1日Jリーグ第34節が行われ、

アルビレックス新潟はホーム東北電力ビッグスワンで

14位大分トリニータと対戦し

0対2でレンタル移籍のMF鈴木慎吾の

1アシスト直接FKを決められ敗れ、

15勝13敗6分勝ち点51失点差+1で

他チームの敗れたため過去最高の6位が確定し

初の賞金を獲得した。

今シーズン最後の試合でお別れする選手もおり、

セレモニーも最後まで見届けてきた。
今季最終戦という事で3年ぶり観戦しに行った。

過去新潟はJ1に昇格してからは

最終戦全て敗戦という結果もあったが、

勝利すれば無条件で6位以上が決まる試合だっただけに

今季の目標達成へ向けて最後まで走り続けた。

アルビレックス新潟のフォーメーションは4−4−2

GK北野

DF

右SB内田、CB千代反田、CB千葉、左SB坂本

MF

ボランチ シルビーニョ、本間

右MFマルシオ  左MF寺川

FW

エジミウソン、矢野

第32節から同じメンバーで戦った。

試合は序盤から大分の前線からのプレッシャーで

なかなかボールを回せない。

その中でペナルティエリア付近でファールをもらい、

前半9分レンタル移籍したMF鈴木慎吾のFKから

DF森重に決められ先制を許す。

そして呆然としてしまったのが前半22分FKから

MF鈴木慎吾に強烈なキックでゴールを割られた。

正直私は数多く新潟の試合を観ているけれど、

慎吾のFKであれだけ速くて鋭いキックを

新潟の時は一度も観た事がないぐらい

呆然としたゴールだった。

これでレンタル移籍した結果と言えばそうだし、

彼の活躍で大分は残留した訳で新潟の選手が

他チームの残留に貢献下のは嬉しいが

いざ決められてしまうと

来季のレンタル延長はなしにしたい。

結局前半で新潟は攻撃の形を作れず終了した。

後半になってもサイドから活路を見出そうとするが、

ボランチの守備が堅く中央を突破できない。

シュートを打っても尽く跳ね返されゴールは遠い。

結局FW河原、深井投入も効果なく

今季終了のホイッスルが鳴り響いた。

この試合は鈴木慎吾の凱旋試合で

鈴木慎吾のための試合だった。

新潟は復帰した大分のMFエジミウソンが中央を固め、

3バックが中央にスペースを与えない。

サイドはサイドハーフの選手が確り抑え

90分間殆どゴールを破る事ができる

予感がない状態だった。

これは来季への課題となるけれど、

来季こういう状況になった時どうやって打開するのか?

それは個々の力も必要だろうが、組織の力も必要だ。

守備面では来季ボランチの補強を

できるかどうかにも掛かってくるし、

攻撃面の強化も必要だ。

そしてこの試合を最後に

MFシルビーニョ、DF三田、MF六車、

MF吉澤、DF田中秀が最後の挨拶で

スタンドからエールを送られていた。

特にシルビーニョは新潟に加入して

中央でボールをキープし、

司令塔として前線へボールを供給した。

時として値千金のゴールも決めて

この2年間新潟の中盤の軸だった。

ただシルビーニョ不在の時にどうやって戦うのか?

という課題も浮き彫りになり、

一時期シルビーニョがいなければ

機能しないチーム状態でもあった。

その課題を克服したチームは次のステップのため

シルビーニョ離れを決断した。

本来なら攻撃的MFでプレーすれば

よいかもしれないが、

これからさらに上を目指す上では

シルビーニョより守備力ある

ボランチの補強が必要だと思う。

そしてDF三田はアテネ五輪の予選で代表に選ばれ、

一時期はチームを離れたが復帰して

右サイドの守備で数多く貢献した。

ただ新潟のサッカーはサイドバックも

アグレッシブにという方針なので守備は良い

三田も攻撃面ではいまいちな部分があり

新人補強に伴いチームを離れる事になった。

六車、吉澤、田中秀の3選手は出場機会がなく仕方ない。

ただ今回の5人とも日本のチームの何チームは

手を上げると思うので、

何処でプレーしても新潟での経験を

活かしてほしいと思います。

そして念願だった7位以上、

勝ち点50以上を達成し6位で

賞金2000万を獲得した。

これも全員の力があったからこそ

達成できた訳で来季は今年以上に

厳しい戦いが待っている。

J1に昇格して素晴らしい1年だったが

来季はさらに素晴らしい1年にできるよう

頑張ってほしいと思います。

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