2日公開の映画「監督・ばんざい!」を鑑賞した。
この映画は北野武監督2年振りの新作で、
北野監督が映画制作に当たり色々苦悩する様と
作品の面白い描き方を描いた北野ワールド全開の映画である。
作品としては色々なシーンが多数登場し、お笑い要素あり、
ジーンとくる要素もある1作品で数多く笑え、
映画監督として万歳三唱の作品だ。
この映画は北野武監督2年振りの新作で、
北野監督が映画制作に当たり色々苦悩する様と
作品の面白い描き方を描いた北野ワールド全開の映画である。
作品としては色々なシーンが多数登場し、お笑い要素あり、
ジーンとくる要素もある1作品で数多く笑え、
映画監督として万歳三唱の作品だ。
今週の問題作と言われた1作品だけれど、
いやいや何を言うべきなのか、
実に北野監督の映画監督としての真骨頂を観た感じだ。
元々北野監督はギャング映画を得意としながらも、
キッズリターンズ、花火、ドールズなど
作品的に心理面も確り描ける監督出し、
時としてバカバカしく描く事のできる映画界の奇才だ。
その北野監督が描いた北野監督の描いた映画とは・・・
キャスト
北野武=ビートたけし
江守徹
岸本加世子
吉行和子
鈴木杏
内田有紀
木村佳乃
大杉蓮
寺島進
六平直政
井手らっきょ
渡辺哲
松坂慶子
など多数のキャストで送る。
ストーリー
「暴力映画は撮らない」と宣言してしまった映画監督、
キタノ・タケシは次に撮る映画について悩んでいた。
これまで12本撮ったが、ヒットしたのはたったの1本。
ヒット作を世に送り出そうと、
今まで作った事のないタイプの作品に
片っ端からチャレンジしてみた。
小津安二郎風、昭和30年代、泣ける恋愛、
ハリウッドのリメイクを期待したホラー…。
しかし、どの映画も完成前にことごとく失敗。
開き直った監督の頭に、閃いたものは…。
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとしてはオムニバス的に
描いているんだけれど、
それは北野ワールドお約束という事で、
監督としてギャング映画を撮らないという
前フリで始まるこの映画は
色々な監督作品やジャンルの要素を
プロトタイプ(試作品)として描いている。
その1「定年」、その2「追憶の扉」、
その3「コールタールの力道山」、
その4「青い鴉 忍PART2」、その5「能楽堂」、
と尽く頓挫した先に描く究極の映画・・・
それが映画のメインになっていくんだけれど、
それまでの5作品は確かにショートムービーながらも
確り味を出した内容となっており、
確り脚本があればそれなりの作品が
出来上がったと思う内容すらあった。
そして北野武監督が辿り着いた作品が
「約束の日」というSFお笑いコメディストーリーだった。
冒頭から何故かプロレスで始まり、
借金から逃げる母娘が大金持ちの人を追っていくと
いう筋書きなのだが、
これが実に面白いストーリーになっている。
たけしを追いかけるヒロインに鈴木杏と
その母親役に北野作品の常連である岸本加世子と
いうこのコンビが意外といいコンビをみせる。
その中には井手らっきょ演じる井手博士が登場し
色々な道具を登場させて周りを笑いのツボにはめていく。
そしてたけしがついに・・・
このオチは劇場でという事だけれど、
最後の作品は北野監督の真骨頂をみた作品となった。
ヒロインに鈴木杏というのもかなりのギャップだけれど、
井手らっきょの笑いを誘うお笑い芸ならぬ
演技もなかなか見応えがあった。
それ以外の作品でも内田有紀や木村佳乃が
出演していたんだけれど、
内田有紀はヒロインらしく演じていたのと
対象的に木村佳乃ははじけた髪型は
最初誰だかわからなかった位驚いた。
総評として北野作品の常連に新メンバーが
融合してできたこの作品は北野武監督の凄さを
改めて感じる作品となった。
随所に北野監督のお笑いの要素を詰め込みながらも
確り作品として描くのだから凄いの一言だ。
最近テレビで北野監督のお笑いを観る機会が
少なくなっていただけに、
お笑いに映画に両方楽しめる作品でした。

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座頭市 <北野武監督作品>
いやいや何を言うべきなのか、
実に北野監督の映画監督としての真骨頂を観た感じだ。
元々北野監督はギャング映画を得意としながらも、
キッズリターンズ、花火、ドールズなど
作品的に心理面も確り描ける監督出し、
時としてバカバカしく描く事のできる映画界の奇才だ。
その北野監督が描いた北野監督の描いた映画とは・・・
キャスト
北野武=ビートたけし
江守徹
岸本加世子
吉行和子
鈴木杏
内田有紀
木村佳乃
大杉蓮
寺島進
六平直政
井手らっきょ
渡辺哲
松坂慶子
など多数のキャストで送る。
ストーリー
「暴力映画は撮らない」と宣言してしまった映画監督、
キタノ・タケシは次に撮る映画について悩んでいた。
これまで12本撮ったが、ヒットしたのはたったの1本。
ヒット作を世に送り出そうと、
今まで作った事のないタイプの作品に
片っ端からチャレンジしてみた。
小津安二郎風、昭和30年代、泣ける恋愛、
ハリウッドのリメイクを期待したホラー…。
しかし、どの映画も完成前にことごとく失敗。
開き直った監督の頭に、閃いたものは…。
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとしてはオムニバス的に
描いているんだけれど、
それは北野ワールドお約束という事で、
監督としてギャング映画を撮らないという
前フリで始まるこの映画は
色々な監督作品やジャンルの要素を
プロトタイプ(試作品)として描いている。
その1「定年」、その2「追憶の扉」、
その3「コールタールの力道山」、
その4「青い鴉 忍PART2」、その5「能楽堂」、
と尽く頓挫した先に描く究極の映画・・・
それが映画のメインになっていくんだけれど、
それまでの5作品は確かにショートムービーながらも
確り味を出した内容となっており、
確り脚本があればそれなりの作品が
出来上がったと思う内容すらあった。
そして北野武監督が辿り着いた作品が
「約束の日」というSFお笑いコメディストーリーだった。
冒頭から何故かプロレスで始まり、
借金から逃げる母娘が大金持ちの人を追っていくと
いう筋書きなのだが、
これが実に面白いストーリーになっている。
たけしを追いかけるヒロインに鈴木杏と
その母親役に北野作品の常連である岸本加世子と
いうこのコンビが意外といいコンビをみせる。
その中には井手らっきょ演じる井手博士が登場し
色々な道具を登場させて周りを笑いのツボにはめていく。
そしてたけしがついに・・・
このオチは劇場でという事だけれど、
最後の作品は北野監督の真骨頂をみた作品となった。
ヒロインに鈴木杏というのもかなりのギャップだけれど、
井手らっきょの笑いを誘うお笑い芸ならぬ
演技もなかなか見応えがあった。
それ以外の作品でも内田有紀や木村佳乃が
出演していたんだけれど、
内田有紀はヒロインらしく演じていたのと
対象的に木村佳乃ははじけた髪型は
最初誰だかわからなかった位驚いた。
総評として北野作品の常連に新メンバーが
融合してできたこの作品は北野武監督の凄さを
改めて感じる作品となった。
随所に北野監督のお笑いの要素を詰め込みながらも
確り作品として描くのだから凄いの一言だ。
最近テレビで北野監督のお笑いを観る機会が
少なくなっていただけに、
お笑いに映画に両方楽しめる作品でした。






