12日中日ドラゴンズの福留孝介選手が

FA権を行使する事を発表し、

守護神の岩瀬仁紀投手はFA権を行使せず

残留する事を発表した。

福留選手は今季右肩痛の怪我で

81試合の出場に止まったが、

9年間で2度の首位打者と1度のMVPを獲得し

ベストナイン3度、ゴールデングラブ賞4度に輝いている。

一方岩瀬投手は中日不動の守護神で

3年連続40セーブの日本記録を更新し

9年連続50試合以上登板を達成している。

中日はFA権を行使した

西武の和田選手獲得を目指しており、

来季連覇を狙う上では

守護神の残留は大きなニュースとなった。
落合監督にとっては福留選手がいなくなるより、

岩瀬投手がいなくなったら

来季の投手陣構想をしなければならなかっただけに

来季の連覇へ大きな残留となった。

まあ最も昨年から福留選手のFAを見越して

このオフに中村紀選手を獲得した事を踏まえれば

FAで和田選手を獲得しても

おつりが来る訳で

打線とすれば来季の戦力ダウンは少ない。

強いて言えばレフトの守備が弱くなる点ぐらいでしょう。

さてここで問題の福留選手の動向だけれど、

国内では巨人、阪神、福岡が取りざされているけれど、

巨人については現在外野が満員であり、

獲得すれば清水選手は確実にベンチだ。

3割を打てる選手をわざわざベンチに干す

愚考を毎年繰り返されている巨人が

この獲得に走れば来年さらに

原監督の手腕の責任が問われる事は必死で

総合的に考えても獲得しない方が良いだろう。

一方阪神は浜中選手を放出する事を決め、

さらに同じFAの新井選手を獲得するために

1塁のシーツを解雇した経緯を考えると

打者2人を獲得するのか?

と考えたとき新井選手を獲得するメリットはあるだろうが、

阪神には今年急成長した林がおり、

桜井選手らが台頭してきた。

福岡は今季多村選手を獲得したが

思うように長打が出ず、全体的に苦戦した。

しかし今回は資金面でそれほど期待できないという事で

資金面で見送られる可能性があるようだ。

以上の点を踏まえると獲得するのは

メジャー球団になるかもしれない。

MLBなら長打さえ期待しなければ

3割以上、20本塁打は期待できるし、

肘の状態にもよるが守備面でも大きく貢献するだろう。

それ以外にもFAでは

千葉の小林雅英、薮田投手、

西武の和田選手、楽天福盛投手、

東京ヤクルト石井一久投手、

広島黒田投手、新井選手、

そして中日福留選手と

近年にないFA戦線となったが、

多くの選手がMLB移籍を

目指している点も見逃せない。

特に投手では薮田、福盛、小林雅英、黒田投手が

今季の岡島投手の活躍で注目されている。

野手は国内残留になりそうだが

これから選手の動向に目が離せなくなるだろう。

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