15日公開の映画「スマイル 聖夜の奇跡」を鑑賞した。

この映画は1勝もできない弱小アイスホッケーチームが

アイスホッケーを全く知らない素人監督が就任し、

奇策の采配で初勝利を飾って病気で入院中の少女を

励ます為に無敵のチームに挑んでいくストーリーである。

監督は俳優の陣内孝則の

第2弾作品という事で注目度も高く、

素人だからこそ見えるものや、

それぞれのコメディな部分が面白く

今年最後を飾るに相応しい作品になるだろう。
今年最後の作品という事で、

一応時間が取れれば+αの作品も鑑賞予定何だけれど、

色々なからみもありこの作品が今年ファイナル作品となる。

私の場合アイスホッケーは全く興味なく良く知らない。

パンフレットをさらっと読んだら確かに多少の事を

覚えておけば私はサッカー好きなので

サッカーの戦術を参考にしながら考えると

良いのかもしれない。

ここで登場する佐野修平という素人監督も

選手の洞察してそれぞれの特徴を上手く引き出して、

彼ならの独自のフォーメーションを考え出していく。

音楽のリズムを分段に活かした戦術は見ものだ。

キャスト

プロのタップダンサーになる夢に破れ、

逃げるように恋人静華がいる北海道に戻って

恋人と結婚する為にアイスホッケーの

弱小チームスライラーズの監督になる

佐野修平演じる森山未來

修平の婚約者。

礼奈のフィギュアスケートのコーチでもあり、

住まいらー図のオーナーの娘でもある

山口静華演じる加藤ローサ

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

タップダンサーの夢を諦めた修平は、恋人・静華と

結婚するため北海道に戻って来た。

しかし、厳格な静華の父親はすぐに承諾せず、

自分のアイスホッケー・チーム、

スマイラーズを優勝させれば、

結婚を許すと条件をつけた。

修平はスケートも出来ないド素人の上、

スマイラーズはこれまで1勝もしたことがない弱小チーム。

しかし、子供の心を掴むのが上手い

修平のコーチングの甲斐あり、

チームは次第にまとまりを見せていく。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして弱小チームが

最強チームへ挑んでいく姿を

描いたストーリーなんだけれど、

その中には笑いあり、ギャグあり、

そして感動のストーリーありと

最初から最後までとにかく楽しめる。

スポーツを良く知らない人だと

アイスホッケーのフォーメーションや

戦術を理解しづらいかもしれないんだけれど、

この映画では戦術というより

その作戦がとてもユニークでそれがなるほど!

