キャンプインしたのでこのコラムも今回で最終回

として他チームの分析に入ろうと思う。

今まで10月からの5ヶ月色々な事があった。

去る選手、残った選手、入ってきた選手、

疑問の数々も多数あった。

そこを総決算して今季の方針について総括したいと思う。
まず今年と昨年で巨人の何処が変わったのか?

結論としては人は代わったけれど、

やり方は変っていないというのが率直な感想だ。

昨年数多くのベテラン選手を解雇したのは

若返りを払拭する為という向きを感じていた人も多かったはずだ。

しかしふたを開ければ今回補強した選手の多くは

30歳過ぎのベテランばかりであり、

さして代わりはない。

しかも解雇した選手の中に中継ぎの柱だった

ブライアンが含まれていた事で中継ぎ陣の編成が

さっぱり見えてこない。

それに補強選手の中にはディロン、李のように

同じポジションの選手を獲得する悪循環を繰り返し、

前政権時原監督はそういうアンバランスな補強を

理由に辞めたのだと思ったが、

この結果を見る限りその理由ではなかったようだ。

色々問題山積する中で明らかに若手育成を放棄した

という事だけは確かなようだ。

これで優勝できなければまた若手育成の放棄が続く事だろう。

そして肝心要の投手陣だが先発陣については

先発枠5,6に対して12以上と

数が多過ぎて正直こんなにいらない。

それより中継ぎ陣の充実を計らなければならないのに、

このポジションの編成が抑えの豊田投手と中継ぎ前田投手以外

ほぼ白紙状態というのが非常に気に掛かる。

一次政権時河原投手が抑えを外れてから魔の8回が

続いた事は記憶に残っている。

今の野球は昔と違い先発完投は殆どないだけに

中継ぎの充実が鍵を握っているだけに、

このポジションを本当に構築できるのか?

それが現段階で見えてこない。

昨シーズン林、久保、木佐貫投手が中継ぎで

結果を出していただけに先発が多数のところで

3人を先発に回す理由が正直ない。

むしろ彼らを中継ぎでスタンバイさせる事で

中継ぎに厚みを持たせる事で中継ぎ陣の負担が減り、

先発陣にも安心感を与える相乗効果が生まれるのだが、

それをするかしないかで今季の流れが大きく

左右されるのだけは確かだし、

一次政権時の反省を活かしているか?

そこに注目したい。

打線については正直思い通りになる可能性は0に等しいが、

これは怪我人など流動的な部分もあるし、

何よりバレンタイン監督のように猫の目打線というケースもある。

これは今のところ口を出すパターンじゃない。

ここはお手並み拝見と行きたい。

私としては投手専門として投手陣が確り立て直せるのか?

この点に注目したい。

この2年投手出身監督とは信じ難い

史上最悪の監督の時代遅れ采配並びに

時代遅れ理論に投手陣が壊滅しただけに

この2年何を見ていたのか?

その点に注目したい。

そして野手陣については確り守備力を重視するのか?

それとも攻撃力重視するのか?

この点についても注目したい。

これらでミスをするようならこの2年現場放棄した事を

踏まえても徹底的に厳しい追及をする事になる。

それだけじゃない。

もちろんこの現状として原監督の示した主役に

対しても色々問題が多過ぎるゆえこの点については

原監督の方針を拒否する。

私の思いとすれば、

長嶋終身名誉監督の伝道師である

高橋由伸、上原浩治、二岡智宏選手らをメインとして

主役にして周りが盛り立てる事こそ

巨人再建への一歩と考えていたが、

原監督は未来のない人を主役に指名し、

何とかの伝道師という事まで言い、

夢は無限と言う始末、

悪い事に夢の続きはないという

私の方針とすれば原監督の方針を

拒否する道を選ぶしかない現状でもある。

いずれにしても今年優勝できなければ

原監督の責任問題は避けられない。

2年間この現実から逃げず戦ってきた

多くの選手と人達にとって2年間敵前逃亡した

指揮官に対してごめんなさいで済むとはまず考え難い。

その事で不信感を募らしている人も多い事も事実だし、

主役にした人に対するグレーな部分に

対する不信感がある事も事実だ。

失敗は死を意味する今季の戦い。

敗戦時には確り監督と主役の責任問題には徹底的に追及するつもりだ。

この5ヶ月で正直目が覚めて良かったと思っている。

原監督の性格上そうするだろうと読んではいたものの

いざそうなるとやはり長年愛し続けた人と

刺し違えなければならないというのも正直辛い現実かもしれない。

原監督の愛というものを理解してしまった以上

その愛を拒否しなければならない運命なのかもしれない。

まあそうは言っても他の選手達に対しては

確り前面バックアップをしていくので、

チームそのものを拒否する事ではない。

高橋由伸、上原浩治、二岡智宏ら多くの選手の活躍を期待しているし、

彼らが主役になればチームは優勝できると信じている。

彼らと共に戦う今季はチームというよりは

選手と共に戦うシーズンになっていくだろう。

(終わり)

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我慢


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