13日クラブW杯トヨタカップ2007準決勝

アジア王者浦和レッズ対欧州王者ACミラン

との試合が横浜国際総合競技場で行われ、

0対1でACミランがMFセードルフのゴールで

逃げ切り決勝進出を果たした。

試合は前半から欧州王者ACミランが試合を支配し、

前半12分にはMFピルロの直接FKはゴール正面を突き、

前半23分にはMFカカのドリブルから

MFセードルフへパスを出すがGK都築の正面だった。

浦和レッズも守備を固めるACミランに対して

少ないチャンスで攻め込むが、

GKジダの正面を突きゴールを割れず

前半を0対0で折り返した。

後半になってもACミランの支配は変わらず

自陣ゴール前での時間が続くが、

後半17分にCKからDFネネがヘディング、

後半19分にはFWワシントンが枠を捉えたが

GKジダに阻まれる。

そして後半22分に左サイドで受けたMFカカが突破し、

低いパスをMFセードルフが決めてようやく均衡が破れた。

その直後DF闘莉王が負傷退場でMF山田を投入する。

そこからサイド突破でチャンスを掴み

MF山田のシュートでCKのチャンスを掴むが

ゴールを割れなかった。

浦和レッズは最後まで果敢に攻めたが追いつけず

試合終了しACミランが決勝進出を決めた。

浦和レッズは3位決定戦へ回ったが最後まで

欧州王者相手に一歩も引かない戦いで大健闘の戦いだった。
戦前の予想ではACミランが

浦和レッズを圧倒するんじゃないか?

と思われた試合は浦和レッズの堅い守備の前に

ゴールを割れない時間が続く予想外の展開で進んだ。

確かに浦和レッズはアジアでは堅守を誇っても

世界レベルでは堅守とは言い難い守備力

がどこまで欧州王者相手に通用するのかがポイントだった。

しかしACミランの最近の得点力不足もあり

ワールドクラスのプレーも相手に助けられた面もあった。

ただ過去2回欧州王者リバプール、バルセロナが

準決勝では3対0、4対0と圧勝しただけに

それを比べたら大健闘と言える内容だ。

全て守備一辺倒ではなく、

少ないチャンスでも積極的にシュートを狙い、

そして枠を捉えたシュートもあった。

イタリアチームの特徴はリスクを冒さない

戦術が用いられるので、

攻め込まれてのカウンターもACミランは

常に5人以上残る布陣でカウンター攻撃ができない。

ただ試合が進むにつれ中央よりサイドからの

突破でチャンスを作った。

中央のネスタ、カラーゼは固く、

FWワシントンのドリブルでも

ゴールエリア手前が精一杯、

さすが堅守を誇るACミランの守備だった。

浦和レッズも最初のピンチを凌いだ事で

やれる手ごたえを掴んでいったし、

90分間で30分は攻める時間があった。

前後半30分ずつ攻め込まれる時間が続いたけれど、

それを凌いだ事でチャンスもあった。

CKではDFネネのヘディングは1番惜しいシーンだったし、

前半40分過ぎのMF鈴木啓のシュートも

ヒットしていたらわからないシーンだった。

0対0で後半15分を経過した時には

さすがのACミランもFWインザーギを投入するなど、

このままじゃ拙いという事を感じての投入だろうし、

DFマルディーニ投入は予定外だったようだ。

それでも最後は確り決めるところは

さすが1点を守る美学のイタリアサッカーそのものだった。

試合内容は圧倒されたけれど、

世界最高の選手たちを相手に

これだけやれたという点は日本に

ACミランを苦しめたチームがあるという事を

世界へ示せたのではと思います。

この戦いは日本サッカー史に刻まれた1ページで、

これからの日本代表として強くなっていく上で

非常に重要な試合だった。

世界と対等に戦えた事がこれからの前進になる。

浦和レッズの大健闘に拍手!

そしてACミランの世界一へ4年前の

リベンジのステージは用意された。

4年前の雪辱を果たすべくACミランは

ボカ・ジュニアーズと戦う。

一方浦和レッズも敗れた3位決定戦で

アフリカ王者エトワール・サヘルと対戦する。

ACミラン相手にこれだけやれたのだから

3位決定戦でアジア王者初の3位を目指して頑張ってほしい。

十分3位のチャンスはある!

16日の2試合は最後まで目が離せなくなるだろう。

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