1日サッカー国際Aマッチ・キリンカップ

日本対モンテネグロが静岡エコパスタジアムで行われ、

2対0で日本がFW高原、DF中澤の

ダブルボンバーヘッド2発で快勝した。

試合は前半から日本が試合を支配し、

前半23分に左サイドからMF遠藤のクロスを

DF中澤が競り勝ちヘッドで先制すると、

前半37分にも右サイドからMF中村憲のクロスを

FW高原が走り込みヘッドで追加点を上げて前半を終了した。

後半になっても終始日本が押していたが、

後半20分にペナルティエリアで

FW高原がファールを犯してPKを献上するが、

GK楢崎のプレッシャーにキッカーが

プレッシャーで外し事なきを得る。

その後多数のメンバー交代で流れが崩れたものの

そのまま逃げ切った。

高原以外の海外組を温存した中でも

それなりの収穫のあるゲームとなった。
ついに真のオシムジャパンの全容が見えてくる

キリンカップという事で注目したけれど、

やはり海外組の存在は絶大という事を知る一戦となった。

日本代表のフォーメーションは

4−4−2と3−5−2の併用システム

GK楢崎

DF

SB=SH駒野 CB中澤 CB坪井 SB=リベロ阿部

MF 

右MF=ボランチ中村憲、ボランチ鈴木啓 左SH、MF山岸

トップ下遠藤

FW

高原、矢野

先発メンバー的には阿部を左サイドバックと

3バックではリベロを務め、

3バックの時には駒野がサイドハーフまで上がる。

楢崎が久しぶりに代表に復帰し、

FW矢野が代表初先発となった。

試合は前半から日本が運動量でモンテネグロを圧倒する。

この試合では海外組唯一の

先発出場となった高原のプレーがFWでは

一味も二味も違うプレーを見せた。

とにかく動きがよく裏を突くプレーにポストプレーで

ボールを拾うシーンが多く、

矢野がそのアシストで高原が自由自在に動いていた。

当然ボールを拾えるので中盤のゲームメーカーである

遠藤、中村憲が思うようにパスを回せる訳で

ディフェンダーもオーバーラップし易い状況だった。

その中で生まれた前半23分の遠藤のクロスに

前線へ上がっていた中澤に見事ピンポイントに合う。

代表で数多くプレーした2人なので

予め中澤が上がっていたのを見た上での

クロスだったのだろう。

相手はまさかDFばゴール前まで上がっているとは

思わず油断した隙を中澤が見逃さなかった。

前半37分の高原のヘッドも走り込んで

競り勝った末のゴールだった。

前線から高原が矢野が動き回っている事で

マークが次第にズレてきた事によるゴールだった。

後半になっても終始日本ペースで進んだが、

高原が下がってからの日本はペースを掴めずに

相手に押し込まれるシーンが多少目立った。

それでも状況に応じてシステムを3−5−2、

4−4−2と自由自在に変形し対処した。

今回は左サイドバックとして入った阿部が

サイドバックにリベロにその役割を担ったが、

オシムジャパンの場合は多数のシステムを

理解していないと起用されない面が強く、

その時の状況に応じて変化に対応できる

メンバーが好まれる。

例えば3−5−2にしか当てはまらないリベロの宮本や、

4−4−2でサイドバックしかできない

サイドの選手はオシムジャパンでは合わない。

今回の駒野も両サイドバックだけでなく、

サイドハーフもこなせる事で重宝されている。

中盤も遠藤のようにボランチだけでなく

トップ下もプレーでき、

中村憲のようにボランチと右サイドを

プレーできる選手がキーポイントになる。

オシム監督が中村俊輔を酷評する

部分は運動量が少ないのと、

トップ下と攻撃的MFしか起用できない面がある為に嫌う。

ただ絶対的な状況において

中村俊輔のポジションとしては

今日左サイドで起用された山岸のポジションになるだろう。

FWでは高原とコンビを組んだ矢野の動きが良かった。

確かに得点は獲れなかったけれど、

随所で高原をサポートするプレーでポストプレーをこなし、

前線からのプレスも確りこなした。

この調子なら近いうちに得点を上げる事もできるだろう。

色々試したオシムジャパンだが、

海外組が全員出場した時の試合を次は是非観てみたい。

その時初めてオシムジャパンの

ベストメンバーが見えるだろう。

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