7日ドラマ「ハケンの品格」第5話を視聴した。

今回は嘱託社員のリストラ宣告で若い上司が

リストラ宣告を言い渡す辛いシーンと

国税局の査察で粉飾決算の疑いを掛けられ

社内は騒然とする中で嘱託社員の大きな経験が

ものをいうシーンがメインだった。
ストーリー

人事部が小笠原の嘱託契約を打ち切ることを決めた。

小笠原も以前は腕のいい営業マンだったが、

もう会社に残すことはできないということになった。

賢介は部長の桐島から、

それを本人に伝えるよう命じられる。

悩む賢介。

しかし、そのためのリサーチに春子と共に

デパートに出向いた小笠原は、

おもちゃ売り場のゲームに夢中になり、迷子になる。

桐島に小笠原に対する評価を聞かれた春子は、

マーケティング課のお荷物だと答えてしまう。

それを聞いた賢介と東海林は、

春子に 「人を思いやる気持ちはないのか」

と猛反撃するが、

春子に小笠原のことを

「会社に甘えて、危機感がなさ過ぎた」と言われ、

返す言葉がない。

S&Fに年に一度の国税局の査察が入り、

販売二課の過去の小麦の決済に

粉飾決算の疑いがあると指摘される。

ところが、無実を証明する99年度分の伝票は手書きで、

どこかに仕舞い込まれてしまっていて、

所在が誰にもわからない。

時間がないとマーケティング課も応援を頼まれ、

地下倉庫に向かう。

そこへ、春子が無理矢理、

定食屋から小笠原を強引に連れてくる。

小笠原は当時バリバリの営業マンで

その倉庫には何度も足を運んでいた。

そしていとも簡単にその伝票の入った箱を探し出した。

その時、タイムリミットの5時まであと1時間と迫っていた。


以上日テレ「ハケンの品格」HPより

今回は世の中の非情というべきリストラ宣告から始まった。

今の世の中コスト削減と言い続けられている中で

還暦を過ぎた嘱託社員の小笠原も例外ではなかった。

仕事内容でもパソコンを殆ど扱えず、

周りからはお荷物ととられてしまうが、

これはある意味時代と取るべき事かもしれない。

そこで春子が厳しい言葉を投げかけるが、

これはある意味正論に値する言葉だったので

個人的には春子の言葉は納得している。

現在まで1度も転職経験のない人は

どれ位いるのかわからないけれど、

少なくても1度も転職経験なく

今の会社に勤めている人には

厳しいと言いながらその実感を感じられない人も

少なくないかもしれない。

私自身は会社縮小リストラという経験をしているので、

不可抗力で辞めるしかなかった経験をした。

それから世間の厳しい現実を思い知る事になったけれど、

そういう経験をしたからこそ解る現実もある。

まず転職すると一部の実力ある人を除いては

給料が今までより上がると思わない方がいい。

そういう会社というのは

まず相当な経験と高資格を持っている場合に限られる。

求人票には経験者優遇や特定の資格限定などハードルが高い。

そうなってくると特定の経験をした人でない限りは

特に何でもやらされた人には相当不利な条件になる。

私自身がそう何だけれど、

会社で1つの事を集中してやらしてもらった事が無く、

何時も便利屋のように色々な事ばかりさせられた。

会社では色々できる事はいい経験になるというが、

そうしてしまうとその人にとって

何が得意で何がセールスポイントなのか

本人も選ぶ人もわからない。

要するに中途半端な人材になってしまう。

特技は何ですか?

と問われて何でもできる事ですと答えて

あなたはその人を採用しますか?

まず何をさせて良いのかわからないし、

得意がないからごく平凡な力しか

発揮できないと思われてしまうだろう。

しかし特定の事が1つでも得意であれば、

選ぶ方も使い方を定める事ができ、

本人も選ぶ方も違った選び方をせずに済む。

実際その職種に出会えるかは別問題になるが、

私自身の経験では

オールマイティ(何でも屋)になれではなく、

オタク(専門屋)になれ!と説く。

その方がより重宝されやすい。

話しは少し逸れたが、

私自身はリストラというのは

個人的に好ましいとは思わない。

それは人材を有効に活用できていないから

そういう選択になるというのが私自身の考え方だ。

もし経営が圧迫するのなら経営者含め

社員全員の賃金を削減してでも

社員誰1人リストラ宣告しない事を模索する。

その中でそれに不満を持ち去る人は仕方ないが、

1人の社員を切ればその周りの人達に

影響を及ぼすだけに、

1個人の問題だけでは済まない事を

念頭においてやる事だ。

経営の理想と現実の違いはあるものの、

会社によっては今いる人材を有効活用

できていないのではないかとも思う。

確かに今回メインになった小笠原さんは

外部や人事から見たら仕事をしていないと

問われるかもしれない。

しかしそれはその人を活かせる場所に

配置していないからと問えないだろうか?

人にはそれぞれ力を発揮できる場所というのが存在し、

場所を間違えばその人は力を発揮できない。

もちろんそれを見極めるのは難しいが、

物事によっては若いだけでは

解決できない場面もまだまだ多い。

団塊の世代の経験をいかに発揮できる

場所は本当にないのか?

それを確り考えてやればその経験を如何なく発揮できる。

このドラマではパソコンができないから

戦力外という感覚で見られるが、

確かにパソコンはできないかもしれない。

しかしパソコン以外の事で力を発揮できる事はないのか?

と考えてあげる事が必要だ。

パソコンは確かに効率を図れる事が多い。

しかしそれを使いこなせなければ

効率が図れるとは言えず

逆にマイナスになるケースもある。

私自身その人がどうやったら力を発揮してもらえるのか?

を考えた時逆発想で今まで通りのやり方をしてもらって

10の力を発揮してもらった方が

仕事が流れると判断すれば

その方法も1つの手と考えるべきだと思う。

実際私自身そう考えて今仕事しているので、

こういう事をするためのスキルがないと判断すれば、

他の手段で考えるし、その人のスキルに合わせて判断する。

そのスキル判断を誤れば

全ては自分の首を絞める事を

私自身わかっているからなんだけれど、

難しいスキルを求めるあまり10できる事が3になる位なら、

多少何かを犠牲にしてでも10の力を

発揮できる活用術を用いた方がいい。

要するに人も使いようでは2,3しかならない戦力でも

6,7にする事ができるという事だ。

現実に私自身は既に契約書など手書きを

必要とするもの以外は全てパソコンで作成するのが

ベストだと考えているが、

手書きが今でもやっている職場だと

それを変えるのはなかなか容易じゃない。

このドラマでは春子は

「私にはパソコンを教える契約は入っていません!」

と一蹴しているが、

私自身にはそういう契約が入っている・・・

とまあ社命何だけれど、

パソコンスキルをあまり持っていない人が

多いと本当に大変・・・

年配から若手まで数多くの人に教えている事数知れず・・・

おかげで仕事回らない・・・

心境は大前春子さん3ヶ月

お力貸してくださいという感じです。

大前さんみたいな人は確りした指揮力のある人に

指揮権を渡すとかなり効率的に動いてくれる。

次回はバレンタインデーの派遣事情だけれど、

私にとっては・・・

まあ避けて通れない日なのでチョコより

自身のプレゼントを予定しております。

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