29日神宮球場で東京ヤクルト対巨人戦が行われ、

6対3で東京ヤクルトが14安打を浴びせて

巨人に開幕2連勝をした。

試合は東京ヤクルト先発村中投手、

巨人先発グライシンガーの投げ合いで始まり、

巨人が初回に2死満塁から

6番阿部捕手の2点タイムリーで先制すると、

7番谷選手もタイムリーを放ち3点を先制する。

しかし東京ヤクルトも2回に6番宮本選手の

タイムリー2ベースで1点を返すと、

4回には8番福川捕手のタイムリー3ベースで1点差とし、

続く5回にも4番リグスのタイムリーで同点に追いついた。

グライシンガーは6回3失点でマウンドを降りた後の

7回に2番手西村投手が捕まり、

無死満塁から5番ガニエルの

2点タイムリーで逆転に成功すると、

6番宮本選手にもタイムリーが飛び出し

3点のリードを奪った。

巨人は2回以降チャンスらしいチャンスを作れず、

最後は6番手林昌勇に抑えられ

巨人はまさかの開幕2連敗となった。

これで巨人は大事な開幕カードで

負け越すスタートを切る事になった。
先発というよりも打線の援護が初回だけでは

やはり投手の立場としては次第に押し寄せる

ヤクルト打線を振り切る事ができなかった

という気持ちが大きいだろう。

先発グライシンガーは6回で降板したが

6回3失点と10安打こそ打たれたが

四死球1とコントロールの良さで

先発として最低限の役割クオリティースタートは果たした。

問題はやはり中継ぎ陣になるだろう。

昨シーズン終盤の戦いは豊田、林投手が

次々と離脱し抑えを任された上原投手1人で

乗り切った試合が多かっただけに、

林投手もまだ故障から復調せず、

期待された藤田投手も2軍と

クルーンの出番すらない展開・・・

やはり課題は豊田、クルーンまで繋ぐ中継ぎ陣が

弱いという事になる。

メンバーをみても西村投手も

昨シーズン中継ぎとして頑張ったものの

やはりまだ大事な場面を任せるまでには至っていない。

それが昨シーズン防御率4.36に現れている。

その他の投手では吉武投手が頑張らないと

山口、越智投手では

山口投手は昨シーズン30試合を投げたけれど、

越智投手は今季初の1軍という事で

殆ど若手枠で大事な場面ではまだ使いづらい。

巨大戦力ではあるものの、

やはり課題の中継ぎ陣が思うように

整備できていないのが実情なので

試合が壊れた時どうやって持ち直すのか?

それ以上に確りした勝ちパターンが

7回から作れないと先発投手は

1イニング長く投げなければならない。

先発投手の目安は7回100球が

理想なので先発もある程度頑張ってほしいが

セットアッパーがレフト以外での

巨人の課題の1つという事を

開幕2戦目でまたも露呈した格好だ。

そして肝心の打線だけれど、

初物に弱い伝統まで他球団出身の選手まで

抱えなくても良いのに

やはりあまりデータと対戦のない投手が

多数登板した事で戸惑ってしまい

6回までに追加点を奪えなかった。

それほど実力派ばかりの投手じゃないだけに

このクラスで苦戦するようだと

次も同じ感じでやられるだろう。

しかし打線構成を考えると

走力を使える選手がいないので

打撃の調子が上がらないと

選球眼で四球を選ぶ采配も必要だが、

由伸選手しかり、1,2番は四球を選ぶタイプじゃないのも

ある意味得点機会の半減にもなっている。

巨大打線ゆえ各塁停車打線になってしまうゆえ、

長打がでなければ厳しい打線でもある。

ラミレスが加入してしまった事で

走力のある選手が使えない弊害が

開幕2戦でもろに露呈した格好だ。

課題はわかっているだけに

これだけのメンバーをどうやって機能させるか?

打線は今がベストとは考えにくいだろう。

開幕3連敗するようだと

借金3を背負って戦わなければならないだけに

明日は何としても3連敗は阻止したいところだ。

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