と思えるように描かれている点も良い。

監督になるキッカケが恋人と結婚する為のいう

不純な動機で始まったのだが、

元々教師志望で大学へ行ったようで、

その中で自身の夢であるタップダンサーを目指したが、

怪我で断念するところからこのストーリーが始まる。

そして監督になった修平は一度所属選手達に

自由にプレーさせる。

最初はやれるじゃないと観ていた修平だったが、

メンバーの5分経てばわかるよ

という言葉でその意味を知る事になる。

アイスホッケーはGK2人を含めて

22人ベンチ入りができて

GKを含め6人まで出場できる。

そして20分ハーフを3ピリオドに分けて

1ピリオド15分休憩、その1ピリオド20分の間に

選手は自由に何度も後退することができる。

これはアイスホッケーがそれだけ

体力の消耗が激しいスポーツだからで、

GKを除く20人を4セットで分けて

入れ替えているのが通常だそうだ。

つまりベンチ入りメンバーが7人しかいない

チームでは圧倒的不利になる。

状況と現状を把握した修平は独自の考えで

奇想天外なフォーメーションと戦術を提示していく。

これは修平がかつて挫折したタップダンスの

リズムからヒントを得た。

そして作戦を指示された選手達は魔法に掛けられたように

次々とプレーが上手く活き出す。

そして待望の初得点を奪うと、

次々とタップダンスから繰り広げられる

修平のタクトが面白いように的中して

まさかの逆転勝利で1勝を上げる。

ここから勝つ喜びを知った選手達は

次第にアイスホッケーを楽しくプレーするようになり、

メンバーも7人から10人へと増えて

メンバー交代も可能になった。

そしてスカウトしてくる方法もユニークで、

男勝りでフィギュアからチームに加わった女の子や、

コサックダンスで鍛えられた足腰を観てスカウト、

滑っちゃって負けてしまった元相撲部員など

競技において何が功を奏すかわからないものだ。

そしてそこに最強のチームサンダーバーズが現れる。

サンダーバーズは世界でも戦っている

北海道いや日本最強チームだった。

そのチームに弱小スマイラーズが戦いを挑んでいくが、

練習試合では3、4軍にも尽く歯が立たないが、

練習試合と割り切って1点を取りに行こう!

という言葉で諦めから楽しさと目標を目の前に

見えた選手達はプレーにも今までと違い力が

発揮し始めて待望の初ゴールを奪う。

そしてそこから打倒サンダーバーズへの戦いが始まると

同時に静華がコーチを務める選手達

憧れの少女礼奈が白血病に倒れる。

スマイラーズの選手達は礼奈を励ます為に練習後、

試合後に病院の前まで来て礼奈を励まし続ける。

そして始まった北海道大会、

順調に修平監督のタップマジックに掛かった

選手達は活き活きと礼奈を励ます為にと

勝ち続けてついにサンダーバーズとの

対戦を迎えるのだった。

それぞれの家庭の事情、さらに礼奈の病状は?

はたして弱小スマイラーズは本当に

サンダーバーズに勝てるのか?

これは劇場で観てほしいけれど、

この映画を観て思ったのは監督は

必ずしも専門の分野を歩んだ人じゃなくても

観る目線によっては奇想天外な発想で選手を

見抜く能力と戦術を持っているものなのかもしれない。

修平ってタップダンサーを目指した訳だけれど、

それがアイスホッケーにどう繋がったのかと思うと、

彼のダンスのリズムが軌道をイメージして

どうやったら得点を取る事ができて、

どうやって守るのかをイメージしたのだと思う。

私もアイスホッケーはわからないので、

もしアイスホッケーをイメージするなら

サッカーのシステム、戦術をイメージして考えるだろう。

フットサルサッカーを考えれば十分当てはめる事はできる。

それ以上に修平が凄いのはそれぞれの子の特徴を

確り見抜く能力が備えていた事だ。

暗く落ち込んだ子供達を励まし、

そして勝つ楽しさとプレーする面白さを教えた。

これはタップダンスをしていた

自分がその面白さを体感したからこそ、

その面白さが解ればさらに上手くなっていく

という事を教えたのは良かった。

この映画で出てくるサンバーバーズのように

勝つ事しか知らないチームは負けは負け犬

という言い方をする。

そして失敗した選手に容赦ないいじめをするなど、

正直勝つ事しか知らないチームに属する

という事は人間形勢において

良い事じゃないのかもしれない。

世の中には負けて知る事も少なくない。

その中で勝つ楽しさ、

プレーする楽しさを知る事でスマイラーズの選手達は

次第に力をつけていき、

それぞれが想像する以上に成長した。

総評として世の中には勝つ事

しか知らないようではダメなんだ。

負けて知る事もある。

そして負けて知ったからこそ楽しさを知る事がある。

勝てば良いという考えばかり持ってしまうと

楽しさを忘れてしまい本当の喜びは手にできない。

でも負けて知るからこそ本当の喜びを手にすることがある。

何かを励まそうとする時その奇跡は起こるものだ。

楽しい事を知って勝つ喜びを知る。

そこにはみんなのスマイルがあるだろう。

2007年最後は楽しいスマイルで

締める事ができた作品でした。

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スマイル―聖夜の奇跡


スマイル―聖夜の奇跡 (幻冬舎文庫 し 25-1)