30日公開の映画「涙そうそう」を鑑賞した。

この映画は沖縄を舞台に血の繋がらない兄妹が

出会ってから過ごした時を綴った

兄妹愛涙のストーリーである。

夏川りみさん最大のヒット曲である

「涙そうそう」を映画化した作品としても話題である。
曲では紅白でも何度も聴いている曲だけれど、

どんなストーリーなのかはあまり考えた事がなかった。

この作品を観て確かにタイトル通り何だけれど

多くのシーンで涙を流す事はそれほど多いとは思わなかった。

ストーリーそのものがハイライト的過ぎた為に

若干時間が少な過ぎた感じもする。

今週は作品が多いので大まかな書き込みを中心になるけれど、

それは後ほど追加するという事にします。

キャストは

自分の店を持つ事を夢に持ち、

ひたむきに生きる青年新垣洋太郎演じる妻夫木聡、

再婚相手の義理の妹で洋太郎の仕送りと働きで

本島の高校に通う新垣カオル演じる長澤まさみ

の二人を中心に物語は進行していく。

ストーリー

2001年春、沖縄県那覇市。

いつか自分の飲食店を出すという夢を持ち、

ひたむきに生きる青年、新垣洋太郎。

彼が何よりも大切にしているのは妹のカオル。

カオルは洋太郎が8歳の時、

母・光江の再婚によって妹になった。

だが義父は姿を消し、母は幼い兄妹を残して天国へ。

以来、洋太郎は母の

「カオルはひとりぼっち。

だから、どんなことがあっても

あなたが守ってあげるのよ」

という遺言を胸に生きてきた。

16歳の時、オバアが住む島にカオルを置いて

沖縄本島に出てきた洋太郎。

それから夢に向かってひとり懸命に暮らしてきた。

そんな彼のところにカオルがやってくる。

久しぶりの再会・・・・・。

カオルも16歳。

この春から本島の高校に通う。

今日からふたりの生活がはじまる・・・・・。

洋太郎の夢が叶う時が来た。

ゼロから自分の店を作る洋太郎。

手伝うカオル・・・・・。

だがいよいよオープンという時になって、夢は崩れ去った。

詐欺にあったのだ。

残ったのは多額の借金。

追い打ちをかけるように洋太郎に訪れる恋人との別れ。

洋太郎の力になろうとするカオル・・・・・。

お互いへの想いがぶつかり合い、兄妹は戸惑いを覚える。

カオルは大学に合格し、

兄の部屋を出る決意をする。

想い合う兄妹の別れ。

それから1年半後、

台風の夜に再会するふたり。

だがその時、

ふたりっきりの兄妹の小さな歴史は、

終わりを告げようとしていた・・・・・。

結末は劇場で確認してほしいけれど、

今回のレビューとしては洋太郎とカオルは

血の繋がらない兄妹という事何だけれど、

確かに長年一緒に兄妹のように過ごしてくれば

恋愛感情よりも兄妹愛の方が圧倒的に強いだろう。

血が繋がっていないので二人は結婚する事も

不可能ではないものの、

例えどんな例になったとしても

二人が結婚する事はなかっただろう。

それが小さい時の約束だったとしても

その感情は男と女の域を越えている。

兄と妹はこれまた対照的で兄は勉強はあまりできないけれど、

妹想いのお人好しで人が良過ぎる為に騙されてしまう。

まあこの点からすると気持ちはわからなくはないんだけれど、

人はあまり信じ過ぎない方がいいという教訓だろう。

騙された為に洋太郎は多額の借金をしてしまう訳だけれど、

ここで洋太郎の恋人の父親から

手切れ金を持参して訪れるんだけれど、

まあ普通それは受け取れないわな・・・

金で何でも解決させようとするその父親の考え方は

間違いとしておくべきだし、

例えそれがなかったとしても

学歴コンプレックスが洋太郎は持ち過ぎていた。

確かに中卒と医大生では難しいと思うんだけれど、

個人的には学歴より相性というのはある。

まあそのコンプレックスがあった為に

洋太郎はカオルを大学に行かせたい

という思いが人一倍強かった。

まあこれは親代わりの洋太郎の願いであり、

望みだったのは否定しない。

でもどうなんだろう?

その望みに対してカオルが望まなければ、

それは洋太郎の身勝手な望みでしかなくなる。

カオルもそんな洋太郎に愛され成長していくんだけれど、

もし二人が赤の他人同士だったら結ばれていたかもしれない。

そんな妹想いの洋太郎は妹の為に無理して

働き続ける事になるんだけれど、

何の為に?

という理由付けは間違いとは言わない。

しかしそれが自分を犠牲にしてまでやってしまうと

何処かで無理がたたるという事はある。

最後のシーンはその典型だったんだけれど、

最後の最後で二人はそれぞれの想いを

伝えられた事は洋太郎にとってもカオルにとっても良かった。

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すべての人の心へ -映画 涙そうそう 兄ィニィと過ごした日々-


涙そうそう


映画「涙そうそう」オリジナル・サウンドトラック
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