13日アジア・カップ1次リーグB組第2戦が

日本代表対UAE代表の試合がハノイで行われ、

日本代表がFW高原の2ゴールでMF中村俊輔のPKで

3対1で勝利し勝ち点4に伸ばした。

試合は前半早々UAEのカウンターを食らう場面があり

ピンチを迎えるがGK川口のセーブなどで切り抜けると、

前半22分MF中村俊輔の左サイドからのクロスを

FW高原がヘッドで決めて先制すると、

前半27分にまたもFW高原がGKが動けないシュートで

2ゴール目を決めると、

前半42分にPKのチャンスをMF中村俊輔が決めて

前半で大きくリードする。

後半早々は日本がペースを握り、

後半6分に相手DFの退場で1人少ない状態になったが、

ここから日本は次第にペースをUAEに握られ、

後半21分にカウンターから失点を許すと、

後半21分にFW高原、

後半25分にMF中村俊輔が下がると

UAEのカウンターの餌食にあいながらも

GK川口が何とかセーブしてピンチを切り抜けた。

結局このまま試合が終了し日本代表は勝ち点4と

得失点差で首位になり1次リーグ突破へ大きく前進したが

前半と後半で大きな課題の出た試合でもあった。
やはりこのチームでは高原と中村俊輔は

完全に世界的選手であり、

プレーの質も全然違う事を見せ付けた。

この試合採点をつけるなら前半は100点だが、

後半は25点になってしまう。

一部ではFWに巻を使わず、

矢野を使うという話も出ていたが、

結局オシム監督お好みのチルドレンに拘った。

日本代表のフォーメーションは4−4−2

GK川口

DF

右SB加地、CB中澤、CB阿部、左SB駒野

MF

右MF中村俊輔、ボランチ中村憲、鈴木啓、左MF遠藤

FW高原、巻

カタール戦の4−5−1から4−4−2に変更し、

駒野が復帰し、巻が2トップの一角に入った。

試合は前半早々UAEの速攻カウンターに苦しむ展開も

DFとGK川口が確り抑えて事なきをえる。

日本は最初こそペースを握られたが、

中盤の支配率が上がると次第にペースを

握ってくるようになり、

ペースを握った前半21分にMF中村俊輔の

ラインギリギリのクロスをFW高原がドンピシャで

強烈ヘッドを決めて先制する。

このプレーはまさに世界レベルのプレーというべき

プレーでUAEディフェンス陣は全く動く事ができなかった。

そして圧巻だったのは前半27分のFW高原のシュート!

DF加地のクロスを受けると振り向きざまのシュートは

GKが一歩も反応できないファインゴール!

前半42分にもMF中村俊輔のPKで前半は

欧州コンビの世界レベルのプレーに酔い痴れて終了した。

後半になると開始早々はペースを握ったものの、

UAEのDFが退場になってから

UAEの動きが良くなり、

1人少ない相手と思えないほど

カウンターを食らう場面が目立った。

そして後半21分にDFが振り切られ

ゴールを許してしまう展開に、

オシム監督は高原、中村俊輔をお役御免にし、

負傷気味のMF鈴木啓を代えずに

オシム監督の溺愛しているチルドレンを投入してしまう。

ここから完全に流れがUAEに流れてピンチの連続、

1人少ない相手に対してFWを削ってしまった事で

1人少ないアドバンテージにならなくなり

攻め込まれる失態を演じる。

その数分後にMF鈴木啓が交代のサインを出し

MF今野と交代するこれまた失態で

折角の前半が後半で失速する展開を演じた。

試合はこのまま終わったものの

後半だけなら負けゲームを演出する内容となった。

勝つには勝ったけれど、

次節優位に戦う上では1点でも多く取る事で

例えドローでも1位通過を可能にした状況を

自らの采配ミスでそのチャンスを潰すと

いう展開には正直ガッカリしてしまった。

前半は本当に素晴らしいサッカーを展開しただけに、

2人が下がると何もできないチームになるのかと

この差は今の日本の欠点を大きくしているし、

何より1人少ない相手に対して

FWを1人削ればアドバンテージがなくなる

長年の経験で解らないものなのか?

1点でも多く獲る為に高原を下げるにしても

矢野と佐藤寿の選択肢がありながら

選択したのは溺愛するチルドレンのMF羽生、

中村俊輔の交代には中央ではない

右サイドが得意の溺愛するチルドレン水野を起用するなど、

溺愛するチルドレンを起用し始めた途端

流れが悪くなりだした。

高原、中村俊輔を帰る前に退場になる

危険なファウルを受けた

鈴木啓を何故早く代えなかったのか?

あの時点で早く代えてもボランチができる

今野が控えていた訳で、

場合によっては阿部をボランチに回して

伊野波をCBで試す事だった可能だった。

それを動けなくなるまで試合に出し続けた事は

溺愛するチルドレンを使うための口述か?

後半だけ観れば溺愛するチルドレンを

使いたいあまりに試合を見誤った。

過去ジーコ監督、トルシエ監督、岡田監督ら

拘るところは確かにあった。

ジーコは柳沢に、トルシエは俊輔外しに、岡田は城に、

ただこの拘りは正直まだ納得できる範囲だったし、

筋もまだ通るし選手も1,2人に限られた。

しかしオシムの場合はチルドレンだけで

なんと5人中4人を起用するなど、

リーグ戦で首位を独走しているガンバや

ACLで戦っている浦和ならまだ理解可能だが、

千葉は降格争い真っ只中でありそのチームに

阿部を除いても3人も同時起用するとは酷すぎる。

しかも今野も現在FC東京不振と来ているから

好調なチームの選手たちは使われない理由が

オシムの理解度で片付けられている感じだ。

結果的に阿部を除けば巻と羽生はただ走っていただけだし、

水野は経験にはなったが中村俊輔に

代わってというのがどうもふに落ちない。

結果的に前半は大人のサッカーだったが、

後半は子供のサッカーと評されても仕方ない内容だった。

この起用を観る限りオシム監督が

溺愛するチルドレンを重宝し続けると

1次リーグは突破しても優勝を逸するかもしれない

という不安だけが残った。

一先ず次ぎのベトナム戦でその真価を問われる事になるので、

月曜日の決戦に結論を持ち越したいと思う。
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