19日公開の映画
「ベクシル −2077 日本鎖国−」を鑑賞した。
この映画は今から70年後の世界を描いた
作品で日本が鎖国政策をとって10年を迎えた
日本にアメリカの特殊部隊が潜入して
鎖国された日本を舞台に戦いが
繰り広げられるストーリーである。
日本はかつて江戸時代に鎖国政策をした
時代はあったけれど、
70年後の世界ではその鎖国の果てが描かれていた。
「ベクシル −2077 日本鎖国−」を鑑賞した。
この映画は今から70年後の世界を描いた
作品で日本が鎖国政策をとって10年を迎えた
日本にアメリカの特殊部隊が潜入して
鎖国された日本を舞台に戦いが
繰り広げられるストーリーである。
日本はかつて江戸時代に鎖国政策をした
時代はあったけれど、
70年後の世界ではその鎖国の果てが描かれていた。
今の日本が鎖国してやっていける物量が
存在しないのでまず無理な話だけれど、
これからの未来にそのような事が
本当に訪れるのだろうか?
という想定で描かれたベクシル。
でもあまり想像したくない世界に変貌しているし、
たぶん私もその時代には生きていないだろう。
その死後の世界は一体どうなるのか
全くわからないわけだが、
すくなくてもこれから先にあらゆる事で
ハイテク化されていくのだろうという想像だけはできる。
そういう点に注目しながらレビューしていきたい。
キャスト
アメリカ特殊部隊SWORDの少尉で日本潜入の1人として
鎖国された日本の現実を見る事になる
ベクシル・セラ演じる黒木メイサ
同じSSWORDの中佐でベクシルとは恋人同士であるが、
かつて鎖国前の日本に赴任していた過去を持つ
レオン・フェイデン演じる谷原章介
鎖国された日本の中で支配する大和重鋼に抵抗する
レジスタンスのリーダーであり、
かつてレオンと一緒に仕事をした経験がある
マリア演じる松雪泰子
他多数のキャストでストーリーは進行する。
ストーリー
2077年、ハイテク鎖国した日本に、何が起こるのか?
21世紀初頭、バイオ・テクノロジーと
ロボット産業の急速な発展から、
日本は世界を大きくリードした。
そのため、様々な危険が指摘されるようになると、
国連の規制に反旗を翻し、
2067年、鎖国という決断をとった。
それから10年後、米国特殊部隊SWORD所属の女性兵士、
ベクシルは、日本への侵入作戦を実行する。
そこで、ベクシルが目にしたのは、
延々と続く荒涼とした大地だった。
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとしてはこれから起こる
可能性を予測した描かれ方をしていた。
日本は現在でもハイテク技術においては
世界でも有数の技術力を誇っている。
特に最小化の技術は世界でも
トップと言われるほどなので、
これからの未来において日本が世界に対して
技術力を駆使して世界に対抗していく構図は
十分想定できる部分だ。
しかしこのベクシルではその想定が
バイオ技術にまで及んでおり、
それがこの描かれた世界では
大きな問題となっている。
コンピューターは元々人間が作ったものである以上
欠陥が必ず存在するものであり、
その欠陥を常に修正している。
今まで作られたものでも100%の完成度のある
機械やコンピューターは存在していないと言える。
バイオテクノロジーについても決して完全なものではなく
その技術に優れたものである事は確かだが
完全なものじゃなかった。
完全に近い防御力で情報を遮断し、
完全なる警備で侵入を許さない体制を
日本鎖国へとなっているのが
このベクシルの未来世界だ。
その未来において当然鎖国しても
人は存在するわけでその人達が
どうなったのか外から見ていれば
当然注目したくなる部分だ。
そのチャンスが日本が世界に侵攻しようとする
予兆が起きた鎖国10年という節目で
起こるわけだけれど、
攻めるという事は逆に守りが少しずつ
落ちていく事も指している。
何でもそうだが、
戦争において守りの数を減らせば当然守りは手薄となるし、
攻めれば当然その間に隙ができる。
その隙をついてSWORDは日本潜入に成功するが、
さすがに守りの堅いだけあって無事に
潜入できたのがベクシルただ1人だった。
そこで見た光景は10年前に鎖国する前の
日本とは想像を絶する姿だった。
これだけハイテク化で守られた世界なら
その内部もハイテク化されていると
思われたが実は違った。
土地は荒野と化し、人はごくわずかしかいない。
その正体が人間のアンドロイド化だった。
永遠の命を人は求めて久しいが、
人間である以上必ず死が待っている。
その死を受け入れられないがために
不死の薬を求めているがそれは未だに実在しない。
しかしそれをバイオテクノロジーで実現しようとした
果てが人間のアンドロイド化だったというのが
あまりにも悲惨な未来なのだが、
その技術も完全なものでなく、
アンドロイド化し切れなかった人間は
ジャグという金属のジャンクと化して
荒野を彷徨う魂になってしまっていた。
この時代に日本の人口が
どれぐらいになるのかわからないが、
1億人と仮定しても1億の犠牲の果てに
この結果があるのだとすれば、
やはりこのような永遠の命を求める事は
するべきじゃないだろうし、
そういう技術を開発した人間ほど
自らがかわいいものになってしまい。
最終的には才能に溺れた果てに全てを
抹殺する殺人鬼と化してしまった。
少なくても日本の未来がこのような事が
ないようにあってほしいと思った作品だ。
総評としてはどんなに人間をアンドロイド化した
としてもその心までアンドロイド化する事は
出来ないという事だ。
人間の心を残していたからこそ
最後まで戦ったレジスタンスの人々がいた訳だし、
その過ちは死という代償で払った。
これから進むであろうバイオテクノロジーも
延命治療として使うのは良いが、
人間を機械化してはならない。
技術が進んでも最終的に判断するのは
人間そのものなのだから・・・
コンピューターは人間が作ったものであり、
そのサポートをする役割でしかない。
そのコンピューターに決定権を
持たす事がどれほど危険なのか、
そして才能を過信した先にあった結末は
自らの身を滅ぼすものだった。
どんなに技術が進歩したとしても
人間の心を忘れてはならない事を教えてくれた作品でした。
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存在しないのでまず無理な話だけれど、
これからの未来にそのような事が
本当に訪れるのだろうか?
