10日公開の映画「天国は待ってくれる」を鑑賞した。

この映画は男2人女1人幼なじみの3人の親友の

変わらぬ友情の中で1人の男が思いを

寄せる親友の女に告白するが、

事故で3年間意識不明になるが奇跡的に回復し、

残った時間でそれぞれの親友に

思いを伝えるストーリーである。

親友関係の3人にはそれぞれの思いがあり、

それぞれが抱いていた思いを切なく描いている。
聖なるトライアングルとは上手く描いたけれど、

3人の場合3人が同性なら素晴らしい友情になるけれど、

2人の男性か女性で、

もう1人が男性か女性の場合はややこしくなる。

この場合どうしても誰か1人が割り切って

もらわないといけない場合があり、

この映画でも1人の告白で1人が

割り切ってしまうシーンがあった。

選ぶのは確かに告白された相手何だけれど、

昔馴染みの親友からとなると

やはりはいと簡単には言えない思いがある。

それを踏まえながらレビューしていこうと思う。

キャスト

小学校5年生に引っ越してきて以来

薫と武志の親友になり、小さい時から勉強ができて、

父がなれなかった新聞記者になる

西岡宏樹演じる井ノ原快彦

転校してきた宏樹と親友になり、

薫と築地を駆け回っていた。

勉強はできないが、

周りから人気者でまっすぐな性格で

薫にプロポーズをする。

しかし事故で3年間意識不明の状態になる

上野武志演じる清木場俊介

宏樹と武志の親友で小さい時から築地で育つ。

大きくなってから銀座のお店に務める

武志と宏樹の間で心がゆれる中野薫演じる岡本綾

武志のいとこで3人を何時も近くで見ていた。

サバサバした性格だが家族愛の強い

上野美奈子演じる戸田恵梨香

両親を事故で亡くした武志を引き取り、

「布長」の頭領として武志らを面倒見ている

上野耕助演じる蟹江敬三

薫の父中野昌二演じる佐々木昌彦

薫の母中野春子演じるいしだあゆみ

宏樹の父西岡忠夫演じる中村育二

武志の主治医新谷先生演じる石黒賢

他キャストでストーリーは進行する。

ストーリー

東京・築地。子供の頃からいつも

一緒に過ごしてきた宏樹、薫、武志の3人は、

かけがえのない大切な仲間だった。

3人の友情は、このままいつまでも続くと思っていた。

そんなある日、宏樹の目の前で、

武志が薫への突然プロポーズする。

武志の突然の告白に、宏樹は戸惑い、

薫の顔を見ることが出来ない。

そんな宏樹を見つめながら、

薫もまた自分の想いを言葉に出せずに

プロポーズを受け入れるのだった。

しかしその数日後、不慮の事故が武志を襲う。

意識が戻らぬまま、病院のベッドで眠り続ける武志。

宏樹と薫は、それでも必死に看病を続けた。

いつかまた3人で語り合える日が来ることを信じて・・・。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしては親友同士の関係と

ゆれる心を描いている。

小さい時からの親友となるとやはり

どちらを選んでも難しい訳で、

それぞれ1番思っている相手が同じ場合の確率は高い。

このままの関係で別の人を好きになれれば

1番良いのかもしれないが、

このストーリーでは親友の薫を

それぞれ意識する事でどちらが

一緒になった方が良いのかを考えてしまう。

ストーリーの序盤で武志が薫にプロポーズした

時宏樹は武志の薫への告白を受け入れる。

薫は戸惑うがここでダメだ!

と言ってしまうとそれまでの関係が

壊れてしまう事を思った宏樹の愛情が

1度は割り切らせた。

宏樹も本当は薫の事を愛していたゆえに

同じ親友が先に告白した事で言い出せなくなった。

この場合もし私ならやはり宏樹のように

自分よりもと思うかもしれない。

私の場合は変わった性格が災いしているので、

私よりもっといい人に出会って幸せに

なってほしいと割り切ってしまうかな・・・

相手を立ててこそ守られる関係もあると思うからね。

それを意気地なしと言われれば

それまで何だけれど・・・

そして武志と薫は結婚する事になるのだが、

ここで武志が事故で命は取り止めるものの

意識は3年戻る事がなかった。

その間宏樹と薫は武志が意識を取り戻すのを

待ち続けるんだけれど、

その間に2人に微妙な気持ちの変化がある。

薫も本当は武志より宏樹に思いを寄せていたけれど、

武志の告白と宏樹の言葉で戸惑いながらも

武志の告白を受け入れた。

しかし武志が事故で意識が戻らない間に

それぞれ微妙な変化があった訳で、

武志の親族も武志の意識が戻らないなら

宏樹と薫が結婚するのが1番良いと思うようになる。

その流れの通り宏樹と薫は結婚する事になるんだけれど、

ここで奇跡的に武志が意識を取り戻す。

この事事態が奇跡何だけれど、

そうなるとこれで再び結婚が白紙になる訳だ。

正直描かれたとおり武志が意識を

取り戻すまでという事を話したけれど、

これも親友だからこそ言える言葉で

これが全く知らない者だったらいえない言葉だ。

そして武志は意識を取り戻したが、

それは短い時間で2人にある事を伝える為に戻ってきた。

武志も告白する時本当は薫の気持ちを

わかっていたのだろう。

しかしそれでも薫の気持ちを振り向かせたい一心で

人の良い宏樹がいるところで薫に告白した。

3人一緒にいれば宏樹も薫も断われないと

わかっていたのだろう。

そして自らの命がわずかと知った武志は

宏樹と薫の本当の気持ちに通じ合わせる為に

2人の幸せを願う。

そして・・・

これは劇場で観てほしいけれど、

誰かが割り切らなければならないケースで

割り切れない場合もある。

武志も本当は薫が宏樹に思いを

寄せている事を解っていたし、

宏樹が薫に思いを寄せていた事も解っていた。

しかし武志は宏樹のように割り切れない性格だった。

しかし死が目前に迫った時にその事を割り切った。

だからこそこの結末のような事になった。

総評としては親友は友達を越えた存在なので、

どんな形になっても変わる事のない関係であり、

それは死ぬまで永遠に続く関係だ。

これが偶数なら最高の組み合わせができるんだけれど、

奇数だと誰かが割り切らなければならない。

それでもその関係が続くのなら

それも1つのさだめと思うしかないのかもしれない。

それぞれの愛は不変なのだから、

それが多少変わったからといって変わるものじゃない。

私がこの3人の中だったら割り切らなければならない

役回りになると思う。

元々大胆に告白するタイプじゃないので

片思いタイプなんですよね。

大胆に言えるタイプと片思いするタイプなら

この組み合わせの関係は上手く成立するかもしれない。

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