1日公開の映画「明日への遺言」を鑑賞した。

この映画は1945年の東京裁判など

戦争裁判にかけられた岡田資中将の法廷での

闘いを描いた作品である。

多くの戦争裁判ではアメリカ主導で

多くの裁判が裁判じゃないと言われた中で

最後まで指揮官として法廷で闘った

岡田資中将の生き様は今日の指導者の

あるべき姿をみる事だろう。
戦後63年になろうとしている中で60年前

1人の司令官が有罪当たり前、

死刑当然の裁判の中で全ての責任を背負い

部下に未来を託して死刑になった人物がいた。

それが元東海軍司令官岡田資中将だった。

現代の指導者としての立場は

比較的責任逃れの傾向にある中で、

この岡田資中将は全ての責任は自分にあると

最後まで主張し未来ある部下たちを

最後まで守り抜いた素晴らしき指揮官だった。

それはレビューの中で触れたいと思う。

キャスト

元東海軍司令官でB級戦犯として横浜裁判で

最後まで法戦として闘い抜いた

岡田資中将演じる藤田まこと

岡田資中将の妻岡田温子演じる富司純子

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

1945年、東條英機元首相らA級戦犯が

東京裁判で裁かれる中、横浜地方裁判所では、

戦争犯罪行為の命令者であるB級戦犯、

及び実行者のC級戦犯の裁判が行われていた。

東海軍司令官だった岡田資中将と部下19名は空襲の際、

パラシュートで降下した搭乗員を捕虜として扱わず、

正式な手続きを踏まずに処刑したことで

殺人の罪に問われていた。

フェザーストン主任弁護士の弁護のもと、

岡田は、すべての責任は自分にある事を主張した…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして戦後63年の月日を経て

描かれる戦争裁判、歴史で習う部分としては

東京裁判中心に太平洋戦争の戦犯を

裁く裁判が各地で行われていた。

その多くは有罪、死刑となり1000人以上の軍人が

戦犯として死刑執行された。

そんなアメリカ主導の裁判において最後まで

その法廷で闘い抜いた軍人がいた。

それが元東海軍司令官岡田資中将だった。

その余罪が空襲の際、パラシュートで降下した

搭乗員を捕虜として扱わず、

正式な手続きを踏まずに処刑したことで

殺人の罪に問われていた。

確かにこれが戦争でなければ

確実に罪に問われるのだろうが、

戦争時において空爆を行った軍人に対して射殺、

もしくは処刑する事はある意味軍人として

当然の行為だったのが戦時であり、

それを戦後に裁くのは敗戦国の敗者として

裁かれるいわゆる落武者狩りともいえる。

そんな絶対不利な中でも岡田資中将は無差別爆撃、

略式手続きの処刑は避けられなかった点、

そして責任は全て指揮官の自分にある。

という3点を最後まで主張し続けた。

無差別爆撃はいくら軍事施設だけ

狙えとは言っても戦争ではこれを

守られる事は殆どないに等しいし、

日本も中国などでは数多くの無差別爆撃をした

経緯がある事を踏まえれば日本もアメリカも

非難できる事ではないだろう。

この点についてはどちらも主張はできないし、

アメリカも同じ行為を受けたなら

同じく略式手続きにより処刑しているだろう。

そしてその責任所在は何処にあるのか?

この点が最終的に裁判の行方を決めていく訳だけれど、

この裁判において無差別爆撃、

略式手続きの処刑はあくまで

余罪追及と罪の軽減の訴えにしかならない訳で、

2つの点は裁判の攻防の序盤という事になり、

この点だけではアメリカ主導の裁判ではまず動かない。

そして最後の責任の所在という点についてだったが、

岡田資中将は命じた自分に責任があり、

部下はその命令に逆らう事はできなかったと主張し、

全ての責任を自分が背負う事を焦点にこの裁判を闘った。

責任者として責任を負わずに辞めていく

風習が今の日本に蔓延しているが、

本当に辞める事が責任の取り方なのだろうか?

辞める事は何時でもできるが、

その責任をまっとうすることこそ

本当に難しいのだという事を

岡田資中将は裁判の法戦において

最後まで強い意志を貫いた。

そんな指揮官を部下は慕い、

部下も岡田資中将を心から信頼した。

そしてこの闘いで対決した裁判官並びに弁護士、

検事からも岡田資中将の毅然とした主張に

次第に岡田資中将の意志が伝わっていった。

総評として今の上司のあるべき姿を

この岡田資中将は確り示してくれたのかもしれない。

指揮官として全ての指示責任は指揮官が背負い、

部下を責める事はしない。

そして部下の不祥事は全て指揮官の責任

という姿勢はまさに指揮官の鑑だった。

責任の取り方とは最後まで闘い抜く事!

と教えてくれた岡田資中将が託した

明日への遺言は未来でも通じるだけの

素晴らしい姿勢だと感じました。

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