中日は13日FAで巨人に移籍した野口投手の人的補償として

小田幸平捕手(28)の獲得を発表した。

今回の獲得は中日谷繁捕手の2番目捕手が

急務という事での獲得となった。

今回の野口投手FA補強と小田捕手との事実上のトレードと見たら

明らかに巨人の方が損をした感じがある。
元々私自身野口投手の獲得には反対していた。

豊田投手のように中継ぎ&抑えの強化こそ急務である以上

このポジションでリスクを伴うのはある程度覚悟する必要がある。

しかし野口投手の場合は先発投手としての補強であり、

ただですら先発候補多数なのに中継ぎのブライアンを構想外に、

久保、木佐貫、林投手を先発に戻そうとしているのだから、

明らかに補強ポイントを間違っている。

これでもし久保、木佐貫、林投手3人を先発に戻したら、

いくら豊田投手がいるからといって

そこまで繋ぐ投手が前田投手しかいない。

そこに新外国人に先発候補のグローバー、

さらに新人の多くは獲得したものの、

多くの投手は投げるまでわからないのが実情であるし、

野間口、内海、西村投手らもおり、

先発だけで10数人いる事になる。

一昔前までは先発はマラソンのように例えられたが、

現代野球では駅伝であり、

全てのバランスの取れたチームが年間安定した

ブルペンを回す事ができる。

今の巨人の補強は明らかに頭でっかち補強と言うべきだろう。

とにかく数だけ揃えて全体の構想が全く見えてこない。

先発は上原投手、抑えが豊田投手が決まっている位で

この時点で来季の中継ぎ編成がサッパリ見えてこない。

とにかく見えないんだ。

小田捕手の獲得した中日の反応は結構好評であり、

谷繁捕手に次ぐ2番手捕手として期待している人が多い。

これらの反応を見る限り小田捕手には良い移籍話になったと思う。

確かに巨人に在籍し続けても阿部捕手がいる限り

常時出場する事は殆ど不可能に近く、

万年2番手捕手で終わったかもしれない。

しかし中日は谷繁捕手があと4年位が目処と

見たら十分正捕手を狙える可能性がある。

そう考えれば今回の補強は明らかに巨人が損した事になるだろう。

少なくても野口投手が2桁勝てなければ

確実にこの獲得は失敗だろう。

原監督直々に望まれた事らしいが、

原監督の構想に疑問を大きく感じる今日この頃である。

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