23日ドラマ「ホカベン」第2話を視聴した。

今回は前回DVを受けて離婚調停中だった

母親が夫を刺し刑事裁判を受ける事になり、

保護した子供から衝撃的事実を告げられ、

不利な状況を打開する為に

起死回生の弁護をするシーンがメインだった。
ストーリー

初めての弁護に張り切っていた灯だが、

真希が「保護」されるために

裁判所によって連れていかれ、

絶望した母の享子が夫・和彦を刺してしまったことに、

完全に自信を失ってしまった。

大きな壁に突き当たった灯に、

和彦側の弁護士・浜田は、さらなる攻勢をかける。

和彦が全治1ヶ月の重傷だという浜田は、

離婚に応じる構えを見せながら、

1000万円の損害賠償を求め、

示談を持ち掛けたのだ。

もはや享子は加害者で、

殺人未遂の実刑を免れたいのなら

和彦本人の嘆願書が必要なはずだ、という浜田。

灯は、余裕の表情の浜田の前で、対処法が見つからなかった。

そんな折、児童養護施設側の要望で、

灯は真希を自宅で預かることになる。

昼間、真希を一人にしておけないと考えた灯は、

母・美代子に頼むが、どっちが仕事を休むかで

ケンカになってしまう。

その様子をそっと見ていた真希は、

夜、灯と2人きりになったさい、衝撃的な行動に出た。

それは、ケンカした灯を

なぐさめようとしてとった行動。

しかし、灯は、真希が父親から

性的虐待を受けていたのだと気づき、

大きなショックを受ける――

以上日テレホカベンHPより


今回は前回衝動で夫を指した妻が

殺人未遂で逮捕され拘留された。

灯は妻に謁見し弁護する事を願い出て

何とかして刑事裁判の情状酌量の余地と

その善後策を探っていた。

この時点ではDVの原因があるにせよ

刺してしまった事実に変わりはなく、

殺意があったと認められる可能性が高い状態だ。

そして子供を預かる事になった灯は

その夜に親子喧嘩をしてしまう。

そこで子供が起きて来てしまい、

申し訳ないと思ってしまうが、

そこで衝撃的な子供の行動に愕然とする。

これは精神的な部分から見ると、

幼児期にこういう虐待を受けてしまうと、

大人になった時に性的なトラウマを

追ってしまい男性恐怖症やセックス恐怖症に

なるケースがあるし、

その逆に性的に異常行動をする可能性がある。

これは幼児期の愛情欠如や

虐待によるもので起こるもので、

これは立派な性的虐待の犯罪である。

だがこういう事実はなかなか家庭内で

起こっていると周りがその事実を

知る事はできないゆえ、

大人になった時その症状が発生したり、深い傷を残す。

世間体を気にしてなかなか告発できないのは

今回登場した母親のように白い目で見られる

という目が気になってしまう。

ただこういう事件については言わなければ

前に進まないだけでなく情状酌量の余地だけでなく、

性的虐待による逆転立件も可能なだけに

勇気が必要な事でもある。

灯はどうしたらこの状況を打開できるのか

色々六法全書を見ながら考えた結果

1つの起死回生策を導き出した。

それは弁護士としては最大に不本意ながら、

弁護人を辞任し自らが証人となる事だった。

確かに弁護人では状況証言する事はできないので、

現実に子供を預かった灯が証人として

証言する事が可能という点に着目し、

杉崎に弁護人を代わる事で可能にした。

簡単に言ってしまうと、

証人なら事件に関わった人であれば

証人として出廷する事が可能なだけに

それを裁判官が認めれば証言できる。

ここでは被告人の子供を預かったという理由が

証人として認められた。

そして”証人”堂本灯として証言が始まった。

しかしその証言は事実を語るという事で

辛い内容だったけれど、

その事実を話したことで被告人は

真実を話す勇気を与える事になった。

この法廷で最も重要なのは真実を

確り話す事がいかに大事なのかという事だった。

もし真実を話さないままだったら

被告人は懲役2年以上の実刑判決となっただろう。

昨日の光市母子殺人事件の裁判もそうだが、

事実と真実を曲げようとする証言をしていると

感じさせる証言の数々とそれを助長する

愚考の弁護の数々には被害者家族だけでなく、

世間は聞くに堪えない内容だった事が記憶に新しいが、

事実と真実が曲がってないなら例え辛い内容だった

としても人は必ず理解してもらえる

という灯の信念が導いた逆転執行猶予を勝ち取った。

離婚は成立し、母親と子供は氏名を変えて

遠くへと旅立った。

事件に関わった被告人やその家族が裁判後に

氏名を変える事は認めてられているとの事だが、

法律は武器と言う言葉どおり、

これが必ずしも良い事なのかは

それぞれの思うところだ。

これが凶悪犯罪者ならこの法律は

身近に凶悪犯が住んでいても不思議じゃない

という事になる訳で、普段からそういう人が

身近にいるという現実も改めて感じる回となった。

次回は少年法の壁に当るけれど、

少年法が今色々議論されている

現在少年法はどうあるべきなのか?

それを考えながら観たいと思う。

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ホカベン (1) (イブニングKC)


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