4日サッカー国際親善試合、キリン・チャレンジカップ

日本対ガーナの試合が日産スタジアムで行われ、

0対1で敗れた。

試合は前半は急造3バックながらガーナに対して互角に戦い、

チャンスを演出するもゴールを決められない。

後半も同じくチャンスを作るものの、

FW陣が決める事ができず、

後半28分にガーナは右クロスから

MFハヌイが決めて先制する。

日本も最後までゴールを目指したものの

得点を挙げる事ができず敗れた。
試合そのものについてはCBの坪井、闘莉王を

欠いての布陣だったものの、

本来はボランチが本職の今野、阿部が

確り守った事は評価できる。

現在のオシムジャパンだとCBのオプションが少ないので

怪我人が出た時ピンチなのだが、

そのピンチを本来ボランチ(守備的MF)である選手を

回す事により解消した。

これはジーコジャパンではなかった戦術なので

オシム監督のオプションの広さを窺えた。

日本代表のフォーメーションは

3−5−2と4−4−2の併用

GK川口

DF今野、阿部、水本

MF

右SH駒野、ボランチ鈴木啓、山岸、左SH三都主

トップ下遠藤

FW巻、佐藤寿

守りの場合は3−5−2になる

攻めの場合は今野か阿部がボランチに上がり

サイド攻撃に転じる4−4−2となる。

前半は一進一退の攻防で日本はガーナの中央突破を未然に防ぐ。

日本もサイド攻撃からチャンスを作るが得点する事が出来ない。

前半は両チーム無得点で終わる。

後半になるとメンバーチェンジで選手が

入れ替わる事でチャンスと流れを代えようとした

オシム監督はその狙い通りチャンスは演出し続けた。

しかし最後の最後でゴールに嫌われ破る事ができない。

チャンスを潰した事でガーナに反撃のチャンスを

与えてしまい後半28分に失点を許してしまう。

その後も攻め続けたもののFKのチャンスも

活かす事ができずノーゴールに終わった。

試合的には全てが全て悪い訳じゃないし、

収穫としたらこれだけ急造DF

でも1失点で抑える事ができた。

相手が身体能力で勝るガーナだった事を

差し引いても守備面については合格点を与えられるだろう。

ボランチの選手が後ろにいる事でパス回しについては

不安が少なくなるメリットはある分高さの問題を

解決できればこのオプションは

決して悪いオプションではないだろう。

そして最大の問題はやはりFWになる。

今日の先発は巻と佐藤寿人が先発したけれど、

今のオシムジャパンのFWでは

ジーコジャパンより動き回るものの、

技術面ではどうしても劣ってしまう為

前線でキープできる選手がいない。

司令塔とファンタジスタを比較的否定気味の

オシムサッカーでは

やはりFWの決定力を求められるだけに

FWが決めなければこのサッカーは成立しない

という事も実は言える。

ジーコジャパンの時はMFに中村俊輔などの

ファンタジスタがいたので

試合を打開できる選手が多かったけれど、

今のオシムジャパンでは

そういう選手が不在と司令塔、

ファンタジスタを否定しない

私としては戦術面は評価できても

試合を変えられる選手不在なのがマイナス点ではある。

今は色々な若手を試す時期でもあるので、

今のメンバー選考に問題視するつもりは無いけれど、

来年のアジアカップで欧州メンバーを

どれほど選出するのか?

それで今後のオシムジャパンの全容が見えるだろう。

今年一杯は若手の発掘と選手層の厚みを

持たせる戦いに徹してほしい。

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