16日国別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)

2次リーグ第3戦が行われ、

日本代表は韓国代表に1対2で敗れ、

可能性はあるもののほぼ予選敗退が決まった。

試合は序盤からMLB106勝右腕の朴賛浩に

5回まで抑え込まれ、

日本も先発渡辺俊投手が危なげない投球で

6回無失点に切り抜けた。

しかし8回2番手杉内投手が1死から四球を与え、

続く打者にセンター前ヒットを打たれたが、

途中から入ったセンター金城選手の送球を、

途中から入ったサード今江選手が取って余裕のアウトだったが、

ボールをこぼしてしまい痛恨のエラーで1死2,3塁に、

3番手藤川投手に交代したが、

2番李鍾範に左中間に2点タイムリーを打たれた。

9回には2番西岡選手のソロホームランで1点差としたが、

具台晟、呉昇桓のリレーで逃げ切られた。

予選突破の可能性こそアメリカの2点差以上の敗戦で

残ったが事実上なくなった。
負けるべくして負けた試合だったのかもしれない。

確かに日本は韓国より実力は上なのだと思う。

しかし実力が劣っていても勝てない事がないのが、

野球やサッカーである。

特に投手力という点ではMLB106勝の朴賛浩、

ダイヤモンドバックスで抑えで

ワールドシリーズ経験がある金炳賢、

そしてオリックスで活躍した具台晟が中心となった

投手陣は韓国の継投を支えた。

特に準決勝で朴賛浩を使えないリスクを冒しても、

韓国は日本に勝ちに来た。

つまりアメリカに勝っていても、

負けていてもこの作戦だったのだろう。

短期決戦だけに今日の朴賛浩以外は全て中継ぎ継投で組立て、

相手に的を絞らせない作戦が見事にハマった。

通常多くの投手を使うと悪い投手がいるものだが、

短期決戦に関しては代わる事によって

相手に的を絞らせないメリットがあり、

半年戦うリーグ戦とは違い先発投手より中継ぎ投手が重要になる。

この試合でもしチャンスがあったとすれば、

朴賛浩から1点を取る事だったがが5回まで無得点、

この大会の特長である終盤以降の良い投手が

出てくるパターンに入っていった。

朴賛浩が先発という事で短いイニングでは攻略できないが、

5イニングなら1、2点は取れると見ていたが、

取る事ができなかった。

良い投手になると、長いイニングなら攻略できるが、

1,2イニングでは攻略できない。

その中で日本は7,8回に先発要員である杉内投手を登板させた。

今回日本の編成は先発ありきで編成した為に

中継ぎ投手が少ない編成をしてしまった。

その為常に中継ぎ投手に不安を抱え

藪田、藤田、藤川、大塚投手以外では途中から

合流した久保田、馬原投手を除くと

4,5人しか使える投手がいなかった。

この時点で日本は先発投手が踏ん張って

勝つ方法しか残されていなかった。

中継ぎで戦ったらまず勝つ事が

できない状態だったといえる。

韓国もアメリカも最初から中継ぎ重視で編成した事で

中継ぎを2班に分けたり、

球数に応じて連投可能な状態を作っていた。

日本は先発が潰れたらお終いだった。

この観点から日本がいかに中継ぎ重視に

編成しなかったのかが見えてくる。

最も日本は先発が上、中継ぎが下という風習が

根強く残っているが、

国際大会では投手陣の総合力にかかってくる為に

頭デッカチの編成になり易くなる。

アテネで敗れた時、オーストラリアは先発中継ぎが踏ん張り、

最後は阪神のウイリアムスに抑え込まれて

負けた経験をこの大会でも活かせなかった。

結果的に自滅で負けたが、

中継ぎの弱みにつけ込まれた事は否めなかった。

野球は先発が1回に2点失っても

長いイニングでリードを奪い返せる事はできるが、

中継ぎ&抑えが打たれたら1,2イニングでは

返す事は相当困難だ。

打線が打てなかったのは韓国投手陣の良かったからで

あるからこれはある程度仕方ない。

今日の負けは自滅して弱みを見せ、

戦前に指摘していた李承ヨプが8回の守りで

日本に重くのしかかっていた。

日本はストップ・ザ・李承ヨプ!

をできなかった事が負けの原因だ。

日本はこの敗戦で韓国戦を除く2試合失点が

5失点(自責点4)となり、

アメリカがメキシコに2失点以上の敗戦を

しなければ予選敗退が決まる。

個人的見解だけれど、

まずアメリカがメキシコに負ける事はないだろうし、

ましてアメリカの先発クレメンスが

2失点以上する事も考え難いし、

中継ぎ投手陣の強さを考えれば、

既に予選敗退の決まっている

メキシコでは負ける要素が何処にもない。

神様のお告げがない限りここで終わりという事なる。

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