員を投入しカメルーンゴールを襲うが、

終了間際のFKもMF水野のキックは

ゴールポストに阻まれ試合終了した。

この試合においては得点できなかった事を

悲観する必要はないと思う。

確かにこの試合得点できれば良かったけれど、

相手は優勝候補のカメルーンであり、

この強豪から簡単に得点できるとは考えづらい。

もしチャンスがあるとすれば

やはり今日のようなFKからになるだろうから

システム的には1トップ3攻撃的MFは良いと思う。

予選の時は3−6−1(3−4−2−1)を

採用するケースが多かったが、

この試合ではより攻撃的MFである

左右のサイドハーフが攻撃参加し易いように

4−5−1(4−2−3−1)を採用した。

試合を通じてフォーメーションを崩さず

そのままシステムに選手のポジションを

当てはめて起用したが、

誰が入ってもその起用の意図を確り感じ取っていた。

そうなると実際の本番についてだけれど、

システムとしては3−5−2(3−4−1−2)、

3−6−1(3−4−2−1)、

4−5−1(4−2−3−1)が考えられる。

どのシステムを使っても根本的戦術コンセプトである

素早いパス回しにダイレクトプレー、

組織的な守備を軸とする反町監督が掲げる

スペクタルサッカーは変わらない。

18人しか選べないメンバーにおいて

実際にこのシステムに対して誰を選ぶのか実際には難しい。

ましてOA枠を使おうとすると

逆にどのポジションを選べばよいのか難しくなる。

私が選ぶとすれば、

GK西川、山本

DF伊野波、水本、青山直、内田、長友、森重&吉田

MF梶山、本田拓、本田圭、水野、梅崎、上田、谷口&青山敏

FW森本 李 エクスデロ

以上の中から選ぶだろうけれど、

これでOA枠を使うとしたら

どこのポジションで使うか?これが実に悩むと思う。

今の代表ですらFW不足であるし、

FWを入れるぐらいなら森本 李 エクスデロの

3人で十分だと思う。

GK、DFも水本、青山直中心の守備に

3バックの伊野波、4バックの内田、長友を越える存在は

OAにはいない。

そうなるとMFだが、

ボランチでは梶山を決定で本田拓らも安定している。

唯一欠点といえそうなのがトップ下だと私は感じている。

最終予選の時でもトップ下は柏木で何とか固まったが、

やはり迫力には少々乏しい。

私ならトップ下に中村俊輔を使うか、

OA枠熱望の闘莉王をボランチかFWで起用してみたいが、

闘莉王は怪我を抱えているのであまり気が進まない。

今のメンバーを代えるほどの存在が

いないのもまた事実であり、反町監督が悩むのもわかる。

ただOA枠を使わないべきかと問われたら

やはり使うべきだと思う。

使うならボランチかトップ下になるだろう。

メンバー決定まであと1ヶ月だが

どのメンバーが選ばれても戦えるメンバーになると思うし、

回りが想像するほど悲観するメンバーとは思っていない。

それだけ多くの競争に勝ち抜いてきたメンバーだからだ。

最終メンバーに選ばれるまで

候補者全員リーグ戦で頑張ってほしいと思う。

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