21日公開の映画「天使の卵」を鑑賞した。

この映画は村上由佳さんの原作「天使の卵」を

映画化した作品で、

19歳の彼と27歳の彼女との

愛した短い日々が綴られている。

22日放送の「天使の梯子」と

連動しているだけに注目作品だし、

何より8歳の年齢差とこの恋愛について

心理分析してみたい作品となった。
19歳の彼と27歳の彼女が8歳差の恋人同士が

付き合うのは実際なかなか難しいと思う。

19歳から見る27歳の女性って

相当大人の女性に見えると思うし、

27歳の女性から見た19歳の男性って

子供っぽい印象があるのが通常かもしれない。

私もその頃って確かに年上の女性って

憧れの存在だったりしたけれど、

実際問題付き合いのは難しいだろうし、

現実的じゃないと判断していた。

この作品に登場する2人はそれぞれのトラウマを抱えて、

精神的に追い込まれていただけに

そういうシュチエーションを

踏まえながらレビューしていきたい。

キャストは

美大に合格しながら工事現場で働き

4年前は美大を志望する浪人生

一本槍歩太演じる市原隼人

高校の国語教諭で4年前は現役で大学に合格し

歩太と付き合っていた斉藤夏姫演じる沢尻エリカ

4年前精神科医で歩太の父親の担当医だったが、

歩太に告白され付き合うことになる

五堂春妃演じる小西真奈美

以上3人を中心に他のキャストと

ともにストーリーは進行していく。

ストーリー

一本槍歩太は、美大志望の浪人生。

斉藤夏姫というガールフレンドがいるが、

満員電車で出会った美しい女性が忘れられない。

数日後、歩太は父親が入院している

精神病院で思いがけずその女性、五堂春妃と再会する。

彼女は父親の主治医だったのだ。

会話を交わすうち、まうます8歳年上の春妃への想いを

募らせていく歩太。

だが、その春妃と夏姫が姉妹であると

わかるのに時間はかからなかった。

やがて歩太のピュアな想いが春妃の頑なな心を動かし、

ふたりは愛を深めていく。

だが、思いがけない運命がふたりを待ち受けていた・・・。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてまず歩太と夏姫が

付き合っていたけれど、

2人は次第に生活リズムの違いからすれ違いになっていく。

そんな中で歩太は偶然電車で春妃と出会った。

ここまでならまああり得そうな

シュチエーションなのでごく普通なのだが、

ここから関係に複雑さが増す。

まず歩太と春妃は8歳の年齢差があった事にあるけれど、

19歳で27歳と付き合いたいと

いう気持ちは確かに理解できる。

しかしこの年齢での年齢差は経済格差が

圧倒的に生じてしまう為に普通なら

27歳の女性の方から断わってしまうのが普通である。

しかしここで登場する27歳の春妃は

精神科医でありながら、精神的に追い込まれており、

その上ある事でトラウマを患っていた。

そういう心理状態の場合

その人は絶望の中にあるだけでなく、

生きて行く事に対する絶望の淵に立っている状態である。

そんな中の春妃には歩太の熱烈なアプローチに押されて、

一瞬だけれど救われた気持ちになっていく。

しかし27歳の女性なので当然

その後の事を確り考えていた春妃は

この恋愛が続かないものだと既に悟っていた。

それが解っていても春妃は歩太を

受け入れていってしまう自分に気付く。

それは夏姫が歩太を好きになった気持ちを

理解してしまったからでもあったけれど、

歩太は何故夏姫より春妃に惹かれたか?

という点を考えると確かに夏姫は好きだった。

しかし夏姫は歩太より確りした女性だった事が

歩太にとって誰かを守りたいという女性から

外れてしまっていたのかもしれない。

その点では春妃は誰かに守ってほしい女性であり、

歩太にとっては自ら描く理想の女性だった。

ただこの19歳の歩太の年齢では

それは理想止まりであり、

現実からは遠く離れたものだった事は否定できない。

春妃は歩太が夏姫と付き合っている事も、

現実もこの時点で全てを抱え込んでしまっていた。

それでも歩太と春妃は結ばれて、

春妃は歩太を受け入れた。

そんな中2人の関係が夏姫にバレテしまい

夏姫は春妃と歩太に強い嫉妬心を抱いてしまった。

それを感じた春妃はこの現実を歩太に話す事をせず、

どうするべきなのかこの時点で既に考えていたのだろう。

そう考えればこのストーリーの結末まで

歩太は春妃が隠していた事実を知らないまま

という事はなかったはずだし、

この時点で春妃は歩太の愛の卵と

共に2人で生きていく覚悟をしていたのだろう。

春妃がこの時現実的に歩太と一緒に暮らせるまでには

長い時を必要としたのだけはわかっていただろうし、

そうなる前に歩太の前から去ろうとしていたのかもしれない。

ただこの先の現実はあまりにも残酷過ぎた。

現在14歳の母のレビュー中なので

結論を出し難いけれど、

ただハッキリ言える事は歩太は

春妃に対して確かに恋していた。

しかしまだそれが愛へと発展するには

あまりにも歩太の経験では経験不足だったし、

春妃の事を理解し切れなかった。

春妃は既にトラウマになるほどの

経験を経て愛する事を理解しており、

歩太の事を理解し、

心理的な気持ちを察することができたからこそ

春妃は最後まで歩太を愛し続ける気持ちを持っていた。

もし歩太が春妃の事を確り理解したのなら

あのような悲劇には至らなかったかもしれないし、

もう少し年齢を重ねていたら

悲劇は避ける事ができたかも知れない。

この事で歩太は長い時間描くことの

出来ない人間となってしまった。

その気持ちは確かに私も理解するけれど、

それを若さゆえの未熟だったと

本当に気付けるまでは

この悲しみや苦しみを乗り越える事が出来ないものだ。

それは個人差にもよるが相当な時間を

要する事になる事は否定できない。

最後の総括として確かに歩太は夏姫という恋人が居ながら、

その姉の春妃を好きになって恋してしまった事は

あまり良い事とは言い切れない。

しかし姉妹である場合どちらかが付き合っていて

もう1人の姉妹を好きになってしまう事は

ないとは言えないだけに、

これも人間である以上良いとは言えないけれど、

その逆もありえる訳で完全否定し切れない面はある。

その代わりその後は相当大変な事になりそうだけれどね。

そして歩太が8歳上の春妃に恋してしまった事は

これも否定できない。

しかしもう少し時を経ていたのなら

この恋愛は愛に変える事ができたとも思う。

ただ好きになるだけでなく、

年齢差のある者同士ならそれぞれの理解が

確り成されないと年齢差を埋めるだけの

理解度が成されないという事だ。

世代が代わると考え方が違ってしまうだけに

年齢の離れた人と付き合う時には

その後の事を考えて付き合った方が

良いと悟ったストーリーだった。

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