25日公開の映画「伝染歌」(PG-12指定)を鑑賞した。
この映画は歌ったら死ぬと言われる歌を巡って
その歌の真相を探りながらも、
その歌に次々と呪い殺されていくストーリーである。
歌を歌って死ぬという発想はなかなか面白かったものの、
内容的には難しい内容になってしまっている。
この映画は歌ったら死ぬと言われる歌を巡って
その歌の真相を探りながらも、
その歌に次々と呪い殺されていくストーリーである。
歌を歌って死ぬという発想はなかなか面白かったものの、
内容的には難しい内容になってしまっている。
企画そのものは「着信アリ」の時のような感じなので
私自身興味深かったんだけれど、
今の女子高生の軽さというか
その乗りについて行けるか否かで
この作品にのめり込めるか掛かってくる。
ただこの映画はホラーなのか?
と問われると正直霊界話はあるが
ホラーという感じではない。
霊界の世界のお話にもなるし、
事件解決ものという感じにもなる。
その伝染歌の真相は何だったのか?
それがわかった時伝染歌とは何なのか?
がわかってくるはずだ。
キャスト
月刊MASAKAの編集部員で伝染歌の噂を聞きつけて
伝染歌の真相を追う長瀬陸演じる松田龍平
月刊MASAKAの編集部員で戦場帰りで
負傷した過去を持つためか
わかり難い説明をしながらも伝染歌の真相を追うが・・・
太一太一演じる伊勢谷友介
伝染歌の鍵を握る人物で過去に伝染歌にまつわる
出来事を経験した夏野あんず演じる大島優子
あんずとは別の高校に通う。
幼なじみの香奈が自殺した事でこの事件を
陸、あんずと共に追いかける松田朱里演じる秋元才加
あんずの身元引受人で伯母にあたる
漫画家の鏑木蘭子演じる木村佳乃
他多数の伝染歌関係者がこのストーリーに関わってくる。
ストーリー
その“呪いの歌”は死を伝染させる…
秋元康が再び企画・原作を務めたサスペンス・ホラー
昼下がりの学校、女子高生の香奈が突然自殺した。
偶然その場に居合わせたあんずは、
香奈が死の直前に不気味な歌を口ずさんでいたのを聞く。
一方、三流風俗誌の編集者・陸は、歌うと死んでしまう
“伝染歌”の噂を耳にし、記事にすべく調査を開始。
香奈の告別式であんずや香奈の親友・朱里たちに
接触した陸は、早速伝染歌について取材を行う。
しかしあんずはそれをすげなく断ると、
独自に香奈の死の真相を調べ始めた…。
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとしてこの心理現象は
一体何処から来ているのか?
それがこの事件の真相を知る1つだった。
都市伝説と言われる伝染歌だが、
そもそも伝染という事は感染源がある訳で、
その感染元は何処なのかが
伝染を止める1つの手段となる。
事件の始まりはある女子生徒が
「僕の道」を歌った事で突然自殺したくなり、
自殺するところから始まった。
自殺したくなる心理状態は
その心境になった人ならわからない
でもない事だと思うけれど、
歌はその歌詞によりその心境に響く事がある。
その心境が一致してしまうとその心境を
理解してしまい自殺という方向に進む心理が
この伝染歌の「僕の道」にはあるのだろう。
「僕の道」は確かに切ない曲だけれど、
この曲を歌っただけで自殺したくなる
心境になるのはそれだけ
その心境になりたいというものがあるだろう。
この冒頭で出てきた女子高生だけれど、
そういう伝染する歌があるという危機感がまるでない。
着信アリの女子高生はこれ以上の危機感を
3シリーズあったけれど、
秋葉のアイドルのシーンから始まるこのストーリーでは
アイドルを宣伝したいみたいな感じで始まる。
危機感のない女子高生たち対
その女子高生に熱心なオタクな男性諸君という感じだ。
魅力的に映るのは心理的にわからないではないものの、
それがこのストーリーにおいて
伝染する意味を示していく事になる。
ストーリーに戻ると、
この事件はある雑誌の取材で事件の真相を探っていく。
そこで辿り着くのがある女子高生写真を
収集しているアパートだった。
そこでタイムラグがあるんだけれど、
そこで出会った編集記者の長瀬陸たちと
女子高生の夏野あんずたちが巡り合い
伝染歌について調べていく事になる。
そこで起きた第2の事件は何の因果関係があるのか?
この時点ではその原因を掴めずにいた。
そこでこの現象を調べるべく太一の発案で
全員が伝染歌である「僕の道」を
歌ってみる事にしようとした。
しかしそこで歌わなかったのは
陸、あんず、朱里は間に合わず歌わなかった。
しかしそこであんずは何故か白い服を着た
女性の幻覚を見て倒れてしまう。
そしてそこから第3の自殺事件が起きる。
あんずの担任とキリコが焼身自殺をしてしまった。
その前にあんずが女子トイレで担任に
殺されかけたがあんずはその影に気づかない。
そしてそこには何故か校長先生がいた。
その理由はまあ変な理由ではなかったものの、
そこであんずが狙われている事がわかり
陸は霊媒師の親戚を頼って遠くまで行く。
そこでまた起きる第4の事件は
この伝染歌の真相を知る人物に会う事で
その真相が見えてき始めた矢先にあんずたちに
忍び寄る自殺へのレクイエム、
しかしそれを回避する方法を示した
陸の親戚の霊媒師が助かる方法と真実を知る術を
あんずに教えて告げる。
それぞれの道を選んだ陸とあんずたちの運命は?