という想定で描かれたベクシル。
でもあまり想像したくない世界に変貌しているし、
たぶん私もその時代には生きていないだろう。
その死後の世界は一体どうなるのか
全くわからないわけだが、
すくなくてもこれから先にあらゆる事で
ハイテク化されていくのだろうという想像だけはできる。
そういう点に注目しながらレビューしていきたい。
キャスト
アメリカ特殊部隊SWORDの少尉で日本潜入の1人として
鎖国された日本の現実を見る事になる
ベクシル・セラ演じる黒木メイサ
同じSSWORDの中佐でベクシルとは恋人同士であるが、
かつて鎖国前の日本に赴任していた過去を持つ
レオン・フェイデン演じる谷原章介
鎖国された日本の中で支配する大和重鋼に抵抗する
レジスタンスのリーダーであり、
かつてレオンと一緒に仕事をした経験がある
マリア演じる松雪泰子
他多数のキャストでストーリーは進行する。
ストーリー
2077年、ハイテク鎖国した日本に、何が起こるのか?
21世紀初頭、バイオ・テクノロジーと
ロボット産業の急速な発展から、
日本は世界を大きくリードした。
そのため、様々な危険が指摘されるようになると、
国連の規制に反旗を翻し、
2067年、鎖国という決断をとった。
それから10年後、米国特殊部隊SWORD所属の女性兵士、
ベクシルは、日本への侵入作戦を実行する。
そこで、ベクシルが目にしたのは、
延々と続く荒涼とした大地だった。
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとしてはこれから起こる
可能性を予測した描かれ方をしていた。
日本は現在でもハイテク技術においては
世界でも有数の技術力を誇っている。
特に最小化の技術は世界でも
トップと言われるほどなので、
これからの未来において日本が世界に対して
技術力を駆使して世界に対抗していく構図は
十分想定できる部分だ。
しかしこのベクシルではその想定が
バイオ技術にまで及んでおり、
それがこの描かれた世界では
大きな問題となっている。
コンピューターは元々人間が作ったものである以上
欠陥が必ず存在するものであり、
その欠陥を常に修正している。
今まで作られたものでも100%の完成度のある
機械やコンピューターは存在していないと言える。
バイオテクノロジーについても決して完全なものではなく
その技術に優れたものである事は確かだが
完全なものじゃなかった。
完全に近い防御力で情報を遮断し、
完全なる警備で侵入を許さない体制を
日本鎖国へとなっているのが
このベクシルの未来世界だ。
その未来において当然鎖国しても
人は存在するわけでその人達が
どうなったのか外から見ていれば
当然注目したくなる部分だ。
そのチャンスが日本が世界に侵攻しようとする
予兆が起きた鎖国10年という節目で
起こるわけだけれど、
攻めるという事は逆に守りが少しずつ
落ちていく事も指している。
何でもそうだが、
戦争において守りの数を減らせば当然守りは手薄となるし、
攻めれば当然その間に隙ができる。
その隙をついてSWORDは日本潜入に成功するが、
さすがに守りの堅いだけあって無事に
潜入できたのがベクシルただ1人だった。
そこで見た光景は10年前に鎖国する前の
日本とは想像を絶する姿だった。
これだけハイテク化で守られた世界なら
その内部もハイテク化されていると
思われたが実は違った。
土地は荒野と化し、人はごくわずかしかいない。
その正体が人間のアンドロイド化だった。
永遠の命を人は求めて久しいが、
人間である以上必ず死が待っている。
その死を受け入れられないがために
不死の薬を求めているがそれは未だに実在しない。
しかしそれをバイオテクノロジーで実現しようとした
果てが人間のアンドロイド化だったというのが
あまりにも悲惨な未来なのだが、
その技術も完全なものでなく、
アンドロイド化し切れなかった人間は
ジャグという金属のジャンクと化して
荒野を彷徨う魂になってしまっていた。
この時代に日本の人口が
どれぐらいになるのかわからないが、
1億人と仮定しても1億の犠牲の果てに
この結果があるのだとすれば、
やはりこのような永遠の命を求める事は
するべきじゃないだろうし、
そういう技術を開発した人間ほど
自らがかわいいものになってしまい。
最終的には才能に溺れた果てに全てを
抹殺する殺人鬼と化してしまった。
少なくても日本の未来がこのような事が
ないようにあってほしいと思った作品だ。
総評としてはどんなに人間をアンドロイド化した
としてもその心までアンドロイド化する事は
出来ないという事だ。
人間の心を残していたからこそ
最後まで戦ったレジスタンスの人々がいた訳だし、
その過ちは死という代償で払った。
これから進むであろうバイオテクノロジーも
延命治療として使うのは良いが、
人間を機械化してはならない。
技術が進んでも最終的に判断するのは
人間そのものなのだから・・・
コンピューターは人間が作ったものであり、
そのサポートをする役割でしかない。
そのコンピューターに決定権を
持たす事がどれほど危険なのか、
そして才能を過信した先にあった結末は
自らの身を滅ぼすものだった。
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