27日ドラマ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」第4話を視聴した。

今回は柊がフェイク動画を加工した犯人を探し出そうとしていた。しかし柊はこれまで誰1人として殺していない事がわかり、その真相が次第に明らかになろうとしていた。一方で警察はある半グレグループをあるタレコミにより追いかけていた。

そのタレコミをしたのが柊であり、柊はこの半グレグループに関わった可能性が高い甲斐に自分の家庭の状況から半グレグループに澪奈を20万で売ろうとしていた事が発覚し、それにより半グレグループが澪奈の自殺と関係している事が明らかになる。

柊は甲斐にこれまで誰も頼らずに逃げている事と現実と向き合わない事を解いて甲斐が半グレグループに動画を渡した事を白状した事で警察が半グレグループの摘発に成功し、甲斐の家庭問題も解決したが、柊は突然倒れるシーンがメインだった。


ストーリー

澪奈の死の鍵を握る疑惑のフェイク動画撮影者は、里見だった。しかし、その動画の撮影を指示した人間は別にいる……。一颯は、その正体が誰なのかと生徒たちに尋ねる。勿論、誰も名乗り出るはずもない……と思った矢先、挙がる一人の手。その手の主は甲斐だった――。

甲斐が罪を認める中、一颯は甲斐の後ろに更なる黒幕がいるはずだと追求する。だがそれを認めない甲斐。すると一颯は甲斐が真実を明らかにしなければ次は10人の生徒が犠牲になると告げる。戦慄する3年A組。
甲斐から情報を引きだそうとする生徒たち。だが、口をつぐむ甲斐にさくらは自らを奮い立たせ、甲斐に言葉を投げかける。しかしそれでも何かを語ることはなく、一人教室を出て行く甲斐。だが、そのさくらの勇気に心を動かす生徒が現れる。次第に、動き出す教室内の空気。

そして、夜8時が近付く。いら立った男子生徒が甲斐に迫り、3年A組は一触即発状態に。甲斐は一颯に「お前が勝ったら洗いざらい吐いてやる。ただし、俺が勝ったらみんなを解放しろ」と、闘いを挑む。
一颯が3年A組に放つ、魂の授業とは――。

以上日テレHP3年A組 ―今から皆さんは、人質です―より


今回は大きく山が動いた4日目になったが、この時点でこれまで殺されたと思われた6人が誰1人殺す事なく匿っていた事が明らかになる。どうやら柊は誰1人殺すつもりはないという事はここで明らかになってきたが、ならばどうして柊はこんな立てこもり事件を起こそうとしたのか?というのが今回である程度見えてきた。

柊はどうやら余命僅かの病気を患っている事は間違いない。五十嵐理事官とのやりとりで体の事を聞いている以上柊の体は相当蝕まれているのだろう。余命僅かとなれば当然この事件が終わるころには命尽きるのは間違いないと言える訳だが、では柊は人質にした29日の生徒に何を教えようとしているのか?という事だ。

この状況では生きるという事が非常に大切になる訳で、精神的にも極限状態に追い込まれている29人の生徒はその中で命の大切さを教えようとしている。そして何よりも生徒1人1人と向き合うにはこれだけの極限状態にしないと澪奈が自殺した事を解決しない限りこの生徒たちは卒業できないという事でもあるし、事件は迷宮入りする事になる。

その点からも余命僅かというのが柊にとってキーワードになり、そして澪奈の自殺の真相を生徒全員が知る事でそれぞれが抱えていた問題を解決させようとしているのは間違いない。

そして今回は動画を加工した人物は誰なのか?に辿り着くために甲斐という生徒がターゲットになったが、甲斐は母親が脊髄損傷で動けなくなって家の事を1人で抱え込んでいた。それをクラスの生徒は誰1人知らずにいたのだった。そして澪奈との関係は半グレグループに澪奈を紹介する事で20万のお金を受け取れるという事だった。

しかし澪奈を連れてきた先で澪奈は誘拐されそうになり、甲斐はそれを直前で阻止していた事も明らかになる。甲斐も当初20万というお金の話がなければこんな事をしなかったと言えるが、こういう話を受け入れてしまった原因が母親の面倒をみる為だった事を柊は事前に知っていたという事だろう。

だからこそ柊は甲斐が誰に動画の加工を頼んだのかを白状させてこれまでの事を反省させる必要があった。そしてこの軽率な行動が澪奈の自殺に繋がってしまった事を受け止めさせようとしたのだった。そして甲斐は動画は半グレグループに渡した事を白状した事が郡司刑事らに伝わり、郡司刑事は半グレグループの摘発に成功した。

しかしその直後柊は倒れてしまう。そしてさくらが6人の生徒たちは誰も殺されていない事をみんなに伝えた事で柊と生徒の関係は大きく変化しようとしていた。

次回は警察部隊は突入を試みようとしていた。しかし生徒たちはそれを阻止しようと動くという予想外の展開になっていく。果たして柊は次の黒幕から澪奈の自殺の事を聞き出す事はできるのだろうか?柊と生徒たちの関係に注目だ。






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