そして伝染歌を歌ってしまった編集部の面々はいかに?
この結末は劇場で観てほしい部分なので書かないけれど、
そもそもこの事件の経緯を知るにつれ
これは心理現象の1つなのだとつくづく思い知る。
人間の心理って面白いものでないものをあると思うと
それがあるものだと思ってしまう。
実際の真実は異なってもそれが異なった
真実になってしまっている事がある。
あんずの過去についてもまだ
小さな時の出来事だったんだけれど、
その出来事を長年正面を見ずに生きてきた事で
その真実と異なる真実が1人歩きしていた。
それが何時しかあらぬ心理現象に
繋がっていく事になる。
これは一種の心理トリックでもあのし、
ある種の洗脳でもあるけれど、
偶然起きた出来事があると
それが何時しか偶然じゃないと人々が錯覚し始める。
その真実が確りしていればいいけれど、
それが確りしていないと
その真相は藪の中になる。
例えば別れの曲なのに本当は失恋ソングだったり、
純愛ソングなのに、本当悲劇のソングだったり、
色々なケースも実際にある。
その真実を知っていれば
このような混乱は起こさないが、
その真実を知らないで自殺ソングと
いわれる曲を聞くとそれが本当に
自殺したくなる曲になってしまう。
この伝染歌の本当の感染元は真実の中に
あった訳だけれど、
それが誤報として伝えられた事で
その曲が自殺ソングとして伝染していった。
正体は心理現象を付いた心理トリックだった。
恋愛したいと思って聴けば恋愛したくなる心理になるし、
結婚したいと思って聴けば結婚したくなる
心理と言った方がわかりやすいだろう。
総評として人は何時も弱い部分につけ込まれるものだ。
それは本人が確りした考えがないからこそ
つけ込まれる訳でこのような自殺ソングも
確りした考えを持っている人には伝染しない。
もしそのような心理現象に陥りそうになった時
どうしたら対処できるか?
その答えは確り自分の存在を見つめる事だ。
そうすれば感染する事はないだろうし、予防にもなる。
今の世の中希望が少なく不安ばかりが支配しているけれど、
そんな中でも希望さえ1つでもあれば
死の誘いからはなくなるだろう。
内容的に難しい部分があっただけに
もう少し簡潔に描いてほしかった。

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私自身興味深かったんだけれど、
今の女子高生の軽さというか
その乗りについて行けるか否かで
この作品にのめり込めるか掛かってくる。
ただこの映画はホラーなのか?
と問われると正直霊界話はあるが
ホラーという感じではない。
霊界の世界のお話にもなるし、
事件解決ものという感じにもなる。
その伝染歌の真相は何だったのか?
それがわかった時伝染歌とは何なのか?
がわかってくるはずだ。
キャスト
月刊MASAKAの編集部員で伝染歌の噂を聞きつけて
伝染歌の真相を追う長瀬陸演じる松田龍平
月刊MASAKAの編集部員で戦場帰りで
負傷した過去を持つためか
わかり難い説明をしながらも伝染歌の真相を追うが・・・
太一太一演じる伊勢谷友介
伝染歌の鍵を握る人物で過去に伝染歌にまつわる
出来事を経験した夏野あんず演じる大島優子
あんずとは別の高校に通う。
幼なじみの香奈が自殺した事でこの事件を
陸、あんずと共に追いかける松田朱里演じる秋元才加
あんずの身元引受人で伯母にあたる
漫画家の鏑木蘭子演じる木村佳乃
他多数の伝染歌関係者がこのストーリーに関わってくる。
ストーリー
その“呪いの歌”は死を伝染させる…
秋元康が再び企画・原作を務めたサスペンス・ホラー
昼下がりの学校、女子高生の香奈が突然自殺した。
偶然その場に居合わせたあんずは、
香奈が死の直前に不気味な歌を口ずさんでいたのを聞く。
一方、三流風俗誌の編集者・陸は、歌うと死んでしまう
“伝染歌”の噂を耳にし、記事にすべく調査を開始。
香奈の告別式であんずや香奈の親友・朱里たちに
接触した陸は、早速伝染歌について取材を行う。
しかしあんずはそれをすげなく断ると、
独自に香奈の死の真相を調べ始めた…。
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとしてこの心理現象は
一体何処から来ているのか?
