8日全国高校サッカー選手権決勝が国立競技場で行われ、

盛岡商(岩手)対作陽(岡山)の試合は

2対1で盛岡商が逆転で勝利し初優勝を飾った。

試合は前半から両チームとも一進一退の攻防が続き

それぞれチャンスを掴むが得点する事が

できず前半を終了する。

後半になると作陽が負傷のエースストライカー村井を

投入し流れを変えようとする。

そして後半11分途中出場の村井のシュートは

ゴールバーを叩くがそのこぼれ球を

DF桑元が決めて作陽が先制する。

リードを許した盛岡商はMF松本に代えて

MF大山を投入し作陽の右サイドを徹底的に突く作戦を取る。

これが見事にハマり、後半26分MF大山の左サイドからの

クロスを後半18分にPKを外したMF林が

左足で決めて同点に追い付く。

その後両チームともカウンターからチャンスを窺い、

後半40分盛岡商はまた左サイドから

MF大山のクロスをMF千葉が決めて逆転に成功し、

そのまま逃げ切り初優勝を飾った。
今大会では強豪と言われる高校が次々と

敗退する波乱の大会となったが、

それだけ全国の高校のレベルが上がってきた証拠でもある。

今回の決勝ではJリーグチームもない岩手と岡山の高校が

決勝に進出した事でも証明された結果となった。

試合的には前半から白熱した戦いが展開され、

両チーム共にカウンターでチャンスを窺う展開で、

ファールも少なくスピーディな展開で進行した。

後半に先に動いた岡山・作陽が試合の主導権を先に握ったが、

ここで後手に回った岩手・盛岡商は作陽の弱点を

確り把握して選手を投入した。

ここで作陽も確りそれに対処すれば良かったのだが、

結局この判断の差がこの試合の明暗を分けた。

采配はその時の状況に応じて対処しなければならないが、

弱点を放置してしまうとその部分を徹底的に突かれるのが

野球もサッカーなどの競技では常で、

その点では盛岡商の監督さんの方が

采配的にも経験でも上だった。

Jリーグが発足して15年になるけれど、

その頃小さかった子供達が今世界を目指そうとしている。

レベルの上がった高校サッカーでも

もう目は世界へと向いている。

ここからまた世界で活躍する選手が

出てくる事を楽しみにしたい。

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