主人公たちについてのその3では前回の予告通り

デュランダル・タリア・レイについて書こうと思う。
まず今回の最大のキーマンであった

プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルが

初代ガンダムでシャア・アズナブルを演じた

池田秀一だった事でもこのディランダルが

物語の鍵を握っている事が伺えた。

彼の唱えたデスティニープランは間違ったプランとは言えないだろうが、

これを最終的に全てに対して強制させるという事に

走ったのがこの物語の暴走となった。

しかしそのプランの全容が見えるまでは

デュランダルの言う事が本当に正しく聞こえる

演説の上手さはシャア・アズナブルを演じた

池田秀一だったからこそできたと言っていいだろう。

実際にはデュランダルの思想は前回のキーマンだった

ラウ・ル・クルーゼと親交があったからこそ

遺伝子工学の権威として考えた結論だろう。

自ら望んだ事が望めなかった過去は恋人だった

今回のミネルバの艦長として活躍した

タリア・グラディスとの関係がそうさせたのかもしれない。

タリア・グラディスは今回主役戦艦として活躍した

ミネルバの艦長として前回と今回の主役戦艦である

アークエンジェルのマリュー・ラミアスとの死闘を演じた。

本来ならミネルバとアークエンジェルが

戦う事を望まなかった2人の艦長だが、

戦争が主役の2戦艦との戦いの運命から逃さなかった。

艦長同士の力量はタリアもマリューも互角だった。

しかし決定的な差があったとすれば経験だろう。

前対戦で殆ど援護も補給もなく戦い抜いた

アークエンジェルとザフトの支援を随所に受けた

ミネルバでは修羅場の差は歴然だった。

その結果ミネルバはアークエンジェルの前に敗北して月に墜落した。

そしてレイ・ザ・バレルはラウ・ル・クルーゼの

クローンとして自分の運命を呪った1人だった。

やり方こそラウ・ル・クルーゼとは違ったものの、

目指した先はラウ・ル・クルーゼと同じものだった事だけは確かだ。

ただラウ・ル・クルーゼと違うのは全てを滅ぼそうとするのではなく、

序々に滅ぼそうとした点だった。

人は言葉で巧みに操れば正しく聞こえるものである。

その言葉でシン・アスカも彼の言葉に操られて

暴走する結果を招く事になった。

でもその行動に対してキラ・ヤマトは

「命は何にだって1つだ。その命は彼じゃない!」

と言って彼の自縛を解き放った。

彼が本当にほしかったものは寿命ではなく、

暖かい母親のぬくもりだったもかもしれない。

最後のシーンでは溺愛されたデュランダルを自ら撃った。

自らの過ちを間違いを清算するように・・・

あのラストシーンではデュランダルを撃つなら

タリアだと思ったがこれは意外だった。

ラストシーンのデュランダル・タリア・レイが散っていく

光景は3人が望んだ本当の光景だったのだと思う。

それは遺伝子というなの運命が導いた結末だったのかもしれない。

次はファントムペインの3人について書こうと思う。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY 10


機動戦士ガンダムSEED DESTINY 7

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