それがこの事件の真相を知る1つだった。
都市伝説と言われる伝染歌だが、
そもそも伝染という事は感染源がある訳で、
その感染元は何処なのかが
伝染を止める1つの手段となる。
事件の始まりはある女子生徒が
「僕の道」を歌った事で突然自殺したくなり、
自殺するところから始まった。
自殺したくなる心理状態は
その心境になった人ならわからない
でもない事だと思うけれど、
歌はその歌詞によりその心境に響く事がある。
その心境が一致してしまうとその心境を
理解してしまい自殺という方向に進む心理が
この伝染歌の「僕の道」にはあるのだろう。
「僕の道」は確かに切ない曲だけれど、
この曲を歌っただけで自殺したくなる
心境になるのはそれだけ
その心境になりたいというものがあるだろう。
この冒頭で出てきた女子高生だけれど、
そういう伝染する歌があるという危機感がまるでない。
着信アリの女子高生はこれ以上の危機感を
3シリーズあったけれど、
秋葉のアイドルのシーンから始まるこのストーリーでは
アイドルを宣伝したいみたいな感じで始まる。
危機感のない女子高生たち対
その女子高生に熱心なオタクな男性諸君という感じだ。
魅力的に映るのは心理的にわからないではないものの、
それがこのストーリーにおいて
伝染する意味を示していく事になる。
ストーリーに戻ると、
この事件はある雑誌の取材で事件の真相を探っていく。
そこで辿り着くのがある女子高生写真を
収集しているアパートだった。
そこでタイムラグがあるんだけれど、
そこで出会った編集記者の長瀬陸たちと
女子高生の夏野あんずたちが巡り合い
伝染歌について調べていく事になる。
そこで起きた第2の事件は何の因果関係があるのか?
この時点ではその原因を掴めずにいた。
そこでこの現象を調べるべく太一の発案で
全員が伝染歌である「僕の道」を
歌ってみる事にしようとした。
しかしそこで歌わなかったのは
陸、あんず、朱里は間に合わず歌わなかった。
しかしそこであんずは何故か白い服を着た
女性の幻覚を見て倒れてしまう。
そしてそこから第3の自殺事件が起きる。
あんずの担任とキリコが焼身自殺をしてしまった。
その前にあんずが女子トイレで担任に
殺されかけたがあんずはその影に気づかない。
そしてそこには何故か校長先生がいた。
その理由はまあ変な理由ではなかったものの、
そこであんずが狙われている事がわかり
陸は霊媒師の親戚を頼って遠くまで行く。
そこでまた起きる第4の事件は
この伝染歌の真相を知る人物に会う事で
その真相が見えてき始めた矢先にあんずたちに
忍び寄る自殺へのレクイエム、
しかしそれを回避する方法を示した
陸の親戚の霊媒師が助かる方法と真実を知る術を
あんずに教えて告げる。
それぞれの道を選んだ陸とあんずたちの運命は?
そして伝染歌を歌ってしまった編集部の面々はいかに?
この結末は劇場で観てほしい部分なので書かないけれど、
そもそもこの事件の経緯を知るにつれ
これは心理現象の1つなのだとつくづく思い知る。
人間の心理って面白いものでないものをあると思うと
それがあるものだと思ってしまう。
実際の真実は異なってもそれが異なった
真実になってしまっている事がある。
あんずの過去についてもまだ
小さな時の出来事だったんだけれど、
その出来事を長年正面を見ずに生きてきた事で
その真実と異なる真実が1人歩きしていた。
それが何時しかあらぬ心理現象に
繋がっていく事になる。
これは一種の心理トリックでもあのし、
ある種の洗脳でもあるけれど、
偶然起きた出来事があると
それが何時しか偶然じゃないと人々が錯覚し始める。
その真実が確りしていればいいけれど、
それが確りしていないと
その真相は藪の中になる。
例えば別れの曲なのに本当は失恋ソングだったり、
純愛ソングなのに、本当悲劇のソングだったり、
色々なケースも実際にある。
その真実を知っていれば
このような混乱は起こさないが、
その真実を知らないで自殺ソングと
いわれる曲を聞くとそれが本当に
自殺したくなる曲になってしまう。
この伝染歌の本当の感染元は真実の中に
あった訳だけれど、
それが誤報として伝えられた事で
その曲が自殺ソングとして伝染していった。
正体は心理現象を付いた心理トリックだった。
恋愛したいと思って聴けば恋愛したくなる心理になるし、
結婚したいと思って聴けば結婚したくなる
心理と言った方がわかりやすいだろう。
総評として人は何時も弱い部分につけ込まれるものだ。
それは本人が確りした考えがないからこそ
つけ込まれる訳でこのような自殺ソングも
確りした考えを持っている人には伝染しない。
もしそのような心理現象に陥りそうになった時
どうしたら対処できるか?
その答えは確り自分の存在を見つめる事だ。
そうすれば感染する事はないだろうし、予防にもなる。
今の世の中希望が少なく不安ばかりが支配しているけれど、
そんな中でも希望さえ1つでもあれば
死の誘いからはなくなるだろう。
内容的に難しい部分があっただけに
もう少し簡潔に描いてほしかった。




