23日Jリーグ第32節が行われ、

アルビレックス新潟はアウエーカシマスタジアムで

6位鹿島アントラーズと対戦し、

1対5で大敗し

勝ち点42得失点差−17で11位に後退し

目標の7位以上が厳しくなった。

試合は前半25分までは一進一退の攻防を繰り広げたが、

後半30分過ぎから新潟の急造右サイドバックを突かれ、

前半35分にFW田代にゴールを許すと、

前半38分にもFWアレックス・ミネイロに決められ

前半で2点のビハインドを負う。

後半早々MFシルビーニョのアクシデントで

交代したMF本間が鹿島の拙い守備を突いて

シュートを放ち1点差にするが、

MFシルビーニョを失った新潟の中盤は機能せず

後半17分に右サイドを突かれDF新井場に、

後半19分にはMFファビオ・サントスに決められ、

後半22分にはFWエジミウソンの

オウンゴールで5点を献上し、

FWエジミウソンが警告2枚で退場になるなど

踏んだり蹴ったりで完敗した。

これでアルビレックス新潟は7位大分との

勝ち点差は2のままだったが

得失点差で圧倒的不利な為7位以上が厳しくなった。
前節でも指摘したんだけれど、

守備面で右サイドを本来MFの松下を

ファビーニョと鈴木慎を同時に使う為に

攻撃力を買って起用しているが、

これがこの試合完全に裏目に出てしまった。

確かにDF三田は守備は良いけれど、

攻撃面では期待できないというのはわからなくないが、

それなら今キャンプで練習した左サイドバックに

鈴木慎吾の起用をした方が本来右サイドバックの内田を

起用する事ができて攻撃オプションも増えるはずなのだが、

なぜその布陣を敷かないのか?

同じ攻撃的なオプションを組むにも

あまりにもこの布陣は練習しておらず

疑問視するフォーメーションだ。

アルビレックス新潟のフォーメーションは4−4−2

GK北野、

DF右SBに松下、CF海本慶、CF中野、左SB内田、

MFボランチにシルビーニョ、寺川、

右に鈴木慎、左にファビーニョ、

FWエジミウソン、矢野

前節と代表戦で中1日のDF千葉と代わって

怪我から復帰した海本慶がスタメンで起用された。

前半はアルビレックス新潟も鹿島と互角の展開をみせていた。

しかし自力で勝る鹿島が次第に

アルビレックス新潟から支配率で上回っていく。

アルビレックス新潟はMFシルビーニョに

故障が発生した事で中盤でボールを回せなくなった事で

次第に押されていく。

前節でも失点したのは右サイドからだったけれど、

この試合もその右サイドを破られた。

前半30分にゴールを許すと、

前半38分にも追加点を許して

押されたまま前半を終了した。

後半からアルビレックス新潟は

MFシルビーニョを代えてMF本間を投入する。

この交代はアクシデントでの交代ゆえ仕方ないが、

やはりアルビレックス新潟はボランチに

シルビーニョを欠くと攻撃面でためを作る事が出来ず、

ボールが回らなくなる。

来季はその辺が補強ポイントになるだろう。

その代わったMF本間が鹿島の守備の乱れをついて

シュートを放ったボールがゴールとなり

1点差としてこれからという時に

アルビレックス新潟の右サイドを

尽く突かれピンチの連続となり、

後半17分に右サイドをDF新井場に破られて

ゴールを許すと鹿島の勢いが止まらず、

後半19分にMFファビオ・サントスに決まられ、

後半22分にはFWエジミウソンの

オウンゴールで得点を献上し、

後半42分にはFWエジミウソンが2枚目の警告で

退場となり踏んだり蹴ったりで試合終了となった。

この試合の最大のポイントはアウエーにも関わらず、

守備を疎かにした結果大量失点を招いた。

特に前節で弱点になっていた右サイドを

全くテコ入れせずに完全に破られた事で

大量失点の連続となった。

DF海本が復帰したものの、

好調だった千葉を欠いた事で

ただですら守備力が落ちていた中で

十分ありえた展開に

これは監督の采配ミスと言われても仕方ない。

現在アルビレックス新潟のオプションで

考えられる最高の守備体系で大量失点したなら

まだあきらめもつくが、

この試合に置いては期限付き移籍で

途中加入したMF松下を本来のポジションでない

右サイドバックで起用した事で

2試合で獲得できたであろう

勝ち点3を落とす結果となった。

この起用はMF松下が好調だった事から

攻撃面を強化する上でファビーニョが復帰するにあたり

鈴木慎と同時に起用するために布いた布陣だった。

しかし今季アルビレックスは4−4−2の

フォーメーションを軸にする為キャンプでは

左サイドバック経験のあるMF鈴木慎を

左サイドバックで起用するプランがあった。

もし攻撃面で守備を兼ねて考えるなら

期限付き移籍のDF内田とMF松下を

慣れたポジションで起用して、

キャンプで練習したMF鈴木慎を左サイドバックで

起用した方が大怪我せずに済んだのではないかと思う。

既にJ1残留を決めたアルビレックス新潟にとっては

7位以上も目標だが、

来季の若手起用もさらに必要な訳で、

期限付き移籍のMF松下をわざわざ

慣れないポジションで使うよりは、

右MFにU−19で活躍した田中を

起用した方が来季の為になるし、

攻撃オプションも増えた。

目標も大事だが来季も大事だという事を

確り認識して戦ってほしい。

今日出場したU−19のFW河原、MF田中は

良い動きをしていただけに、

次節ではFWエジミウソンが出場停止となるだけに、

FWに河原、右MFに田中を起用して、

MF鈴木慎を左サイドバックで起用する

布陣で臨んでみても良いと思う。

そろそろ来季の契約更新しない選手が

公表されるだけに、

来季を見据えながら天皇杯に向けて戦っていければと思う。

残り2試合確り勝ち点6を獲得して

人事を尽して天命を待とう!

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