20日Jリーグ第16節が行われ、

アルビレックス新潟はホーム東北電力スタジアムで

18位横浜FCと対戦し3対1で

FWエジミウソンの2ゴールで圧勝し

7勝4敗5分勝ち点26得失点差+2で

4位に浮上した。

降格ラインのチームに弱いアルビレックス新潟は

弱点を克服しての勝利だった。
山口キャプテンの凱旋試合となったこの試合

最下位横浜FCとはいえアルビレックス新潟にとっては

昨年16位以下に3分3敗勝ち点3しか上げられず

14位に低迷した経緯と、

3年間下位争いや残留争いのチームに尽く敗戦を屈してきた。

大事な試合ではそれなりに勝つものの、

上位進出の為には絶対落とせない試合になった。

アルビレックス新潟のフォーメーションは

4−4−2=3−5−2

GK北野

DF

右SB=右SH内田、右CB千代反田、中央CB永田、左CB=左SH

MF

ボランチ千葉、寺川

右MFマルシオ、左MF坂本

FWエジミウソン、矢野

本間と松下が出場停止で矢野、

マルシオが出場停止明けとなった。

試合は序盤にこそピンチがあったものの

守備的布陣で臨んだ横浜FCに対して

アルビレックス新潟の一方的な展開となった。

この試合横浜FCはカズが欠場し、

久保も小村もいないなど選手不足が

明らかなメンバーで尚且つ最初から

守備重視で入ったため前線からのプレッシャーが少なく、

新潟は思うようにボールをキープした。

そして前半14分右サイドを破った

MFマルシオのこぼれ球をDF内田が決めて

新潟が先制すると、守備的に入っていた

横浜FCは防戦一方となり、

新潟が中盤を圧倒的に支配する。

横浜が中盤を組み立てようとした前半27分に

中央突破からFWエジミウソンが

ゴールを決めて追加点を上げると、

前半41分にはPKからFWエジミウソンが

確り決めて前半を3対0で折り返す。

J1に上がってから3対0で折り返したのは

これが初めてだった。

後半は前半途中から入っていたMF鈴木慎らを

中心に攻撃の手を緩めず、

横浜FCは防戦一方のまま

新潟のシュートの荒しがゴールを襲うが、

GK菅野のファインセーブで辛うじて追加点を許さない。

横浜FCも攻撃に転じるものの、

最初から守備的に入っていたため

攻撃的なメンバーも乏しく交代しても

多少中盤の支配率が上がったものの

決定力不足で最後まで至らない。

後半36分にPKでMF奥に1点を返されるものの

結局そのまま逃げ切り3対1ながら

内容では横浜FCを最後まで圧倒した。

試合的には新潟の完全なペースで最初から最後まで進み、

後半にこそ得点できなかったものの

最後まで前半の3点差のアドバンテージを

活かした戦い方だった。

横浜FCも反撃の機会を窺ったのだろうが、

最初から守備的に入っていた事で

反撃するチャンスが殆どなく、

反撃しても確り新潟のディフェンス陣が抑え切った。

J2では昨年1年間このような

戦い方をしてきたのだろうが、

J1ではやはり攻撃力がないと生き残る事ができない。

新潟も昨年までハイリスクハイリターンで

守備はリーグブービーかワースト1の守備力にもかかわらず

3年間残留できたのは攻撃力を活かして

ゴールを狙い続けた結果勝つ試合は勝ち、

負ける試合は大敗ながらも残留する事ができた。

J2では守備が最大の防御になるが、

J1では攻撃が最大の防御になるリーグである。

かつての新潟もJ2では堅守を売りにしたが、

J1では守備がまるで通用せず、

失点を覚悟で攻撃的に戦う事になったのを思い出す。

横浜FCも後半戦に巻き返すなら

久保やカズなど攻撃的選手を

多数起用して攻撃的に戦わないとJ2降格が

見えてくるだけに頑張ってほしい。

新潟としては本間と松下のMF2枚を欠いたが、

それでも今年はバックアップメンバーのレベルが高く

どの試合でも大幅に戦力ダウンする試合は少ない。

この試合でも控えメンバーをみても

下位チームならレギュラーで出場しても

おかしくないほど選手が充実している。

前半途中で珍しくメンバー交代したものの、

常に攻撃的に入ったことで横浜FCに

攻撃の主導権を握らせなかった。

攻撃では横浜の守備陣はJ2では

通用するレベルでもJ1では

厳しい守備陣だった事で、

右、左、中央と何処からでも突破できた。

J1のレベルだったら簡単に突破できない

シーンも簡単に突破していた事もあり、

前半の早い段階で先制、追加点を取れたのが大きかった。

守備は千葉をボランチとリベロの併用が

上手く機能しシステムを試合展開により

変えながら上手く進められるようになった。

シルビーニョが欠場する試合では全く勝てなかった

新潟にとってセンターバック3人を

同時起用する事で成長したチームは

これで単独4位まで浮上した。

前半戦残り2試合アウエーで千葉と

ホームで広島との対戦なだけに、

このチャンスを確り活かして

上位定着を確り足固めしてほしい。

次のアウエー千葉戦は大きなポイントを握るだけに

何としても勝ち点3を勝ち取ってきてほしい。

最後にかつてキャプテンとしてチームを引っ張った

MF山口素弘への声援は本当に凄かった。

他チームへ移籍しても愛された選手に対しては

大きな拍手で出迎える新潟サポーターは

チームの誇りでもある。

試合に負けた横浜FCにとって

山口素弘が新潟に残していった

財産は大きなものだと感じたと思います。

次対戦する時は残留争い真っ只中になると思いますが、

残留目指して頑張ってほしいです。

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